東京都、スタートアップの「10×10×10」を実現する交流拠点「TOKYO INNOVATION BASE」を有楽町に開設

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Image credit: Masaru Ikeda

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京都は27日、有楽町駅前にスタートアップの交流拠点「TOKYO INNOVATION BASE(TiB)」のプレーオープンを記念し、キックオフイベントを開催した。TiB が設置されるこの場所にはかつて東京都旧丸の内庁舎が存在したが、その後、TAKARAZUKA1000days 劇場、無印良品や LOFT、東京オリンピック前には東京スポーツスクエアが設置されていた。

東京都は、スタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUPS」に基づき、ユニコーン数10倍、起業数10倍、行政とスタートアップの協働プロジェクト数10倍を目指す「未来を切り拓く 10×10×10 のイノベーションビジョン」を掲げているが、新施設はこれらを具現化する活動の拠点とする。あらゆるスタートアップ支援の〝全部入り〟という印象だ。

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TiB では、「Global」「Growth」「Collaboration」「Connect」の4つのキーワードに基づいて、さまざまな活動が繰り広げられる。Global では、世界的コーポレートアクセラレータ支援の Plug and Play や台湾政府国家発展委員会のスタートアップ支援ブランド「Startup Island Taiwan」などと協力、Growth では「1st Round」を全国の大学と展開する東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)らと協力する。

Collaboration では、Sony Innovation Fund など企業各社の CVC と組んでのオープンイノベーションを支援する活動、Connect では、スタートアップ支援組織と組み、TiB でイベントを週に1〜3件程度開催する。直近では、世界スタートアップ・エコシステム・ランキングを発表する「Startup Genome」と VC のデータ会社 Dealroom のイベントが30日に開催される予定だ。

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東京都は、創業を検討、または、始めたばかりの人たちのために、場所として「TOKYO 創業ステーション」を丸の内や多摩に開設、創業促進の活動として「TOKYO STARTUP GATEWAY」、アクセラレータとして「青山スタートアップアクセラレーションセンター(ASAC)」、女性起業家輩出を目指す活動として「APT Women」、グローバルスタートアップイベント「City-Tech. Tokyo」などを展開している。

TiB は起業を志す前のフェーズというよりは、すでに起業した人の背中をさらに押したり、スタートアップの活動をさらに促進する拠点とする意図があるようだ。地方自治体がスタートアップの活動拠点を設置した事例としては、福岡市の「Fukuoka Growth Next(FGN)」や来年オープン予定の愛知県の「STATION Ai」などがある。

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