
プロサッカー選手で KSK Angel Fund の運営でも知られる本田圭佑氏、FiNC Technologies 創業者で元 CEO の溝口勇児氏、ネスレ日本元 CEO の高岡浩三氏は、「WEIN 挑戦者 FUND」を設立したことを発表した。国内スタートアップ向けに、ウェルビーイングやオープンイノベーションに特化して投資する。設立者でもある3人が代表パートナーを務める。
最初のファンドは「0号ファンド」と位置付け、代表パートナーの3人に加え起業家やエンジェル投資家らから最大20億円程度を集める。投資対象は、「孤独・退屈・不安」といった21世紀の課題を解決するスタートアップや起業家。チケットサイズへの言及はないが、アーリーステージの創業を支援する位置づけから数百万円〜数千万円程度と推定される。
WEIN 挑戦者 FUND は、代表パートナーや彼らのネットワークを通じて起業家(同ファンドでは挑戦者と呼んでいる) への広範な支援に注力するため、スタートアップスタジオやスカウトファンドのような性格を持つのかもしれない。0号ファンド後に組成される「1号ファンド」では、オープンイノベーションを念頭に大企業から出資を募り100億円程度の規模を目指す。
本田氏は、起業家は投資を受けてからの方が大変で、投資だけでなく起業家が直面するリソース不足を支援していきたい、と抱負を語った。また、本田氏はアメリカでの投資は Dreamers Fund、日本での投資は WEIN 挑戦者 FUND を通じて行い、KSK Angel Fund ではそれ以外の地域に投資していくとした。
ファンド創設と同時に、WEIN 挑戦者 FUND では、審査制の創業支援コミュニティの募集を開始した。第0期の募集は、今日5月28日から6月4日まで。
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