Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから。
インドを拠点とする金融商品マーケットプレイス「BankBazaar」は6月2日、シリーズ D1 ラウンドの一環として約600万米ドルを新たに調達したことを発表した。
既存投資家の Amazon、Sequoia India、Experian、Eight Roads に加え、WSV Capital が新たに投資家に加わった。
声明によると、今回の資本注入により BankBazaar の総資金は1億1,600万米ドルに達した。
同社はこの資金をインドでの事業拡大に充て、非接触型の個人向け金融商品を提供する予定だ。
BankBazaar の CEO Adhil Shetty 氏は次のように語った。
新型コロナ以降の世界では、非接触型金融商品への需要が飛躍的に高まっています。今回の資金調達により、クレジットへの非接触型アクセスの実装計画を加速させることができます。
BankBazaar のマーケットプレイスは2008年に設立され、カスタマイズされたローン、クレジットカード、投資信託、保険商品を提供している。ユーザは同社の Web サイトまたはモバイルアプリで金融商品を検索・比較し、申し込むことができる。 また、同社はポータル上で無料の消費者信用スコアリングサービスも提供する。
<関連記事>
- Experian、マレーシアで金融比較サイトを運営するJirnexuの1,000万米ドルの資金調達をリード
- アジアの個人金融マーケットプレイス「CekAja」「eCompareMo」、シリーズCで2,800万米ドル調達——信用スコア大手Experianがリード出資
同社は顧客基盤の大幅な成長とコスト削減を実現した結果、3月の営業利益が前月よりも高くなる見通しであると語った。
2019年10月から2020年2月にかけて月間オーガニックトラフィックは90%増加し、登録ユーザ数は4,000万人を超えた。また、月次収益も53%増加した。
Shetty 氏は、同社が非接触型クレジットを加速することを楽しみにしているものの、収益性が引き続き優先課題であると述べた。さらに、新しい資金のおかげで、少なくともすぐに破綻することはないだろうと付け加えた。
BankBazaar は以前、2017年のシリーズ D ラウンドで3,000万米ドルを確保した。これまでで最大の資金調達はAmazonが2015年にリードしたシリーズ C ラウンドの6,000万米ドル。
【via Tech in Asia】 @techinasia
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する