Softbank や SBI グループなどの大手企業が、急成長を見せるベトナムの e コマース市場に出資し、大きな賭けに出た。
ホーチミン市に拠点を置く Sendo は、シリーズ B ラウンドで5,100万米ドルの資金を獲得した。同ラウンドは日本の金融サービス大手、SBI グループがリードした。
他の出資企業として、SoftBank Ventures Korea や BEENOS、姉妹企業である BEENEXT などが参加している。
Sendo によると、調達した資金は同名の消費者間取引(C2C)向けポータルサイトの改善、企業対消費者取引(B2C)の新マーケットプレイス「SenMall」のローンチのために使われるという。
また、モバイルウォレット・デジタル決済プラットフォーム、SenPay の利用者拡大にも充てられる予定だ。
Sendo は個人のベンダーや小規模起業家、零細企業のオンライン販売、ベトナム国内における格安配送の支援を目的としている。これまで、63の省で30万以上の販売業者、数百万のバイヤーにサービスを提供しているという。
とりわけ、ハノイやホーチミン市を除いた第2級の都市エリアをターゲットとしており、その人口はベトナム全人口(約9,500万人)の74%を占めると言われている。
総流通総額(GMV)は年換算で3億3,000万米ドルに達し、2020年までに10億米ドルを上回ると同社は予想している。
ベトナムの e コマース市場において Sendo は昨年、およそ11%のシェアを獲得したことが iPrice の調査で明らかとなった。なお、トップに立っているのは Lazada で、シェア19%である。
シリーズBラウンドでは、新たな出資企業として大和 PI パートナーズや SKS Ventures が参加。以前の支援者である eContext Asia や FPT Group も参加した。
【via Tech in Asia】 @techinasia
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