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インドを拠点とする決済アプリ「FamPay」は、シードラウンドで Y Combinator、Vennture Highway、Sequoia India、Global Founders Capital、エンジェル投資家複数から470万米ドルを調達したと発表した。声明によれば、同社は調達した資金を、エンジニアリングチームの構築、技術開発の継続に使う計画だ。

共に21歳の起業家 Kush Taneja 氏と Sambhav Jain 氏が設立した FamPay は、インドのティーンエイジャーや家族に向けた初の決済アプリだと称している。このアプリを使えば、ティーンエイジャーは銀行口座が無くてもカードを入手できる。
FamCard があれば、オンラインや実店舗での商品購入のほか、個人間決済、カード決済、UPI(=Unified Payment Interface。インド決済公社=NPCI が開発したスマートフォンで送金や小売店での支払ができるプラットフォーム)での決済が可能だ。保護者は子供の FamPay 口座にチャージし、監督のもとでお金を使わせることができる。

Image credit: FamPay
FamPay は昨年8月、市場機会を調査する実験を立ちあげたが、この際は7日間で2万人を超えるユーザが集まったとしている。ゲーミフィケーションと共有したくなるソーシャル要素がグロースに貢献した、と同社は述べている。
Image credit: FamPay インドで作られたプロダクトの大半は成人に特化したもので、12歳〜18歳のティーンエイジャー向けのものは無かった。(中略)
ジェネレーション X は、クールで信頼できるソーシャルなものを期待している。そして、それが我々が日夜、提供しようと努力しているスイートスポットだ。(Kush Taneja 氏)
FamPay は現在、ステルスモードを脱しプロダクトをローンチしようとするところで、まもなく Google Play と App Store でダウンロード可能となる見込み。FamCard は、インドの銀行 IDFC First Bank との提携により発行される予定だ。
【via Tech in Asia】 @Techinasia
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