世界はオンラインに向かっていますが、本人確認する手段はオフラインの世界のまま進化しているとは言えません。クレジットヒストリー(信用履歴)のない人や、あっても十分にない人は、無数にある日常的なサービスにアクセスすることができません。当社の ID 認証テクノロジーがあれば、このように不便な思いをしている人もそれぞれ必要なネットサービスにアクセスできますし、企業側も、信頼できる未知の顧客にアクセスすることが可能となります。
しかし、アナリストが懸念する問題点の1つは、ネットワークの能力を十分活用できるほどのユーザを同社が集められるかというものだった。Sigfox はこれまでに、小ぶりの情報パケットを無線ネットワークに乗せるエネルギー効率の高いモジュールを販売し、ネットワーク利用のサブスクリプションに課金するという方法をとってきた。Admiral Blue というこのモジュールの料金は1ユニットあたり2米ドルだが、現在この金額を引き下げるよう努めているという。
この発表が行われたのは、独自の IoT 通信ネットワークを展開している通信規格会社や電話会社との競争にますます直面するようになっているためである。プラハでの講演にて、Sigfox の共同設立者兼 CEO の Ludovic Le Moan 氏は、よりコネクティッドな世界のビジョン実現に向け、同社は順調な歩みをしていることに自信を見せた。
Le Moan 氏はステージ上で次のように述べている。
これは SF の世界でもフェイクでもありません。私たちが実際に行っていることです。コネクティビティとは水の流れのようなもので、電気みたいなものなのです。