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「WEIN挑戦者FUND」、インキュベーションや金融の専門会社を設立——ANGEL PORTや旧ユニバーサルバンクもグループ入り

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「WEIN 挑戦者 FUND」は、プロサッカー選手で KSK Angel Fund の運営でも知られる本田圭佑氏、FiNC Technologies 創業者で元 CEO の溝口勇児氏、ネスレ日本元 CEO の高岡浩三氏が今年5月に設立した、ウェルビーイングやオープンイノベーションに特化したスタートアップファンドだ。 同ファンドを運営する WEIN Group は11日、都内で記者会見を発表し、WE…

Image credit: Wein Group

「WEIN 挑戦者 FUND」は、プロサッカー選手で KSK Angel Fund の運営でも知られる本田圭佑氏、FiNC Technologies 創業者で元 CEO の溝口勇児氏、ネスレ日本元 CEO の高岡浩三氏が今年5月に設立した、ウェルビーイングやオープンイノベーションに特化したスタートアップファンドだ。

同ファンドを運営する WEIN Group は11日、都内で記者会見を発表し、WEIN Financial GroupWEIN Incubation Group という2つの新会社を設立したことを発表した。溝口氏によれば、実業家の渋沢栄一氏の命日に因んで、発表をこの日に選んだという。また、渋沢栄一氏が設立した第一国立銀行の設立日にちなみ、WEIN Financial Group は7月20日に設立したという。

WEIN Financial Group の共同代表には、リクルートホールディングス R&D 担当執行役員や MUFG イノベーションパートナーズの取締役副社⻑兼戦略投資部⻑を務めてきた岡本彰彦氏と、Blockchain Technologies を創業しイグジットさせた武内洸太氏が就任する。

同社では、蓄積されたノウハウ、カスタマイズ可能なシステム、投資家・起業家へのアクセスを提供。これを実現するため、起業家とエンジェル投資家をつなぐコミュニティサイト「ANGEL PORT」、株式投資型クラウドファンディング「Angelbank」を運営する Angel Funding(旧ユニバーサルバンク)、飲食店の資金調達プラットフォーム「footech」を買収したことを明らかにした。

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WEIN Incubation Group の CEO には、ノーリツ鋼機の CEO として、同社を経営再建した⻄本博嗣氏が就任する。WEIN Incubation Group では、専門家による包括的成長支援、新規・共同事業立ち上げ支援、オープンイノベーションや DX(デジタルトランスフォーメーション)支援を提供する。

WEIN Group では、スタートアップ支援・起業家育成・協調投資などの点で、千葉道場、サイバーエージェント・キャピタル、East Ventures、STRIVE、デジタルベースキャピタルといった VC 各社と協力関係をとる。

また、イベントで登壇した本田圭佑氏は、KSK Angel Fund を WEIN 挑戦者 FUND にグループ入りさせることも明らかにした。KSK Angel として WEIN 挑戦者ファンドでは投資できないアーリーなスタートアップに対し、チケットサイズ100万円〜500万円で投資する。KSK Angel では、大学生・中高生を対象にビジネスアイデアを競うイベントを予定しており、大学生の優勝者1名には250万円、中高生の優勝者1名には100万円を出資する計画だ。

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KSK Hondaコイン登場:ファンとブランドを共有する(5/5)

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(前回からのつづき)CEOのChou氏は、RallyがForteの助けを借りてすべてをまとめるのに約2年費やしたと語った。Creator Coinのアルファテストは8月にRallyのサイドチェーンで開始され、オンランプとオフランプ、その他のコア機能も追加し、9月にベータテストへと移行した。Chou氏によると、初期のトークンは実用性やさまざまなユースケースから大きな需要が見られたという。 これまでの…

RallyのKSKコイン

(前回からのつづき)CEOのChou氏は、RallyがForteの助けを借りてすべてをまとめるのに約2年費やしたと語った。Creator Coinのアルファテストは8月にRallyのサイドチェーンで開始され、オンランプとオフランプ、その他のコア機能も追加し、9月にベータテストへと移行した。Chou氏によると、初期のトークンは実用性やさまざまなユースケースから大きな需要が見られたという。

これまでのところTwitchだけでも、1万2,000人以上の同時視聴者と120万人のフォロワーを抱える25人のライブストリーマーがCreator Coinを使用している。 2,000人以上のファンがCreator Coinの取引のためにウォレットとアカウントを作成した。Rallyには最初の月に3万5,000ドル以上のデポジット(ボリュームキャップがある場合も含む)の入金があり、とあるライブストリーマーは1人でほぼ2万ドルのデポジットを集めた。

10月15日、RallyはYFIのVault に追加の機能を加えたYield Delegating Vault(YDV)にて調達・配布を行なうRLYというERC20のガバナンストークンをリリースした。Vaultには約1,000万ドルのデポジットが入金され、その反応は絶大だったそうだ。各トークンの価値は市場がコインの価値を認識したときに計算されるため、これは基本的にこのデジタル通貨の市場価値が1,000万ドルであることを意味する。ユーザーは今後、Vaultから発生する収益を$RLYからの報酬として受けとる代わりに、コミュニティの資金としてその利用を代表に委任できる。

「素晴らしい歓迎を受けました。これから人々はこのコインを投票のために使用します。これをガバナンストークンと呼びます。つまり人々はトークンを使用して、Rallyのネットワークがどのように機能するかという経済学が作用するすべてのことに投票できます。私がもうこれ以上決定を下さなくなった、という非常に重要なステップです」(Chou氏)。

本田圭佑氏によるKSK Hondaコインが本日(原文掲載時点は10月21日)ローンチされ、Rally.ioが彼のファンに向けて配布する。このコインは世界を旅する彼の人生にアクセスさせてくれる。コイン保有者は本人との交流ができるDiscordのプライベートチャットにも参加可能。さらに本田はKSK Hondaコインの最大のファンを認定する特別な投稿もSNSで行う。

Gen.Gは来月GG Strike Coinトークンをローンチする。これはDiscordでコーチ、プレーヤー、スタッフとのプライベートチャットに参加出来るようになることがファンへの報酬となる。コイン所有者は、ジャージのデザイン、応援、個人的な意見など、チームの重要な決定の際には投票ができる。そして、彼らはプリセールス期間中に新しい商品をいち早く独占的に購入できるほか、現在の商品ラインナップについても一番最初にディスカウント購入できる。ほかにも、こちらから提案を行って意見をもらうこともできる。

「ファンもブランドの一部であり、ブランドの一部を所有していることを意味します。これは本当に重要な概念です。私は商品を手に入れるためにお金を払うことができます。それだけでなく、自分が熱心なファンであるという気分を味わいたいなら、意思決定にも参加できます。私たちはビットコインなどの暗号資産のような実験の初期段階にある、私はそうと感じています」(Chou氏)。

2015年にCoinDeskのカンファレンス「コンセンサス」を開始したインフルエンサーであり、RallyのパートナーであるWong氏は、数週間以内に$pacenotesをローンチする予定で、詳細はまもなく発表される。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

KSK Hondaコイン登場:トークンを売買する仕組み(4/5)

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(前からのつづき)Rallyが行ったことのひとつは、すぐに利用可能なセラーがいなくても、コインをただちに購入できるようにすることだ。特定の価格で販売するバイヤーを待ったり、長いプロセスをかけて探したりする必要はない。始めたばかりのクリエイターに100人のファンがいる可能性もある。買いたいユーザーもいれば、売りたくないユーザーもいるかもしれない。 トークンは「トークン結合曲線」と呼ばれるものを用いて…

Gen.Gの「GG Strike Coin」 / Image Credit: Gen.G

前からのつづき)Rallyが行ったことのひとつは、すぐに利用可能なセラーがいなくても、コインをただちに購入できるようにすることだ。特定の価格で販売するバイヤーを待ったり、長いプロセスをかけて探したりする必要はない。始めたばかりのクリエイターに100人のファンがいる可能性もある。買いたいユーザーもいれば、売りたくないユーザーもいるかもしれない。

トークンは「トークン結合曲線」と呼ばれるものを用いて売買の方法が自動化されている。トランザクションはEthereumのスマートコントラクト(ブロックチェーン上のプログラム)を使って実行される。コインはスマートコントラクトにあり、スマートコントラクトがカウンターパーティの役割を果たしてファンがコインを購入できるように機能する。Chou氏によると市場は常にあり、誰かが売るのを待つ必要はない。

ウォレットを設定したり、アカウントをクレジットカードや銀行口座などに紐づける必要はない。それらは暗号資産のメインストリーム化を妨げてきた要因のひとつだ。現時点ではTwitchアカウントで認証すると暗号資産のウォレットが作成される。トークンの獲得やクレジットカードでのトークン購入は数秒で完了する。価格はどうか?それは需要と供給次第だ。クリエイターはファンが喜んで払いたいと思える価格でトークンを販売する。そこは時間の経過とともに解決するだろう。

クリエイターはそれぞれ、ジェネシストークンやジェネシスブロックを作成する。彼らはRallyと協力して、おそらく5万トークンを取得する。最初の価格はトークンあたり2セントになる可能性がある。クリエイターはファンにトークンを配り、ファンはコインを獲得する方法を考え出す。ある時点で経済の境界が明確になると、米ドルまたは他の暗号資産でコインを現金化できるようになるとChou氏は述べている。

クリエイターは自分の名前が記載されたカスタムコインの所有者を自分だけにすることもできる。所有権はブロックチェーンで確立しているため、偽造することはできない。クリエイターは忠実なフォロワーにコインを配ることができ、フォロワーはコインを使用してVIP特典を手に入れることができる。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

KSK Hondaコイン登場:ブロックチェーンで狙う「脱ソーシャルプラットフォーム」(3/5)

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(前からのつづき)暗号資産はブロックチェーンに基づいた安全で透明性の高い分散台帳テクノロジーだ。ユーザーは技術的なノウハウがなくても利用できるとChou氏は言う。同社は土台としてEthereumプラットフォームを使っている。RallyはChou氏のもう一つのスタートアップでゲーミング企業のForteと協働してCreator CoinおよびBrand Coinの基本技術を生み出した。だがForteは…

RallyのCEO、Kevin Chou氏
Image credit: Rally

前からのつづき)暗号資産はブロックチェーンに基づいた安全で透明性の高い分散台帳テクノロジーだ。ユーザーは技術的なノウハウがなくても利用できるとChou氏は言う。同社は土台としてEthereumプラットフォームを使っている。RallyはChou氏のもう一つのスタートアップでゲーミング企業のForteと協働してCreator CoinおよびBrand Coinの基本技術を生み出した。だがForteは、Chou氏がRallyで行っていることとは別に独立した企業となっている。

トークンはクリエイターやブランドごとにカスタマイズ可能なデジタル通貨だ。トークンを基本要素とするブロックチェーンのツールキットは使いやすく、クリエイターはコミュニティのエンゲージメントを強めマネタイズのモデルを改善させることができるだろう。

現在はクリエイターが生み出す収益の多くが巨大ソーシャルメディアプラットフォームに保有されているが、もしそうなればもはやクリエイターはそうしたプラットフォームの変化し続ける価値スキームに縛られる必要がなくなるだろうとChou氏は言う。クリエイターは、ソーシャルプラットフォームの広告やパートナープログラム、プラットフォームが発行するデジタル通過、サブスクリプションプログラムの規則に従わなくてもよくなる。Creator Coinエコノミー内で構築された価値の全てをクリエイターとそのコミュニティが所有し、巨大なテックプラットフォームから完全に独立するとChou氏は述べている。Brand Coinについても同様だ。

さらに、クリエイターはコントロール権を握ることもできる。プラットフォームのゲートキーパーを削除することに加え、決済処理手数料や取引手数料をクリエイター自身が設定できるだけでなく(Rallyは手数料を取らない)、クリエイターはもう、トークンに関してありがちな脱収益化、脱プラットフォーム化、検閲にまつわる懸念に対処する必要がなくなる。

ブロックチェーンにより、コミュニティでコインを持っている人物や、トランザクションの検証、および希少性の制御はクリエイターにとって透明性のあるものとなる。Rallyのコイン保有者は、集められたお金の使い道について投票権を持っている。約30人いるChou氏のチームは、どちらかと言うと管理者のような役割を果たしていると彼は述べている。

支持者はRallyのウェブサイトでCreator CoinとBrand Coinを入手することができるが、クレジットカードでの購入ならほんの60秒ほどで完了する。さらに、クリエイターも自身のCreator CoinあるいはBrand Coinを購入でき、キャッシュバックロイヤルティプログラムの一種としてファンに授与できる。たとえば、Twitchストリーマーの中には、Twitchの上層サブスクリプションティア(ティア2やティア3など)に登録しているファンにCreator Coinを提供している者もいる。

ユーザーはトークンをチップや寄付という形でクリエイターに直接送金したり(キャンセルはできない)、トークンを別のユーザーに送ったりすることができる。いずれ、ユーザーがトークンを使う方法は他にもできるだろう。(次へつづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

KSK Hondaコイン登場:Rallyはインフルエンサーとファンを直接繋ぐ(2/5)

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(前回からのつづき)ブラジルのBotafogoでプレーする本田圭佑氏は、プラットフォーム上でKSK Honda Coinを発表。Gen.GはGG Strike Coinを、またWong氏は$pacenotesのローンチを発表している。 ただ、実際には暗号資産を発行するという表現は正確ではなく、コミュニティーが運営するプロジェクトがクリエイターやブランドの暗号資産発行を手助けするという見方が正しい。…

(前回からのつづき)ブラジルのBotafogoでプレーする本田圭佑氏は、プラットフォーム上でKSK Honda Coinを発表。Gen.GはGG Strike Coinを、またWong氏は$pacenotesのローンチを発表している。

ただ、実際には暗号資産を発行するという表現は正確ではなく、コミュニティーが運営するプロジェクトがクリエイターやブランドの暗号資産発行を手助けするという見方が正しい。彼らは自身で発行する暗号資産を利用し、ファンへの報酬などに活用することが可能で、より強固なコミュニティー構築ができるようになる。インフルエンサー向けにRallyはビデオカード「Taki」を提供し、クリエイターがファンと交流することでトークン収益を得ることの可能な仕組みを導入した。

本田圭佑氏は自身のコイン「KSK Honda Coin」を発行した
Image Credit: Rally
「私たちは、あらゆる分野のクリエイターやコミュニティーが参加しトークンを介したファンとの交流を体験することを期待しています。既存の暗号資産コミュニティーに加え、新しく市場に参加する層を共に盛り上げていければと思います」。

KSK Hondaコイン:Rally、サッカー界のスター本田圭佑氏、esportsチーム「Gen.G」などとデジタル通貨を発表(1/5)

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Rallyはインフルエンサー、クリエイター、配信者の支援を目的とる暗号資産「Creator Coin」のローンチを発表した。また、プロサッカー選手の本田圭佑氏、eスポーツ団体「Gen.G」運営のJoon Ian Wong氏のパートナー参画も発表している。 同社は新たにBrand Coinと呼ばれるソーシャル用の暗号資産を発行しており、ファンは支援するインフルエンサーなどが主催する特別なイベントなど…

Rallyはインフルエンサー、クリエイター、配信者の支援を目的とる暗号資産「Creator Coin」のローンチを発表した。また、プロサッカー選手の本田圭佑氏、eスポーツ団体「Gen.G」運営のJoon Ian Wong氏のパートナー参画も発表している。

同社は新たにBrand Coinと呼ばれるソーシャル用の暗号資産を発行しており、ファンは支援するインフルエンサーなどが主催する特別なイベントなどへの参加券を得ることができる仕組みだ。例えば、本田氏のファンであれば、コインを取得することでそれに応じた動画を見ることができたりする。RallyのCEOであるKevin Chou氏は、仮にこのコンセプトが成り立てば、1億人程度が新たに暗号資産市場に参加することになるだろうと期待している。

「コミュニティーのメンバーが、本当に必要とする新しいお金の形を模索しています。暗号資産を利用して、ファンクラブを形成し、ファンクラブ自体が価値を生み出せれば、誰もが恩恵を受けることができるようになります」。

こうしたアイデアは、いわゆる「レジャーエコノミー」の枠組みに当てはまる。ゲームを通して稼ぐことができ、キャリアを構築できるような枠組みは今まで存在していなかったものだ。Rallyはeスポーツのアスリート、コスプレイヤー、インフルエンサー、YouTuber、ライブ配信者、モデラーなど多くをターゲットとしていくとChou氏は述べる。

また、Rallyではクリエイターのみでなくファンにも焦点が当てられているのが特徴だ。ファンはコインに投資をすることで、結果的に価値の値上がりを期待することができる。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

オンライン薬局「ミナカラ」が3億円調達、PB医薬品開発も

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オンライン薬局事業「minacolor」を展開するミナカラは8月24日、既存株主のインキュベイトファンド、STRIVEおよび新規株主としてSpiral Innovation Partners、朝日メディアラボベンチャーズ、カイゲンファーマを引受先とする第三者割当増資の実施を公表している。調達した資金は3億円で、出資比率などの詳細は非公開。同社はこれまで上記の既存株主以外にAGキャピタル、グロービス…

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ミナカラ代表取締役の喜納信也氏

オンライン薬局事業「minacolor」を展開するミナカラは8月24日、既存株主のインキュベイトファンド、STRIVEおよび新規株主としてSpiral Innovation Partners、朝日メディアラボベンチャーズ、カイゲンファーマを引受先とする第三者割当増資の実施を公表している。調達した資金は3億円で、出資比率などの詳細は非公開。同社はこれまで上記の既存株主以外にAGキャピタル、グロービス経営大学院、ジャパンメディック、千葉道場、本田圭佑氏から出資を受けており、これまでの累計調達額は10億円となった。

ミナカラの創業は2013年11月。オフライン薬局と同様に、チャットなどを通じて薬剤師の持つ専門知識から自分の症状にあった薬を知り、インターネットから直接購入することができるオンライン薬局を展開している。服薬管理も可能で、提供している薬品点数は800SKU(※商品サイズなどを含めた商品点数の数え方)。2018年には製薬メーカーとの協業でプライベートブランドの医薬品開発なども手掛けた。

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ミナカラが展開するプライベートブランド医薬品

2014年に第一医薬品のインターネット販売が解禁になり、また、昨今の感染症拡大により医薬品のオンライン販売は注目を集めている。今回調達した資金を元に、セントラル薬局(集合調剤、物流施設)の開発、製薬メーカーとのPB医薬品の企画開発、製薬メーカーのデジタル化支援活動を推進する。

via PR TIMES

 

フィンランドの連続起業家が仕掛けるのは、WebサイトUX分析・改善提案ボット——本田圭佑氏や元コネヒト島田達朗氏らから資金調達、本格始動

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フィンランドの首都ヘルシンキと言えば、Startup Genome が毎年発表する「Global Startup Ecosystem Report」で「世界で最も起業しやすい都市」として常々上位にランク入りを果たし、SLUSH に代表されるスタートアップイベントが開催されるなど、起業と結びつきの強い街である。日本でも、フィンランドのインキュベータ/アクセラレータ「Startup Sauna」が過去…

日本語化された Attractive.ai(準備中)
Image credit: Attractive.ai

フィンランドの首都ヘルシンキと言えば、Startup Genome が毎年発表する「Global Startup Ecosystem Report」で「世界で最も起業しやすい都市」として常々上位にランク入りを果たし、SLUSH に代表されるスタートアップイベントが開催されるなど、起業と結びつきの強い街である。日本でも、フィンランドのインキュベータ/アクセラレータ「Startup Sauna」が過去に何度かピッチイベントを東京で開催したことがある。

そんなフィンランドで、Kristoffer Lawson 氏は有名な連続起業家だ。2008年には仲間同士でプールした資金の管理サービス「Scred」をローンチ。N26 や Revolut が事業を始める数年以上前にチャレンジャーバンク「Holvi」を創業し、2016年にスペインの金融大手 BBVA(Banco Bilbao Vizcaya Argentaria)に売却・イグジットした。それ以外にも、友達と繋がれる小型コンピュータ「Solu」で注目を集めている

Lawson 氏は日本やフィンランドの投資家から資金を調達、新サービスを本格稼働する。彼が次に仕掛けるのは、Web サイトの UI/UX だ。Attractive.ai は URL を入力するだけで、人工知能がヒューリスティックモデルを活用、コンピュータビジョン(画像解析)や言語解析などにより、Web サイトの UI/UX を評価してくれるプラットフォームだ。4日、同社はシードラウンドで100万米ドルを資金調達したことを明らかにした。

共同創業者兼 CEO Kristoffer Lawson 氏

Lawson 氏は合気道を習うなど日本文化にも造詣が深く、日本の投資家や起業家にも友人が多い。今回のラウンドはフィンランドのアーリーステージ VC である Superhero Capital がリードインベスターを務め、プロサッカー選手で複数のファンドを通じて日本内外のスタートアップに出資する本田圭佑氏、コネヒト(2016年に Supership、2019年に Supership の親会社 KDDI が買収)の共同創業者で元 CTO の島田達朗氏、デンマークのギャンプル業界情報サイト BetXpert(2017年に Raketech が買収)の創業者 Tue Lumbye 氏、フィンランド・トゥルク大学教授の Jaakko Salminen 氏 が参加した。

今回資金調達とあわせて、Attractive.ai はサービスをリニューアルし、まもなく英語以外の初の外国語として日本語のサポートを開始する予定。Lawson 氏(CEO)に加え、Attractive.ai の共同創業者には、自らも複数の起業支援活動に携わる Marc Salas Martínez 氏(COO)、毎冬極寒のバルト海の中でピッチする「Polar Bear Pitching(北極熊ピッチ)」で北極熊 MC を務める Jason Brower 氏(CTO)らが名を連ねる。

フリーミアムで提供される Web サイトの UI/UX 改善提案サービス

Web サイトの訪問数ランキングを見られる Amazon 傘下の Alexa Traffic Rank やイスラエルの SimilarWeb よろしく、Attractive.ai は URL を入力するだけで、当該の Web サイトについて UI/UX 観点からの評価スコアを得られるフリーミアムサービス。最低限の改善すべき点も提示され、希望すれば、さらに詳細な改善点が記された PDF のレポートも送られてくる。Web サイトのレスポンススピード、埋め込まれたコードの良し悪し、SEO 評価など見栄えや操作性など全てを網羅できるのが特徴だ。

ユーザが Web サイトを登録しておくと、Poe と名付けられた AI は定期的に巡回して UI/UX が劣化したときにその改善点を適宜指摘してくれる。モニタリング頻度や解析の度合い、モバイルサイトのレイアウトチェックやウォークスルーでの改善点コンサルティングなど、サポート内容に応じてサービスは有料で提供される

テスラの Web サイトを Attractive.ai が評価したレポート。
モバイル参照時、「ORDER NOW」のボタンのクリック可能領域が小さ過ぎるとコメント。
このレポートも日本語で提供されるようになる予定だ。

フィンテックやハードウェアスタートアップを手掛けた Lawson 氏が今回 Web サイトの UI/UX をテーマに選んだことについて、BRIDGE のインタビューに次のように語ってくれた。

私の家族のバックグラウンドに、アーティストが多いことも影響しているかもしれない。アート、デザイン、テクノロジーを(一つずつではなく)総合的に改善できるものを作りたかった。(Holvi など今までのプロダクトと同じく)このサービスも、自分が使いたいものを世界に届けたいと思い作った。

日本のデザインは歴史的に素晴らしいものが多い。でも、オンラインのデザインはそうでもない。ノルディックデザインの良い部分を Web サイトに適用し、日本のおもてなし文化を Web サイトに届けられたらよいと思っている。日本市場への進出にあたっては、さまざまなパートナーと協業する。

Attractive.AI で、UI/UX デザイナーの仕事はどう変わるのか?

Web サイトを運営していると「おたくの Web サイトを評価しました。スコアが××点だったので改善しませんか?」というメールが送られてくることが時々ある。送り主は概ね、どこかの Web インテグレーション会社だ。「あなたの家の前を通ったら、たまたま外壁が汚れていたので、これを機にリフォームしませんか?」と工務店に飛び込み営業されている感覚に近い。いずれも少し荒手な営業手法だと思うが、令和の時代でもこういうプッシュは一部で機能するようだが、それと対照的に Attractive.ai はオプトインなアプローチで受け入れやすい。

さて、オックスフォード大学教授の Michael Osborne 氏らが2013年に発表した論文「あと10年で消える職業・なくなる仕事(The Future of Employment: How Susceptible are Jobs to Computerisation?)」には、消える職業の中に UI/UX デザイナーは含まれていない。Attractive.AI が提供する機能も評価と改善点の指摘までで、その改善点の実装は人がやることになる。Attarctive.AI の登場で UI/UX デザイナーの仕事はどう変わるのだろう?

もちろん、影響を受ける UI/UX デザイナーや Web インテグレータもいるだろう。でも、彼らも Attractive.AI のユーザになるかもしれない。我々のサービスを活用することで、顧客により良い提案を効率よく届けられれば、顧客はさらに満足してくれる。

また Attractive.AI の主要なターゲットは Web サイトを持つスタートアップや中小企業だ。従来なら、良質な UI/UX を維持するためには、安くない給料を払って社内に UI/UX デザイナーを抱える必要があった。 Attractive.AI を使えば、そんなにコストをかけられない企業でも、良質の UI/UX を顧客に届けられるようになる。(Lawson 氏)

以前の Holvi の時もそうであったように、Lawson 氏が手がけるビジネスは、その業界を変えるべく誰よりも先んじて世に出されることが多い。これがビジネス的に吉とで出るか凶と出るかは神のみぞ知るわけだが、働き方改革が叫ばれる日本市場においても健闘を祈りたいところだ。

テック大手やスタートアップ各社からは、スケッチやハンドライティングした図から Web サイト用にコーディングしてくれる AI ツールも複数提供されている。Attractive.AI やこれらのツールが、UI/UX のデザイナーの仕事の進め方をどのように変えていくのか興味深い。

<参考文献>

電動マイクロモビリティ「LUUP」が3.5億円調達、公開2日で2,000人以上の会員獲得

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電動マイクロモビリティ「LUUP」を運営するLuupは6月1日、ANRIをリードとする資金調達ラウンドを公表した。第三者割当増資によるもので、出資したのはANRI、East Ventures、SMBC ベンチャーキャピタル、アカツキ、THE GUILD、Ksk Angel Fund(本田圭佑氏の運営するファンド)、The Breakthrough Company GO、Scrum Ventures…

luup

電動マイクロモビリティ「LUUP」を運営するLuupは6月1日、ANRIをリードとする資金調達ラウンドを公表した。第三者割当増資によるもので、出資したのはANRI、East Ventures、SMBC ベンチャーキャピタル、アカツキ、THE GUILD、Ksk Angel Fund(本田圭佑氏の運営するファンド)、The Breakthrough Company GO、Scrum Ventures、PKSHA SPARX アルゴリズム 1 号、三菱 UFJ キャピタルの10社と複数の個人投資家。

調達した資金は3億5000万円で、出資比率などの詳細は非公開。同社はこれまで2回の投資ラウンドで累計4億500万円を調達している。

個人投資家で今回出資したのは浅野千尋氏、大湯俊介氏、小泉文明氏、篠塚孝哉氏、佐藤裕介氏、島田亨氏、高野真氏、光本勇介氏、田村淳氏、千葉功太郎氏、中川綾太郎氏、福島良典氏、溝口勇児ほか氏名非公開の複数名。それぞれ起業・事業経験のある人物らが名を連ねる。

Luupの創業は2018年7月。電動キックボードをはじめとする、マイクロモビリティのシェアリング事業を手がける。2019年には内閣官房の主導する規制サンドボックス制度を活用し、地方自治体と連携して実証実験を重ねてきた。

また、5月25日には一般消費者向けサービスとして、シェアサイクル事業を開始。渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の6エリアで操業を開始する。同社代表取締役、岡井大輝氏によれば募集開始から2日で2000名もの会員登録を獲得できたそうだ。海外でLIMEなどの事業者の苦戦が伝えられる中の船出について岡井氏は状況をこう分析した。

「前提として、海外のキックボード事業者が厳しい状況になっているのは資金繰りの観点からのみという認識です。コロナ禍において外出規制が厳しくなると、エリア拡大と競争のために抱えた大量の人員のケアができなくなるため、レイオフの選択をせざるをえなくなってしまうためです。一方、海外でも自転車やキックボードは、三密を避けるための移動手段としてのポジショニングは上がっていると認識しています。

実際にニューヨーク市ではロックダウン中でも自転車屋は営業を許可されており、その中でも在庫不足の状況が続いていたり、イギリスやアメリカではこういった小型モビリティ用の道路整備を政府が推進していたりします。

また、中国ではDiDiさんのシェアサイクルが伸びているというデータも出ていますし、国内事業者の増収は直近最高益になっており、チャリチャリさん(元メルチャリ)も最高売上(※)平均利用件数が最多を記録したと聞いています」。

つまり、現在の市況は確かに一時的な影響を与えたが、マイクロモビリティの中長期的な視点では追い風と考えているようだ。ではLUUPの強みはどこにあるのか。引き続き岡井氏はこうコメントしてくれた。

「弊社に関しては、「渋谷エリアのみ」かつ「50台のみの提供」からのスタートにも関わらず、LUUPアプリは公開後2日間で2,000以上の会員登録となりました。もちろん継続的な事業成長に向けて、オペレーション面に関しては海外事業者と同様、日本に合った最適解を今後見つけていかなければいけません。LUUPの本質は、日本市場における「徹底的なローカライゼーション」だと考えています。

具体的には、まず機体が小さいことがあります。小さいスペースに置くことを可能にした結果、ポート密度が上がります。例えば、渋谷エリアでは今の2〜3倍のポート密度にすることで、数分歩いただけで必ず1ポートある状況を作ります。これは世界にも有数な高密度シェアです。また、日本の都市部の小道にフィットする機体となっているのも特徴です。

さらにポートモデルを選択し、ライド開始前に「降りる場所を予約する」UXを導入しました。これは返そうと思ったポートが埋まっている、といった悪い体験が起きないよう設計しています。放置が厳しい日本社会に適合したもので、シェアサイクルでこの仕様を導入しているのはLUUPのみと認識しています。将来的には、再配置コストをおさえるようなダイナミックプライシングも計画しています」。

訂正:Luup社より、いただいたコメントの中で「最高売上」となっていた箇所は「平均利用件数が最多を記録した」が正しいというご連絡をいただきましたので、訂正させていただきます。

本田圭佑氏、元FiNC溝口勇児氏、元ネスレ高岡浩三氏、「WEIN挑戦者FUND」を設立——ウェルビーイングとオープンイノベーションに特化

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プロサッカー選手で KSK Angel Fund の運営でも知られる本田圭佑氏、FiNC Technologies 創業者で元 CEO の溝口勇児氏、ネスレ日本元 CEO の高岡浩三氏は、「WEIN 挑戦者 FUND」を設立したことを発表した。国内スタートアップ向けに、ウェルビーイングやオープンイノベーションに特化して投資する。設立者でもある3人が代表パートナーを務める。 最初のファンドは「0号フ…

Photo credit: 蜷川実花氏(リモート撮影)

プロサッカー選手で KSK Angel Fund の運営でも知られる本田圭佑氏、FiNC Technologies 創業者で元 CEO の溝口勇児氏、ネスレ日本元 CEO の高岡浩三氏は、「WEIN 挑戦者 FUND」を設立したことを発表した。国内スタートアップ向けに、ウェルビーイングやオープンイノベーションに特化して投資する。設立者でもある3人が代表パートナーを務める。

最初のファンドは「0号ファンド」と位置付け、代表パートナーの3人に加え起業家やエンジェル投資家らから最大20億円程度を集める。投資対象は、「孤独・退屈・不安」といった21世紀の課題を解決するスタートアップや起業家。チケットサイズへの言及はないが、アーリーステージの創業を支援する位置づけから数百万円〜数千万円程度と推定される。

WEIN 挑戦者 FUND は、代表パートナーや彼らのネットワークを通じて起業家(同ファンドでは挑戦者と呼んでいる) への広範な支援に注力するため、スタートアップスタジオやスカウトファンドのような性格を持つのかもしれない。0号ファンド後に組成される「1号ファンド」では、オープンイノベーションを念頭に大企業から出資を募り100億円程度の規模を目指す。

本田氏は、起業家は投資を受けてからの方が大変で、投資だけでなく起業家が直面するリソース不足を支援していきたい、と抱負を語った。また、本田氏はアメリカでの投資は Dreamers Fund、日本での投資は WEIN 挑戦者 FUND を通じて行い、KSK Angel Fund ではそれ以外の地域に投資していくとした。

ファンド創設と同時に、WEIN 挑戦者 FUND では、審査制の創業支援コミュニティの募集を開始した。第0期の募集は、今日5月28日から6月4日まで。

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