
GitHubは、ボットをベースにした新しい学習ラボを立ち上げた。経験の浅い開発者が、GitHubでできることをすばやく身につけられることを目的としたものだ。
サンフランシスコに拠点を置く、コードホスティングプラットフォームのGitHubは、8000万のレポジトリーをホストし、2700万のユーザーが登録しているという。最近、事業開始10周年を祝ったばかりだ。
最近では、数多くのコラボレーションに注力したツールをローンチしてきた。たとえば、プロジェクトの計画立てや情報共有をサポートするためのチームディスカッションツールや、リアルタイムにコーディングをコラボレーションできるテキストエディターAtomの新機能などだ。
実際、開発者やチーム間のコラボレーションは、GitHubが動く際の主軸機能となっている。これはさらにトレーニングへと発展し、同社のトレーニングチームはこれまで対面やリモートで、GitHubプラットフォームの使い方に関するトレーニングセッションを提供してきた。
今月19日に正式ローンチとなったGitHubラーニングラボは、GitHubの過去のトレーニング実績に基づいている。ただ、今回はボットが学習プロセスを促進している点が新しい。ビデオカンファレンスやウェブキャストは含まれていない。

同社は公式ブログで次のように述べている。
「Git とGitHubの使い方について過去に何千もの人々をトレーニングしてきた経験から、GitHubトレーニングチームは、新しい開発者がより情報を定着させ、ソフトウェア開発を始める際に迅速に成長できるように、テストで効果が実証されている方法を確立しました。GitHub ラーニングラボがあれば、開発者はどこででもこの体験にアクセスすることが可能になります」
プルリクエストをチェックしつつ取り組んでいる作業のコメントをパスする、加えた変更を通知するなどのレポジトリ環境のいくつかの課題をについて、ボットがユーザーをガイドしていく。
ボットが特定の質問に答えることができない場合は、GitHubラーニングラボフォーラムを通して、人がサポートを提供する。サポート提供者には、外部の専門家やGitHub社内のトレーニングチームの人が含まれる。
現在、GitHub学習ラボが提供しているのは以下の5つのコースだ。コースは今後増える予定である。
- GitHubのイントロダクション
- Markdownを使ったコミュニケーション
- GitHubページ
- 自分のプロジェクトをGitHubに移動させる
- マージコンフリクトを管理する
(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待