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東京都の「TOKYO STARTUP GATEWAY」、第5期デモデイを開催——ペット業界にトークンエコノミーを導入する「parnovi」が最優秀賞に

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Tokyo Startup Gateway(TSG)は、若く起業家精神に満ちた人々と、テクノロジー、通信、交通、食料、環境などのジャンルで、世界的なインパクトをもって社会に貢献できるスタートアップのビジネスコンセプトを紹介するイベントだ。12月1日、その決勝ファイナルが東京タワー近くにある STAR RISE TOWER で開催された。 TSG は今年のテーマを「THE GAME CHANGER …

左から:東京都知事 小池百合子氏、審査員の各務茂夫氏、最優秀賞を獲得した遠藤玲希央氏
Image credit: Tokyo Startup Gateway / ETIC.

Tokyo Startup Gateway(TSG)は、若く起業家精神に満ちた人々と、テクノロジー、通信、交通、食料、環境などのジャンルで、世界的なインパクトをもって社会に貢献できるスタートアップのビジネスコンセプトを紹介するイベントだ。12月1日、その決勝ファイナルが東京タワー近くにある STAR RISE TOWER で開催された。

TSG は今年のテーマを「THE GAME CHANGER ARISES. 起動セヨ。遊ビダセ。」と設定した。起業家からのビジネスコンセプトプランは2018年5月から受け付けられ、1,229件を超える応募があった。数回の選抜を」へて候補者が絞り込まれ、最終的に10名のファイナリストがこの日、決勝ファイナルに登壇しピッチした。

今回、受賞者を決める最終審査を行った4人の審査員は次の方々。

  • 東京大学 教授/産学協創推進本部イノベーション推進部長 各務茂夫氏
  • アクセルスペース 代表取締役CEO 中村友哉氏
  • meleap CEO 福田浩士氏
  • Waris 共同代表 米倉史夏氏

加えて、東京都知事の小池百合子氏もイベントに駆けつけた。

Image credit: Tokyo Startup Gateway / ETIC.

最優秀賞は、トークンエコノミーを導入することで、ペット業界でビジネスと倫理を両立させるアイデア「parnovi(ぱるのび)」を提案した遠藤玲希央氏が獲得した。遠藤氏は、審査員ではなくイベントに参加した700名あまりの聴衆の投票によるオーディエンス賞も獲得した。

遠藤氏は東京大学獣医学科内科研究室に籍を置く学生だ。トークンエコノミーを基盤としたペット系の口コミ情報プラットフォーム「parnovi」を企画・考案している。日本国内のペット関連サービス、店舗(ペットショップ、おもちゃ、ペットホテル、獣医など)の検索、ユーザレビューができるポータルサイトを構築し、サービスやレビューを投稿したユーザは独自通貨を受け取れるというもの。

実際に、一部のレストランレビューサイトなどでは、そのビジネスモデルから必ずしも中立的でない情報が提供されたり、ユーザ視点の評価機能が不十分であったりする問題も存在する。幼い頃から動物と触れ合う機会の多かった遠藤氏は獣医師になる道を目指し、彼の目の前にある社会問題をトークンエコノミーの力を使って解決しようとする姿勢が評価された。

<参考文献>

他の受賞者やファイナリストは次の通り。

Image credit: Tokyo Startup Gateway / ETIC.

【優秀賞】

  • 清水章矢氏  10分1,000円からの治療をしない予防歯科 Hakara
  • 丸山亜由美氏 アート&’デザインからワクワクできるヘルスケアをつくろう

【オーディエンス賞】

  • 清水章矢氏  10分1,000円からの治療をしない予防歯科 Hakara
  • 遠藤玲希央氏 トークンエコノミーでペット業界からビジネスと倫理を両立させる

【他のファイナリスト】

  • 伊勢川暁氏  AIで会議を短く創造的にする「minmeeting」
  • 稲葉可奈子氏 「子どもをのぞんでいる人が産める」当たり前のことが当たり前な世の中に!
  • 加藤洋平氏  もっと手軽にもっと美味しく!280年ぶりの「日本茶」革命
  • 齋藤佳奈氏  日本の衰退する伝統楽器「三味線」をCOOL JAPANへ!
  • 田ヶ原絵里氏 食べられないものがある31億人の外食を救うスマホオーダーアプリ
  • 東使勇樹氏  その方らしさに、深く寄り添った当て字の贈り物
  • 樋口雅範氏  次世代の教育インフラの構築による、教育格差の改善
Image credit: Tokyo Startup Gateway / ETIC.

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より多くのスタートアップ支援に向け、努力は繰り返される〜東京都主催「スタートアップTOKYOセミナー2018」から【ゲスト寄稿】

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。 「スタートアップ、スタートアップ、どこででも……」 6月は、東京はオリンピックだけでなく、5月にその名を汚すこととなったアメリカンフッドボールのラグビーW杯など、さまざまな国際イベントを活用して、本格的な取り組みを立ち上げようとしているようだ。一方、東京都知…

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


東京開業ワンストップセンター(TOSBEC)
Image credit: Invest Tokyo

「スタートアップ、スタートアップ、どこででも……」

6月は、東京はオリンピックだけでなく、5月にその名を汚すこととなったアメリカンフッドボールのラグビーW杯など、さまざまな国際イベントを活用して、本格的な取り組みを立ち上げようとしているようだ。一方、東京都知事の小池百合子氏は、築地市場や開発・環境問題などの障害の問題解決を強いられてきた。

東京都は5月28日、貿易振興機構(JETRO)Invest Japan Center と共に「スタートアップ TOKYO セミナー」という会合を開いた。その後もスタートアップに特化したイベントが続き、スタートアップの役割が強調された5年に一度の防災イベントで最高潮に達した。これは、「スタートアップマントラ」でも唱えようというのか。

外資系スタートアップにとって、東京の親しみやすさを強調するために、スタートアップ TOKYO セミナーは JETRO 本部や Invest Japan のオフィスの隣にあるアークヒルズサウスの WeWork 施設で開催された。都知事が短いスピーチを行って、このイベントの開会を宣言した。実際のところは、彼女が到着するまでの間、参加者らは東京のメリットを賞賛する彼女のビデオを何度も見なければならなかった。

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東京都知事 小池百合子氏
Image credit: Invest Tokyo

Invest Tokyo

フィナンシャル・タイムズ(現在は、日経が所有していることを付け加えておく)などのメディアは東京が住む上で最良の都市であると伝え、国家戦略特区の恩恵によって、東京開業ワンストップセンター(TOSBEC)は、スタートアップの会社設立や、外国企業が支店や子会社を設置する上での支援を提供していると、都知事は述べた。

WeWork 日本法人の CEO Chris Hill 氏は、今年の初めに、同社が東京に進出を始めた背景について語った。その後、Hill 氏のスタッフがプレゼンテーションを行い、参加者らを招いて WeWork 内の施設見学に案内した。これと並行して、おうちデトックスの大橋わか氏夫妻の体験紹介など起業家とのネットワーキングも行われた。

アメリカ人ビジネスマンの Erek Yedwabnick 氏は、国際インターネットコンサルティング会社 Webguru を代表して講演した。彼は、web に詳しい多国籍出身者からなるチームの持つ知識と、彼の日本人の妻による言語サポートをもってしても、TOSBEC 無しでは、迅速に拠点を開設することは非常に面倒だっただろうと指摘した。これと同様に、Webguru は今後、知的所有権問題などで TOSBEC に相談する必要があるようだ。

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WeWork Japan CEO Chris Hill 氏
Image credit: Invest Tokyo

事業拡大

おうちデトックスについて、代表の大橋氏は事業拡大について説明した。元看護師で、さまざまな品物のコンパクト収納のノウハウを身につけた彼女は個人レベルで事業を開始し、日本で「汚部屋」という社会問題の解決で共感を集めた。彼女は組織的に事業を拡大し、法人化するために IT リテラシーとビジネスコンピューティングの力を高めた(大橋の夫もまた、計算が得意な人物だ)。

大橋氏は現在、現地パートナーを得て、京都への事業拡大を図っている最中のようだ。京都のような歴史豊かな地域では、価値のある品物が家宝であろうと(カゴの中のりんご1個がダメになると、同じカゴに入ったりんごが全部ダメになってしまうという、古いことわざがある)、貴重な文書であろうと、それが残念にも腐敗してしまう可能性があるので、適切な保管方法の専門知識を活用できるだろう。

興味深いことに、清潔な保管庫はアジア太平洋全体で良好なビジネスになりつつある。拡散するアレルゲン(アレルギー源)や感染症を減らすための必要性だけでなく、この地域には自然や人工のダモクレスの剣(訳注:繁榮の最中における危険)が存在するので、適切な保管とメンテナンスのための準備は、自宅や職場(そして、コワーキングスペースも)で新しい需要を形成すると予見されている。

おうちデトックス CEO 大橋わか氏
Image credit: Invest Tokyo
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東京都主催の「TOKYO STARTUP GATEWAY」、第4期デモデイを開催——小型機とパイロットのシェアサービスが最優秀賞に【ゲスト寄稿】

本稿は、東京を拠点とする写真家でライターの Jerry Suppan 氏による寄稿である。オリジナルはこちら。 Tokyo Startup Gateway は、若く起業家精神に満ちた人々と、テクノロジー、通信、交通、食料、環境などのジャンルで、世界的なインパクトをもって社会に貢献できるスタートアップのビジネスコンセプトを紹介するイベントだ。今年は東京タワー近くの新しい会場で開催された。 イベントの…

本稿は、東京を拠点とする写真家でライターの Jerry Suppan 氏による寄稿である。オリジナルはこちら


Tokyo Startup Gateway は、若く起業家精神に満ちた人々と、テクノロジー、通信、交通、食料、環境などのジャンルで、世界的なインパクトをもって社会に貢献できるスタートアップのビジネスコンセプトを紹介するイベントだ。今年は東京タワー近くの新しい会場で開催された。

イベントの運営などを担当する、東京の NPO である ETIC. を通じ、このコンテストの参加者らは、自らの起業コンセプトを立ち上げる機会を求めて、11月18日に最終プレゼンテーションに臨んだ。

起業家からのビジネスコンセプトプランは2017年5月から受け付けられ、1,300件を超える応募があった。2017年7月から8月にかけ、最初の選抜で応募者は約180人にまで絞り込まれた。9月から10月には、2回目の選抜を経て候補者は約30人にまで絞り込まれた。そしていよいよ11月に最終段階を迎え、今回のイベントに参加する10名のファイナリストが選抜された。

審査員

受賞者を決める最終審査を行った4人の審査員は次の方々。

  • 東京大学 教授/産学協創推進本部 産学連携研究推進部長 各務茂夫氏
  • Tokyo Otaku Mode 共同創業者/CEO 小高奈皇光氏
  • Forbes JAPAN 副編集長 兼 WEB編集長 谷本有香氏
  • スマイルズ 代表取締役社長 遠山正道氏

ファイナリスト

10人のファイナリストの中から、採取的に4人が受賞者に選ばれた。

小幡重人氏

  • 最優秀賞:賞金100万円と受賞トロフィー
  • 事業概要:誰でも小型機とパイロットをシェアできるプラットフォームを作り、空の世界も「所有から利用へ」移すことで個人で自由に空を使える世界を実現する。

橋本雅史氏

  • 優秀賞:賞金50万円と受賞トロフィー
  • 事業概要:夢を医療や研究に生かしたり、夢で仕事のヒントを得たり、夢の中を自由に動き回り楽しんだり。そんな「見たい夢を見る」技術の開発を目指す。

Milme 氏

  • 優秀賞:賞金50万円と受賞トロフィー
  • 事業概要:独立を希望する18・19歳を対象に、クリエータースキルや社会的基礎力、仕事を提供し環境的・経済的・精神的な自立を支援するシェアハウス。

玉城潤一氏

  • オーディエンス賞:受賞トロフィー
  • 事業概要:安全に設計されたカプセルでビルの高層階から目的地まで直線距離で移動。新しい都市の移動形態を提案。

他のファイナリスト

以下は、受賞には至らなかったものの、新しくイノベーティブで起業家精神に満ちたコンセプトの紹介すべく、多くの力を注いだファイナリストたちだ。

  • 井並頌氏……昆虫はいくつかの点で大変優れた食材である。この昆虫に遺伝子操作技術を適用することでより理想的な「食」を実現し、食料が必要な地域に提供したい。
  • 梅津円氏……扁桃体や脳科学的なアプローチにより、吃音症を改善するVRトレーニング教材の作成。吃音者の就労やキャリアにおける課題の解決を目指す。
  • 島根由佳氏……「ものづくりの現場に必要な機能性を持った作業着をつくる」×「IoT の技術によって得られたデータを活用する」ことで、技術者がより働きやすい世界に。
  • 長岡彩子氏……着物のシェアリングサービス。貸したいユーザーと借りたいユーザーをマッチング。着物ファンが安心して使いたくなるプラットフォームを提供する。
  • 永野将司氏……日本語教育業界のパラダイムシフトを実現し、日本に住む全ての外国人に安価で良質な日本語教育を提供することで言語難民のいない社会を実現する。
  • 山口将秀氏……就労移行支援事業所の立ち上げ、福祉事業所と企業のマッチングを広げていき、働き方や、障がい理解の促進と啓発を進めていく。
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東京都主催の起業家育成プログラム 「TOKYO STARTUP GATEWAY 2017」がエントリー受付を開始

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東京都は11日、スタートアップコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY 2017」のエントリー受付を開始した。 TOKYO STARTUP GATEWAY は15歳以上40歳未満の都内の起業予定の人を対象にしたビジネスコンテスト。400文字の文章でエントリーが可能で、参加者はメンター制度の活用やビジネススクールの受講などの育成プログラムを受けることができる。 本イベントは、今回で4期…

東京都は11日、スタートアップコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY 2017」のエントリー受付を開始した。

TOKYO STARTUP GATEWAY は15歳以上40歳未満の都内の起業予定の人を対象にしたビジネスコンテスト。400文字の文章でエントリーが可能で、参加者はメンター制度の活用やビジネススクールの受講などの育成プログラムを受けることができる。

本イベントは、今回で4期目の開催となる。これまでに、ランニングコミュニティのプラットフォーム「RunTrip」や、コオロギ活用による食料問題の解決に挑む「ECOLOGGIE」をはじめ、多くのスタートアップを輩出している。

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募集期間は5月11日から7月2日までとなっており、今回は11月18日に決勝大会の開催が予定されている。

Source: TOKYO STARTUP GATEWAY

 

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外国人起業家が東京都のリソースを使ってビジネスを始める方法【ゲスト寄稿】

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する Amanda Imasaka 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。 東京でビジネスを始めようと考えている? どこで始めればいいかわからない? 日本貿易振興機構(JETRO)理事長の石毛博行氏は、「まずは JETRO と話してほしい」と提言した。JETRO は政府関連組織で、日本における海外からの直接的投資を振興することが目…

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する Amanda Imasaka 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


Image credit: skyearth / 123RF

東京でビジネスを始めようと考えている? どこで始めればいいかわからない? 日本貿易振興機構(JETRO)理事長の石毛博行氏は、「まずは JETRO と話してほしい」と提言した。JETRO は政府関連組織で、日本における海外からの直接的投資を振興することが目標の一つだ。本部は東京の赤坂や六本木に近いアーク森ビルにあり、そこには東京開業ワンストップセンター(TOSBEC)東京圏雇用労働相談センター(TECC)ビジネスコンシェルジュ東京(BDCT)が備わっている。すべてのサービスは、英語、中国語、韓国語を含む多言語で利用可能だ。

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日本貿易振興機構(JETRO)理事長の石毛博行氏
Image credit: Amanda Imasaka

まず最初に、日本では適切なビザ無しにビジネスを始めることはできない。1月29日、BDCT(ちなみに、JETRO 本部の中と、東京都が新しい東京のスタートアップハブと位置付ける丸の内とにあわせて2ヶ所ある)は、経営管理ビザの規制緩和について個別支援の提供を開始した。この規制緩和により、起業家は、事業開始から6ヶ月の時点で実現可能と判断されれば、日本国内で1年あたり社員を2人雇用するか、500万円を投資することができる。しかし、それだけではない。BDCT は、あなたのビジネスプランを実現に導く多くのサービスを提供している。マーケット情報の提供などローンチ前支援、会社設立に必要となる専門家の紹介(例えば、行政書士、司法書士、公認会計士、弁理士など)、さらには、オフィス開設などのローンチ後支援、複数言語対応の病院や学校の紹介など日常生活支援などだ。

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AKA の CSO Brain Lee 氏
Image credit: Amanda Imasaka

提供されるサービスの中でも、最も価値があるのはビジネスマッチング支援で、年間を通じて非常に多くのマッチングイベントが開催され、成功の体験談を聞くことができる。何よりすごいのは、完全無料で必要なだけ何度でも利用できるということ。そして心に残ったのは、人工知能ロボット MUSIO を作った AKA の CSO Brain Lee 氏が「Invest Tokyo セミナー 2017 Winter」で行ったプレゼンテーション「東京都の支援サービスを通じてアクセンチュアを紹介され、同社と一連のミーティングを持った——一般的なビジネスプラクティスではなく、必要不可欠だと自ら選んだ分野に特化する」だった。ミーティングをアレンジする前に求めている分野を特定できれば、より上手く支援を受けることができるだろう。

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TOSBEC はアーク森ビルの BDCT からも近く、2016年12月22日現在、会社設立に必要な8つの手続すべてについての書類を受け付けている(以前は3つの手続しか受けられなかったが、8つの手続を受け入れられるようになったのは、起業家に拠点を開設してほしいという東京都の強い熱望の現れだ)。たいていの場合、会社定款の準備や公証そして登記書類が必要となる。それらが完成したら、国税や都税のために必要となる、事業開始の告知を受け取ることになる。その後、社会保険を申し込み、従業員を雇うための手続(労働保険など)に取り掛かる必要がある。これらすべて、定款から入国申請書類の申請までが TOSBEC で提供されている。おそらく言うまでもなく、ワンストップという言葉とは裏腹に、書類の手続を進めるには複数の窓口に顔を出す必要が生じるだろう。その思いは理解できる。TOSBEC は完全無料で、会社設立後5年まで何度でも利用することができるのだ。

1月26日に東京・丸の内にオープンした「TOKYO 創業ステーション」
Image credit: Masaru Ikeda

東京都は、新しいビジネスを始める上で、最も将来有望と考える業種を公言している。それはヘルスケア、ICT、環境分野などだ。さらに言えば、2017年から2020年にかけて IoT や人工知能関連の40社を魅了するという、大変具体的な目標を掲げている。すべての外国人起業家を政府関連組織である JETRO に招けば、最初に提供されるのは卓越されたビジネスプランかどうかを見極める力であるため、事業の可能性がある人は鼓舞される一方で、その可能性が薄い人は自信を失うかもしれない。ただ、言うまでもなく、東京都が提供するサービスは、情報を豊富に持ち整理した状態で支援を求めにやって来る起業家にとって、大変役に立つものであることは間違いないだろう。

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東京都が起業家の卵を育てる支援拠点「TOKYO創業ステーション」を丸の内に開設——仕事帰りや買い物ついでの〝スタートアップ体験〟を可能に

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東京都は、東京・丸の内に起業を促進する拠点として「TOKYO 創業ステーション」を開設し、26日オープニングセレモニーが開催された。明治安田生命本社ビル(丸の内 MY PLAZA)の1階と2階に位置し、1階はイベントスペース、ラウンジスペースなどから構成される「Startup Hub Tokyo」、2階は「創業ワンストップサポートフロア」として創業のための手続や資金に関する相談を受けることができる…

東京都は、東京・丸の内に起業を促進する拠点として「TOKYO 創業ステーション」を開設し、26日オープニングセレモニーが開催された。明治安田生命本社ビル(丸の内 MY PLAZA)の1階と2階に位置し、1階はイベントスペース、ラウンジスペースなどから構成される「Startup Hub Tokyo」、2階は「創業ワンストップサポートフロア」として創業のための手続や資金に関する相談を受けることができる。

一極集中を肯定するわけではないが、「スタートアップと言えば、渋谷」という感が否めない中、「なぜ、日本の大企業の本社がひしめく丸の内なのか」と頭をかしげた読者もいるかもしれない。あるいは、東京都のスタートアップ支援と言えば、すでに運営されている「TOKYO STARTUP GATEWAY(通称 TSG、東京都が主催し ETIC. が受託運営)」や「青山スタートアップ・アクセラレーション・センター(通称 ASAC、東京都が主催しトーマツが受託運営)」があり、昨日にも起業支援の取り組みを発表したばかりなのに、またもや縦割り行政の産物かと舌打ちした東京都民もいるかもしれない。

中小企業白書2014から、起業希望者と起業家の人口推移

事の発端は、中小企業庁が発行している中小企業白書に始まる。上図はそのグラフを転載したものだが、この10年程度の統計を見てみると、起業環境は良くなっているのにもかかわらず、起業家人口はほぼ横ばい。そして何より驚くべきは(起業する前の)起業希望者の人口は減少する傾向にあるということだ。この統計の根拠は総務省「就業構造基本調査」によるもので、得られた値が世相を正しく反映できているかどうかには幾分の疑問は残るが、ともあれ、スタートアップが国の将来を作ると言われる時代においては由々しき問題である。

東京都としては、すでに起業家になった人、MVP(最小限度製品)を作ったような人には TSG や ASAC を活用してもらい、起業にあまり縁の無かった人々に起業の可能性を知ってもらうために、本施設を開設したと説明した。1階の「Startup Hub Tokyo」はホッケースティック的な成長を目指すスタートアップを考える人向け、2階の「創業ワンストップサポートフロア」はサステイナブルな事業成長を目指す中小企業を考える人向けと位置付けられている。日本の一等商業地の1階というロケーションには、大企業に務めるビジネスパーソンの仕事帰りや、買い物客にも気軽に立ち寄ってほしいという狙いがあるそうだ。

Startup Hub Tokyo Opening Ceremony

Startup Hub Tokyo を統括する東京都産業労働局商工部創業支援課の沼賀博之氏によれば、Startup Hub Tokyo を作る上で「スタートアップカフェ福岡」や「スタートアップカフェ大阪」(それぞれ、福岡市および大阪市からカルチュア・コンビニエンス・クラブ=CCC が受託運営)を参考にしたとのことだが、東京都の行政単位としての制約上、同じ運営形態をとることはできず、場所は東京都が借り上げ、運営は提案内容が採択されたテクノロジーシードインキュベーションに委託されている。

Startup Hub Tokyo には起業経験者が創業支援コンシェルジュとして常駐、土日祝祭日を含め年中無休で運営され、自主企画またはパートナー企業が企画したイベントを年間300回以上開催する予定とのこと。起業支援に資する内容であれば、一般からの持ち込み企画も歓迎とのことだ。

基本的には東京都民でなくても誰でも無料利用できるが(TOKYO 起業塾の受講のみ有料)、ハンズオン支援を受けたり、会員サロンを利用したりするにはメンバー登録が必要で、参加者は活動度合いに応じて「メンバー」「アントレメンバー」「プロジェクトメンバー」「フェロー」の4つに分けられ、利用可能なサービスのバリエーションが増えてゆく。東京都では都税から運営費用を捻出している関係上、原則として東京都内で起業する意思のある希望者の利用を前提としているが、実運用上、会社を登記する国や都道府県・起業拠点のロケーションが問われることはなく、結果的に世の中のスタートアップ機運の醸成につながればいいという寛容な姿勢だ。

女性の起業を支援する観点から Startup Hub Tokyo にはキッズルームが設けられ、火・木・土の各曜日には保育士が子供の面倒を見てくれる(人的リソースの制約から、当初は毎日とはならない模様)。2階の創業ワンストップサポートフロアにも、女性起業家にのみ応対するプランコンサルタントが常駐し、小池百合子知事ならではの女性視点の気配りが所々に見受けられる。

オープニングセレモニーのこの日、二十一世紀倶楽部理事事務局長でヘッドライン代表取締役社長の一木広治氏をモデレータに迎え、ヤフー CEO の宮坂学氏、スペースマーケットの重松大輔氏、リンクバルの吉弘和正氏を交えたパネルディスカッションが持たれた。特に、普段からスペースを扱う事業を行なっている重松氏は、行政主導の創業支援拠点が抜群のロケーションにできたことに驚きを隠せなかったようだ。

東京都では年間利用者2万人、当面でメンバー登録者2,000人の達成を目指している。丸の内にできた新たなスポットが、起業家輩出のハブになることができるかどうか。ここから新たなスタートアップが生まれる日を楽しみに待ちたい。

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東京都が「Invest Tokyo セミナー 2017 Winter」を開催——小池知事が語った起業支援のための「FIRST戦略」とは【ゲスト寄稿】

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する Amanda Imasaka 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。 東京都は25日、日本貿易振興機構(以下、JETRO)本部で、小池百合子知事を迎え「Invest Tokyo セミナー 2017 Winter」を開催した。彼らのメッセージは非常に力強く、明確なものだった。「新しい東京を作り、海外企業や起業家(特に、IoT、…

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する Amanda Imasaka 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


Image credit: Amanda Imasaka

東京都は25日、日本貿易振興機構(以下、JETRO)本部で、小池百合子知事を迎え「Invest Tokyo セミナー 2017 Winter」を開催した。彼らのメッセージは非常に力強く、明確なものだった。「新しい東京を作り、海外企業や起業家(特に、IoT、人工知能、フィンテックなど、第4次産業革命を推進する業界)を魅了し、ビジネス界を牽引していこう」

小池知事が作り出した「都民ファースト」という言葉を掲げ、東京都は今後4年をかけて新たな東京を作ろうとしている。東京都の目標は、継続的に成長できる東京で誰もが穏やかに暮らせる多様性に富んだ都市をつくるというもので、同時に東京をスマートシティにするという意味を持ち合わせている。小池知事は、成長に向けた FIRST 戦略(金融=Finance、イノベーション=Innovation、Rise=強みを伸ばす、Success=成功、Technology=技術 の頭文字をとったもの)を披露しながら、東京の GDP 押し上げや海外観光客増加に向けた、多くの解決すべき挑戦を説明した。これは一年をかけて東京の金融業界を再活性する方法を議論し報告書にまとめる「国際金融都市・東京のあり方懇談会」の紹介だったわけだが、「活動を伴わない、議論だけに終わる会議はいらない」という知事の強い意志からも、彼女にはこれを実現させる準備が既にできているようだった。

ビジネス分野を牽引する上で、東京都は、東京をアジアのトップ金融都市にするという計画を持ち、海外の金融企業がこの計画の実現に寄与してくれると考えている。具体的に言えば、2017年から2020年の間に、海外の金融企業40社がこの計画に参画する見込みだ。現時点でこれらの企業が提供を計画しているサービスは、無料コンサルティング、アクセラレータプログラム、法律や規制に関する情報を提供する金融のワンストップ支援サービスなどで、来年4月までには英語のハンドブックも出版される予定。東京駅に直結したインターナショナルスクールの建設計画や、国家戦略特区で外国人医師による診察の規制緩和など、外国人ファミリーへの支援について、心からの「おもてなし」のスタイルで検討が重ねられてきた(東京駅のあるエリアは、金融人材のメインハブであるとともに、東京証券取引所や日本銀行のお膝元でもある。また、外国人医師はこれまで、出身国から来た患者の診察のみが許されてきた)。

Image credit: Amanda Imasaka

さまざまな特区で拠点を開設しようとする海外企業や起業家は、税金の免除、入国審査の迅速化、助成金や低金利のローンなど、さまざまな利点を生かすことができるようになった。さらに言えば、東京都は IoT や人工知能に関わる企業40社を魅了する上で、海外のハブ組織と関係を作り、海外企業と東京の企業の間でのマッチングサービスを加速させるため、世界主要都市にデスクを開設することを公約している。東京都はこれまでに、東京開業ワンストップセンター(TOSBEC)ビジネスコンシェルジュ東京(BDCT)東京圏雇用労働相談センター(TECC)を開設しており、これらの組織は共同で、東京で起業を目指すあらゆる人々に全面支援を提供する。

海外の企業や起業家の中でも、特にヘルスケア、ICT、環境分野を魅了すべき理由について、小池知事や東京都は多くの情報を紹介した。例えば、東京は都市人口で世界1位、森記念財団が実施した都市総合ランキングで3位になった。高齢者の増加でヘルスケア市場は世界3位の規模となり、2011年の東北大震災の結果、安全で安定的かつ効率的なエネルギーインフラの需要が求められ続けている。また何よりも、2020年の東京オリンピック・パラリンピックがもたらす影響により、日本の ICT 市場は2019年までに約1,300億ドルまで膨らむだろうと見積もられている。

経済産業大臣政務官の中川俊直氏と、JETRO 理事長の石毛博行氏は、東京都の計画への希望を込めて「東京を世界で最も起業しやすい都市にしよう」と述べ、このイベントを締めくくった。

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東京都主催の「TOKYO STARTUP GATEWAY」が第3期のファイナルを開催——コオロギによる魚養殖のアイデアが最優秀賞を獲得

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東京都主催のビジネスプランコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY 2016」のファイナルが7日、都内で開催された。 TOKYO STARTUP GATEWAY はテクノロジー、ソーシャルビジネス、地域課題解決など様々なジャンルにおいて、グローバルを見据えた起業家を「東京」から輩出しようというコンテスト形式のイベント。主催は東京都で、NPO法人 ETIC. が運営事務局を担当している…

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東京都主催のビジネスプランコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY 2016」のファイナルが7日、都内で開催された。

TOKYO STARTUP GATEWAY はテクノロジー、ソーシャルビジネス、地域課題解決など様々なジャンルにおいて、グローバルを見据えた起業家を「東京」から輩出しようというコンテスト形式のイベント。主催は東京都で、NPO法人 ETIC. が運営事務局を担当している。3回目を迎える今回は、2016年の4月からビジネスプランを公募。1,000件のビジネスプランが集まった。それらの中から選抜された10名のファイナリストによるプレゼンテーションが行われた。

<関連記事>

「TOKYO STARTUP GATEWAY 2016」で、審査員を務めたのは次の方々だ。

  • ロフトワーク 代表取締役 林千晶氏
  • TomyK 代表 鎌田富久氏
  • 著述家/スプリー代表取締役 安藤美冬氏
  • サンブリッジ・グローバル・ベンチャーズ 代表取締役 Allen Miner 氏
  • 日本テクノロジーベンチャーパートナーズ 代表取締役 村口和孝氏(審査委員長)

【最優秀賞】昆虫「コオロギ」活用による食糧問題の解決 by 葦苅晟矢氏

副賞:トロフィー、100万円

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養殖産業においては、費用の約7割をエサ代が占めていると言われる。しかし、近年、エサとして使われる魚粉の値段が高騰しており、養殖業者の経営を圧迫している。葦苅氏が提案するのは、コオロギを養殖魚のエサとして活用しようというものだ。コオロギを擦り潰して粉末上にし、ペレット加工して提供することを計画している。すでに、養殖事業者の協力を得てテスト実証済。

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【優秀賞】社会へダイブ! ~医療セラピストが贈る障がい児就労教育~ by 岡野菜摘氏

副賞:トロフィー、50万円

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障害者は、困る前にまわりの人が助けてくれることが多いため、健常者に比べると失敗経験が少なかったり、アルバイト経験も無かったりするなど、圧倒的に社会経験が少ない。障害者に雇用機会を提供する企業も増えてきているが、雇用企業側と雇用される障害者との間にはギャップが残る。岡野氏のプランでは、障害者のスキルを適正かつ定量的に評価し、目標を設定することで障害者をトレーニング、提携先の企業に就職を促し、その企業内でのフォローアップにも加担する。

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【優秀賞】能動的かつ直感的なロボットで今までの情報端末の限界を超える by 東出風馬氏

副賞:トロフィー、50万円

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現在の情報端末には決定的な問題がある。自分が意図する操作をしないと必要な仕事をしてくれないこと、情報のアウトプットを画面に頼りすぎていることだ。東出氏が開発したロボット「Hako」には Raspberry Pi が搭載され、人の動きを読み取れる各種センサーが備わっている。電源を入れるだけで、さまざまなアプリケーションを楽しむこともできる。価格は3万円ほど。今後、クラウドファンディングを実施する予定だ。

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【オーディエンス賞】昆虫「コオロギ」活用による食糧問題の解決 by 葦苅晟矢氏

副賞:トロフィー

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内容については、上記の最優秀賞の項で記したため省略。


入賞には至らなかったものの、ファイナリストに残った他の参加者は次の通り。

  • 熟練の技が魅せるリアルジャパン!感動体験型マッチングサービス by 秋山智洋氏
  • ベジタリアン・チョイスのプラットホームになる by 川野陽子氏
  • ウェアラブルデバイスと人工知能による次世代型医療サービス by 清水滉允氏
  • 血筋を超えて世界の誰とでも家族みたいな経済的関係を作る by 杉浦純一氏
  • ToiTechを通じて開発途上国に衛生的で快適なトイレ空間を届ける by 田代尚己氏
  • サッカーGKの次世代の教科書を作る by 濤崎アグン大地アシャー氏
  • Global オンラインディスカッションメディアの構築 by 森山雄太氏

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今年で3回目を迎える東京都の起業家育成プログラム「TOKYO STARTUP GATEWAY 2016」が始動

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。 Tokyo Startup Gateway は、東京で起業しようとする15歳から39歳の人たちのための、スタートアップ支援プログラムで、東京都によって提供されている。事務局は、東京のスタートアップハブである渋谷区に拠点を置く NPO である ETIC.(En…

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


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6月上旬に行われた、Tokyo Startup Gateway 募集説明会の様子

Tokyo Startup Gateway は、東京で起業しようとする15歳から39歳の人たちのための、スタートアップ支援プログラムで、東京都によって提供されている。事務局は、東京のスタートアップハブである渋谷区に拠点を置く NPO である ETIC.(Entrepreneurial Training for Innovation Community)によって運営されている。ETIC. はその名のごとく、新しい企業を立ち上げ成長させたい若い人々にトレーニングを提供する組織だ。

<関連記事>

さらに、この NPO は Mistletoe の孫泰蔵氏とともに、純民間の CSR(企業の社会的責任)型トレーニングプロジェクト「SUSANOO」を展開している。SUSANOO はその第4期募集を終了し、ソーシャルビジネスに特化したブートキャンプを提供している。ETIC. は、新卒生や大学生に「DRIVE」というプログラムを通じてインターンシップの機会を提供しており、次世代の起業家を育成する「MAKERS UNIVERSITY」や、震災にあった東北地方向けの起業支援を手がけている。

Tokyo Startup Gateway に話を戻すと、この公的支援は、営々・非営利を問わず、起業前のスタートアップしたい人々に対し、アイデアコンテストに参加する機会を提供することで支援する(応募者の国籍は問わないが、日本語が流暢で400字でビジネスプランを提出する必要がある)。今年の募集は6月12日に締め切られた。

このコンテストでは選考を通過した人々に対し、メンタリング、スタートアップ設立の計画への助言、金銭的な支援を提供する。しかし、2016年11月の最終選考に残らず、2017年度中に起業しない場合でも、応募者はビジネス活動を前進させる上で、ここから生まれる人的ネットワークを KPI のリソースとして活用することができる。

このコンテストは、若い起業家がもたらす多くの新しい挑戦を生み出しており(ちなみに4月1日の時点で39歳であれば、その年は応募が可能)、これまでに世界初の台風による発電システムの実現を目指したり、空飛ぶクルマを研究開発したりする応募者もいた。しかし、このコンテストでさらに興味深いのは、応募者の約3分の1が女性であり、多くの女性起業家を生み出していることだ。まさに、このプログラムのテーマである「Change the Color of the World」が、東京のイノベーション・エコシステムを形成する原動力となっているといえよう。

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東京都とETIC.による、若手アントレプレナーの創業を支援する「TOKYO STARTUP GATEWAY2014」を開始【ピックアップ】

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします 東京発・世界を変える起業家とビジネスを輩出するスタートアップコンテスト | TOKYO Startup Gateway2014 最近では、ソーシャルアントレプレナーを育成・支援する団体としても知られている、次世代のリーダーを育成して社会イノベーションの創発を支援しているETIC.。スタートアップの創業者の…

TOKYO Startup Gateway2014

【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

東京発・世界を変える起業家とビジネスを輩出するスタートアップコンテスト | TOKYO Startup Gateway2014

最近では、ソーシャルアントレプレナーを育成・支援する団体としても知られている、次世代のリーダーを育成して社会イノベーションの創発を支援しているETIC.。スタートアップの創業者の多くも、実はETIC.のプログラム参加者だったりするんです。

そんなETIC.が、「東京都次世代アントレプレナー育成プログラム」という東京都が行う事業の一貫として、東京発・世界を変えるスタートアップコンテストと創業支援を行う「TOKYO STARTUP GATEWAY 2014」のティザーサイトがオープンしました。

テックから、ソーシャルビジネス、地域課題解決、グローバルを見据えた起業、ものづくりの分野など、分野を越えて世界を目指す起業家に向けて、ビジネススクールや先輩起業家によるメンタリングを踏まえながら、優秀プランには100万円などの賞金、VCなどの投資家とのマッチングやシードアクセラレータープログラムへ参加することができます。いわば、シードステージ前の創業のアイデアを持った若手のための育成プログラムと言えます。

現在はティザーサイトがオープンしており、起業を目指す40歳未満の方ならば誰でも参加することが可能です。5月下旬からエントリーがスタートし、ファースト、セカンド、サードコンテスト部門を通過し、最後の10組が11月に行われる最終コンテストでプレゼンを行うことができます。

東京都も、オリンピックなどに向けて世界に発信できるスタートアップを支援しようと動き出しています。ぜひ、創業したいと考えている人は応募してみてはいかがでしょうか。筆者も、同プログラムを引き続き注目していきたいと思います。

via TOKYO STARTUP GATEWAY 2014

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