従業員向けメンタル分析&トレーニングの「emol work」がβローンチ、2,000万円をシード調達——F Ventures、MIRAISE、個人投資家3名から

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emol のチーム。最左が CEO の千頭沙織氏
Image credit: Emol

ウェルビーイングを実現するメンタルトレーニングサービスを提供するエモルは2日、シードラウンドで2,000万円を資金調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、F Ventures、MIRAISE、山本敏行氏(Chatwork 創業者、現 MyCSO)、松村映子氏(バスケット創業者)、海野弘成氏(Increments 創業者)。調達した資金は後述する emol work の開発・マーケティング強化に充てる。

同社は2014年、現 CEO の千頭沙織氏により創業(創業当時の社名はエアゼ)。喜怒哀楽など感情を記録し、AI ロボットと記録し、過去の感情を振り返ることで、よりポジティブなメンタル状態を支援するアプリ「AI 感情日記 emol(エモル)」を昨年4月にローンチ。このアプリはノンプロモーションながらダウンロード回数は15万回、AI ロボットへのメッセージ送信は700万回に達しているという。

Image credit: Emol

AI 感情日記 emol は C 向けの無料サービスとして提供されているが、このアプリを通じて得られた統計情報によれば、ユーザ全体の56%が社会人であり(他は主婦やが学生など)、やりとり内容の会話属性の61%がメンタルに関するものであり、さらにそのうち40%が具体的な対応策に関する情報が欲するものだった。この結果をもとに、B 向け(B2B2E)の福利厚生プログラムとして編み出したのが、今日βローンチを迎えた「emol work(エモルワーク)」だ。

emol work は、エモルの VP of Psychology である大江清香氏を中心に開発された、心理学に基づいたデジタルを使ったメンタルトレーニングのメニューで構成されている。これまでにも従業員のメンタル状態を把握・分析したり、予防したりするアプリやプラットフォームはいくつか存在するが、emol work は定量的分析と自発的施策の両方を提供できるのが特徴だ。定量的分析を提供するサードパーティーと提携して、emol work が自発的施策のサービスのみを提供する可能性もあるという。

Image credit: Emol

エモルでは今後、従来からいる従業員への福利厚生プログラムのほか、新入社員のメンタル面でのケアに役立ててもらうアプローチで企業に導入を図っていく方針。来年2月、3月くらいから新入社員の研修が始まる企業も多いため、このタイミングでのβローンチに漕ぎ着けた。今年末からは、東京に拠点を置く大企業との協業を狙うアクセラレータへの参加も内定しているようだ。将来は蓄積したデータをもとに HR 領域にも進出し、「感情の Google を目指す」としている。

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