ソフトバンクら支援、アジアの自動車売買&サブスク「Carro」が1年半以内に米IPOへ

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Carro のワークショップ
Image credit: Carro

<ピックアップ> SoftBank-backed Carro in talks to raise over $100 mln ahead of potential US IPO – exec

ロイターによると、シンガポールのオンライン自動車マーケットプレイス「Carro」は、1年半以内にアメリカでの上場を目指していて、これを前に、同社の重役が特定の投資家と1億米ドル以上の資金調達を交渉中だと明らかにした。また、同社は年率5%で銀行から数億米ドルの資金も調達中で、これは事業拡大に利用される予定だ。

Carroは、消費者とディーラーが車を売買でき、保険や融資も提供するプラットフォームを展開しており、東南アジアでは競合他社として CarsomeCarousell が挙げられる。同社は2015年に設立され、マレーシア、インドネシア、タイ、日本、台湾に進出している。Carro はこれまでに、日本のソフトバンクやシンガポールの政府系ファンド GIC らから10億米ドル以上を調達している。

もし IPO が成功すれば、Carro は東南アジア企業としてアメリカ市場に上場し、米中の政治的緊張が影響する中、中国企業の IPO が一時停止している空白を埋めることになる。Carro は2021年、シリーズ C ラウンドでソフトバンク・ビジョン・ファンド2らから3.6億米ドルを調達した。Carro は昨年、ソフトバンクの支援で日本市場にも進出した。

via Reuters

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