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勝てるアプリ、成長に必要な7つのポイントーーReproとグッドパッチがアプリ成長支援で提携

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スタートアップのみならずスマホアプリをビジネスチャネルとして選択肢に加えることがごく当たり前の時代。マーケットが拡大すれば、当然それらをグロースさせるノウハウも蓄積が進むわけで、一定の勝ちパターンなるものも見えてきたーー そんな話を聞いたので取材に行ってきた。訪問先は代々木に拠点を構える「Repro」だ。 Reproは2015年4月に公開のアプリの成長支援ツールで、2018年5月時点で世界59カ国…

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写真左から:グッドパッチ代表取締役の土屋尚史氏、Repro代表取締役の平田祐介氏

スタートアップのみならずスマホアプリをビジネスチャネルとして選択肢に加えることがごく当たり前の時代。マーケットが拡大すれば、当然それらをグロースさせるノウハウも蓄積が進むわけで、一定の勝ちパターンなるものも見えてきたーー

そんな話を聞いたので取材に行ってきた。訪問先は代々木に拠点を構える「Repro」だ。

Reproは2015年4月に公開のアプリの成長支援ツールで、2018年5月時点で世界59カ国、5000件以上に導入されている。ユーザーリテンションやファネルなどの定量分析、動画によるユーザー行動の定性的な分析などを通じて、アプリのインターフェースや体験性(UI/UX)を改善するポイントを教えてくれる。

プッシュ通知などのアプリ内マーケティングも提供されており、同社の説明では課金率を平均で20%改善させたり、1か月後のリテンションレートを35%改善するなどの実績を積み上げているという話だ。特にアプリは継続して利用してもらうことが大切なため、このリテンションレートの改善には力が入っているという。

このReproが講談社の漫画アプリ「コミックDAYS」に導入され、アプリ成長の支援を開始するということで、実際にどのような施策を実施したのか、同社代表取締役の平田祐介氏に話を聞いた。また、UI/UXを担当したグッドパッチ代表取締役の土屋尚史氏にも同席してもらった。

アプリユーザー獲得から成長に必要な7つの重要施策

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講談社のコミックDAYS

二人に話を聞く前に具体的な施策の内容を紐解いてみよう。もともと講談社の企画で始まった「コミックDAYS」は外部に開発のパートナーを求めていた。白羽の矢が立ったのがグッドパッチとはてなだ。それぞれアプリ担当、ウェブ担当という具合に役割を分担した。

土屋「もともと講談社さんが持っていた課題や企画アイデアの『骨子』に対して私たちがどうやったらビジネスモデルとして成立するのか、助言しながら組み立てていった感じです。初期の開発は昨年7月頃から着手して、実質半年ほどかかりました。漫画アプリと言っても課金もあれば広告もあるし、実際に市場に出してみないとどれが正解かなんてわからない」。

そしてこのアプリ部分の定量分析、改善を担ったのがReproになる。アプリストア最適化(ASO)支援とアプリマーケティング支援の両方を手がけており、それぞれ具体的な取り組みは次の通り。

  • アプリストアの検索キーワード最適化:自然流入の増加
  • アプリアイコンや説明文の最適化:ダウンロード率の向上
  • アプリジャンル毎のトレンドに合わせた検索ロジック最適化
  • リテンション分析によるユーザー行動把握、KPI設計
  • プッシュ/メッセージによるマーケティング施策設計
  • レポート効果測定
  • 結果検証に基づくPDCA

これらの7項目を一気通貫で実施することでアプリユーザーの獲得から収益化までを継続的に改善し続けることが可能になる。指標を元にUI/UXの改善をグッドパッチが実施する。

土屋「リリース後に受けたユーザーのフィードバックを集め、課題に対してどういう優先順位をつけるのか、それはどのような判断軸で決定するのか、そういうルールを決める必要があるわけです。地道にやればいつかは改善していくと思います。けど、(単独でやれば)時間はかかるでしょうね」。

平田「アプリのUXってUI自体の話とプッシュのようなコミュニケーションの両方を高めないとグロースしません。その課題がどこにあってどういう方向性に向かえばいいか、これまでの知見からアドバイスはできます。一方でデザインそのものやUIの設計までやっていいよ、というクライアントの対応までお手伝いしたかった」

コミックDAYSの事例で両社は得意分野を分担することになった。

KPIの設計で「何やりたいですか?」は不要

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このように定量的な分析データに基づくPDCAが回ればある程度の施策や成長具合は見込めるようになるだろう。しかしそもそもPMF(市場最適化)してない、もしくはするかどうか分からない場合はどのように考えればいいだろうか?

平田「例えば事業会社の事業に関係ないものを出す、というのは全く無意味です。具体名は控えますが、使いにくい機能を満載にしたり、ウェブで十分なのにわざわざアプリで出すような体験は、結果的にブランドを毀損するので再考された方がいいです」。

平田氏は具体的に「1:本業のプロモーションにつながるもの、2:ECなど具体的に事業を再現するもの、3:顧客管理(CRM)を実現するもの、この3つ以外はシナジーが見込みにくい」としていた。土屋氏もこう指摘する。

土屋「(アプリ改善の)パフォーマンスを出せそうかな、ということは考えますね。特にマーケットは重要です。その企業がやろうとしている市場の『筋』はどうなのか。また担当者にちゃんと熱量があるか。こうこうこういう領域だからやらない、というのはないですが」。

また、KPIの設計についても平田氏は興味深い話をしてくれた。

平田「売上でいくのか、それともユーザー数でいくのか、それぞれに勝ちパターンがあるので、それに合わせて設計していくという感じですね。あと『何やりたいんですか?』みたいな質問ってしないんです。こうやった方がいいですよ、KGIとして設定する売上は数億なのか数十億なのか、そしてそれは現実味のある数字かどうか。こういうヒアリングを通じて売上目標まで作ってその数字を元に開発や改善のスケジュールを作るわけです」。

例えば出版社のビジネスモデルで大きいのはヒット作家を掘り当てることだったりする。じゃあ既存作品に課金するよりも、新人発掘をターゲットに幅広く集めるために無料にした方がいいーーといった具合だ。

話を聞いてみて、やはりアプリ成長の分野はまだまだ人手のかかる箇所が多い印象を受けた。特にビジネスモデルの紐解きや、KPIの設計などはコンサルティングの力を借りなければ決断できない。

平田「実際にサービスを作り、どうやってその世界を実現させるのか。それには売上なのか、購読なのか、作家を発見することなのか。こういうクライアントワークはなくならないですね。一方で売上の75%はReproのSaaSが稼いでくれてるので、事業としてはどんどん積み上がってるような状況になってます」。

今回、両社が取り組むアプリ成長の支援サービスは人とシステムをうまくハイブリッドした形になるのだろう。また実績が積み上がった段階でお伝えできればと思う。

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グッドパッチ、デザイナー特化キャリア支援サービス「ReDesigner(リデザイナー)」を開始——人材輩出で企業のUI/UXチーム立ち上げを支援

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デザインファームのグッドパッチは23日、デザイナーに特化したキャリア支援サービス「ReDesigner(リデザイナー)」をローンチした。同社の顧客である大企業やスタートアップにデザイナーを人材紹介することで、顧客社内における UI/UX チームの立ち上げを支援する。 グッドパッチ代表取締役の土屋尚史氏によれば、業界全体においてデザインの重要性が高まる中で、同社の「クライアントのペインポイント」はデ…

デザインファームのグッドパッチは23日、デザイナーに特化したキャリア支援サービス「ReDesigner(リデザイナー)」をローンチした。同社の顧客である大企業やスタートアップにデザイナーを人材紹介することで、顧客社内における UI/UX チームの立ち上げを支援する。

グッドパッチ代表取締役の土屋尚史氏によれば、業界全体においてデザインの重要性が高まる中で、同社の「クライアントのペインポイント」はデザイナーが足りていないことと共に、デザイナーを雇ったことのない会社が社内にデザイン組織を作りたいというニーズが非常に大きくなっているのだという。具体的には、大企業の中にも CCO(チーフクリエイティブオフィサー)といった職位を新たに開設し、外部から新たな人材を迎え入れる事例も増えてきている。

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グッドパッチがクライアントにデザイナーを紹介することは、ともすれば、それまでのグッドパッチの受託業務の減少につながる可能性が考えられるが、その心配を払拭するほどの勢いでデザイナーの需要が増えていることや、デザイン業務を受託しているクライアントに対しても「最終的には社内で内製してもらいたい。クライアントが自走できるように支援していくのがミッション(土屋氏)」として取引しているということで、既存事業との利益相反にはつながらない。

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一方、デザイナーの立場から見てみると、デザイン業務の専門性や多角化などから一般的な転職エージェントでは、デザイナー特有の希望やキャリアパスを十分にフォローできない可能性がある。デザインの会社であるグッドパッチがデザイナーのキャリア形成の一端を担うことで、このような問題が解決できるのではないかと土屋氏は語る。デザイナーにとっては、相性の問題で紹介した企業と合わなければ、別の企業を紹介してもらったり、グッドパッチでの勤務を模索したりといった選択肢の幅が広がることになる。

グッドパッチ代表取締役の土屋尚史氏(右)と、UX デザイナーの佐宗純氏(左)。佐宗氏はキャリアデザイナーとして、ReDesigner の業務責任者を務める。
Image credit: Goodpatch

ReDesigner の業務責任者には、自身も UX デザイナーである佐宗純氏が就任。これまで200社以上のクライアント案件をこなしてきた経験から、クライアントのニーズをデザイナーの目で把握し、最適な人材の紹介に注力したいと抱負を語ってくれた。デザイナーの流入経路については未定だが、近日中にもデザイナーの育成体制を整え候補者を誘引し、デザイナーやデザイナー候補者のコミュニティを組成する計画。近い将来には、毎月30人ほどの新規デザイナーの登録を迎え入れられるマッチングを行えるようにしたい、としている。

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グッドパッチ、シリーズCラウンドでSBIインベストメントと三井住友海上キャピタルから4億円を資金調達

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東京、ベルリン、台北に拠点を置くUX/UI デザインエージェンシーのグッドパッチは26日、シリーズCラウンドで SBI インベストメントと三井住友海上キャピタルから総額4億円を調達したことを明らかにした。同社にとっては、2013年12月の1億円(シリーズAラウンド)、2016年2月の4億円(シリーズBラウンド)に続く3度目の資金調達となる。 SBI インベストメントからは同社の FinTech フ…

東京、ベルリン、台北に拠点を置くUX/UI デザインエージェンシーのグッドパッチは26日、シリーズCラウンドで SBI インベストメントと三井住友海上キャピタルから総額4億円を調達したことを明らかにした。同社にとっては、2013年12月の1億円(シリーズAラウンド)、2016年2月の4億円(シリーズBラウンド)に続く3度目の資金調達となる。

SBI インベストメントからは同社の FinTech ファンドからの出資であり、今回の調達発表とあわせ、グッドパッチは、SBI インベストメント傘下の SBI 証券の UX/UI デザインの改善プロジェクトに着手していることを明らかにした。グッドパッチでは、今月から社内にフィンテック領域に特化した UX/UI デザインチームを発足させており、今後、フィンテック業界とデザイン業界の両領域に有用なデザインや開発ノウハウを発信・共有するラボを開設するとしている。

グッドパッチがこれまでに手掛けた、フィンテック業界の UX/UI のポートフォリオには、マネーフォワードの2014年5月公開版、MYDC の2017年1月公開版、QUICK が提供する Shinkly の2017年公開版などがある(開示されているもののみ)。

グッドパッチは2011年8月の設立。同社の代表取締役を務める土屋尚史氏は、グッドパッチを創業する前、サンフランシスコのデジタルエージェンシー btrax でインターンとして勤務、帰国後、2011年8月にグッドパッチ(Goodpatch)を設立した。社名はサンフランシスコのインキュベーション・スペース Dogpatch Labs に由来する。2014年10月に正式ローンチしたプロトタイピングツール「Prott」は、IT大手・スタートアップ・デザインファームなどに導入されている。

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グッドパッチCEOが語る「組織が急成長するときに、起業家が気をつけるべきこと」

本稿は、東京に拠点を置くUIデザインエージェンシー「グッドパッチ」の代表取締役社長の土屋尚史氏の個人ブログ「Like a Silicon Valley」より、許可を得て編集・加筆の上で転載しています。原文はこちら、『2015年を振り返る』。 グッドパッチとしては去年は念願の海外オフィスとしてベルリンにオフィスを出す事ができたし、Prottとアットホームとの共同事業のTALKIEがグッドデザイン賞を…

本稿は、東京に拠点を置くUIデザインエージェンシー「グッドパッチ」の代表取締役社長の土屋尚史氏の個人ブログ「Like a Silicon Valley」より、許可を得て編集・加筆の上で転載しています。原文はこちら、『2015年を振り返る』。

Goodpachの代表取締役社長の土屋尚史氏、増床したばかりのオフィスの新フロアにて。 Credit: Yuki Sato / The Bridge
Goodpatchの代表取締役社長の土屋尚史氏、増床したばかりのオフィスの新フロアにて。
Credit: Yuki Sato / The Bridge

グッドパッチとしては去年は念願の海外オフィスとしてベルリンにオフィスを出す事ができたし、Prottとアットホームとの共同事業のTALKIEがグッドデザイン賞をダブル受賞し、MERYやガールズちゃんねるはクライアントのサービスGrowthに大きく貢献した代表的な事例となった。自社サービスであるProttもユーザー数は5万人を越えて、多くの企業に導入された。12月にはFiNCとの資本業務提携も発表し、話題に事欠かない1年だった。

では、自分としては昨年の1年どうだったかと言われると、とても苦しい1年だったという言葉が真っ先に出てくる。Kaizenのすどけんさんの振り返りブログを見ると同じような感想で驚いた。課題もとても似ていた。

この1年色んな所で会う人たちに「グッドパッチさん勢いありますねー」「うまくいってますねー」とか言われたが、その度に全くそんな事ないと思っていた。そりゃ社長をやっている以上、いくら悪い状態でも周りに弱みは見せれないし、普通かつ謙虚に振る舞わないといけない。もちろん、起業して4年ちょっと経つしこれまでも問題は沢山あったし、辛い事も沢山あった。だけど昨年1年、特に後半はその中でも苦しい期間だった。

組織化に苦しんだ1年

グッドパッチは2015年の頭に社員の数は50人を越えたのだが、ずっと組織がミドルマネジメントがいないワントップフラット体制のままだった。30人を越えたあたりから組織化をしないといけないといけないと思いながらも、徐々にやっていこうと言いながら人ばかりが増えていった。その結果、50人を越えるまで僕が営業、新規事業、採用、広報、財務、資金調達、給与振り込みまでやってしまっている状態になった。去年の4月から本腰を入れて組織を作っていこうと組織デザイン室を作ったがなかなか前に進まない。問題はいくつかあったのだが、まず僕がこれまで組織とは何かをずっと知らずにやってきてしまったことによって、全くイメージがわかず最適な組織の形が見えずに時間ばかり過ぎていった。

そもそも、僕は良かれと思って社長と社員の間に誰も入らないワントップフラットな組織の形にしていた。ダイレクトに社長のメッセージを社員に伝えたいし、社員も社長に直接言えたほうが良い、そう思っていた。しかし、途中から人数が増えすぎて社員1人1人とのコミュニケーションを取る時間は極端に減り、良かれと思ってやっていたワントップフラットはお互いを不幸にする形になってしまっていた。

もっと早くに外部の協力者を入れるべきだったと少し後悔している。知識がないことに加え、事業を成長させるために採用スピードを落とすわけにもいかず、色んな事が後手にまわりどんどんスタックしていき、社員とのコミュニケーションもどんどん取れなくなり、不満の声がどんどん大きくなっていっているのは気付いていた。7月にリンクアンドモチベーションの近藤さんに出会って、相談に乗ってもらい仕事をお願いしてから、組織周りの事はどんどん進んでいったのだが、時既に遅しだった。

8月から退職者がどんどん出始め、後半の5ヶ月は僕にとっても試練の時期となった。しかも、辞めたいと言ってくるのはみんな3年前の秋葉原時代に入ったメンバーばかり。一緒にグッドパッチを成長させてきたメンバーがみんな自分の元を去っていく。しかも、なぜか時期が重なり、酷い時は4日連続で僕の元に退職の意を伝えにスタッフがやってきた。精神的にはタフな方の自分もさすがに堪えた。理由はステップアップの転職や他社からの引き抜き、独立など様々だったが、経営側がメンバーのケアをできてないのは明らかだった。残ったこの1年で入ったメンバー達の不安もどんどん募っていった。

そんな混乱期の中で、なんとか10月からミドルマネジメントをいれた新組織体制をスタートし、12月からは今まで取締役は僕1人だったのだが新取締役を4名とCTO執行役員を任命し、この数ヶ月で急激に組織ができていってる。今のところ、この組織化はとても良い方向に行っていると感じている。これからももちろん課題は出てくると思うが都度修正しながら良い組織を作って行きたい。

Goodpatchの増床した新フロア Credit: Goodpatch
Goodpatchの増床した新フロア
Credit: Goodpatch

起業家から経営者への意識転換

自分にとって、2015年は起業家から経営者への意識変革を求められた1年だった。僕にとって理想のリーダーとは誰よりも前線に立ち、リスクを取り先頭をきって道を切り開いていく、背中で見せるタイプのリーダーが理想だった。起業家はそういうタイプが多いかもしれない。世の中に新しい価値を作り上げる人、とにかく0→1をやりたいタイプ。だけど、0→1が立ち上がって、組織が成長してくるとトップは考え方を変えないといけないフェーズが来る。

会社を継続的に成長する仕組みを作り、会社の進むべき方向性指し示し、戦略を作り、意思決定をする。それが経営者の仕事。アメリカだと良くファウンダーがサービスを立ち上げた後にVCがプロ経営者を外から持ってくるケースもあるが、日本の場合はプロ経営者自体の数も少ないし、僕はファウンダーが一番強い思いを持っているはずなのでその思いを持っている人間が経営をし続けるのが良いと思っているので、起業家がどこかで経営者に考え方を変えて会社を経営していくのが一番良いと思っている。

僕にとって去年がその意識変革の年だったんだと思う。本来であれば30人を越えた辺りで気付かないといけなかったのだが、結局50人を越えるまで先頭切って自分で全部やってしまっていた。やっと2015年の後半に気付けてよかった。

苦しみを乗り越えた先の光が見えた12月

後半は苦しかったが、その期間があったお陰で会社の事、事業の事、仲間の事をより深く考える事ができ、自分がやるべきことがより明確になった。そして、後半に任命した新役員陣とリーダー陣はみんなこの1年の間にグッドパッチにジョインしたメンバーだが非常に優秀かつグッドパッチのビジョンとミッションに深く共感し、責任感を持って業務に臨んでくれている。特に後半の混乱期を一緒に乗り越えたお陰で役員リーダー陣はより結束力が強くなった。苦しかったがグッドパッチが成長するためには必要な期間だったのだと思う。

そして、残ったメンバー達はモチベーションも高く、前を向き、グッドパッチをもっと良くしていこうとする姿勢を感じれる。僕は現時点でのメンバーがグッドパッチ過去最強のメンバーだと思っている。チームとしてとても強くなっていると感じる。

グッドパッチに集まってくるメンバー達の質は年々上がっていってる。ただ優秀だとか大企業で働いていたとかではない、みんなデザインが大好きでデザインの力を深く信じ、グッドパッチのやっている事、成そうとしてる事に共感して、それを一緒に実現したいとグッドパッチに入社してきている。

今年初めにはまた一気に14人の仲間が増えた。春先には80人を越える組織になる。

高い理想を抱いてグッドパッチの門を叩いて入ってくる仲間をがっかりさせないくらい熱い会社にしたい。

2015年グッドパッチ忘年会にて Credit: Goodpatch
2015年グッドパッチ忘年会にて
Credit: Goodpatch

関連記事:UIデザインエージェンシーのグッドパッチがベルリンに初の海外拠点を開設、海外展開を本格化

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グッドパッチが多摩美術大学情報デザイン学科と共同し、UIデザイン教育に関する研究を開始

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先日、ベルリンにオフィスを開いたグッドパッチが今年度より多摩美術大学情報デザイン学科との産学共同研究としてプロトタイピングツールを用いたUIデザイン教育に関する研究を開始した。 この研究では、グッドパッチが開発するプロトタイピングツール「Prott」を大学の授業に導入。プロトタイピングツールを活用したデザイン演習を行ないながら、デザイン手法と教育方法を探求することを目的としている。 グッドパッチは…

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先日、ベルリンにオフィスを開いたグッドパッチが今年度より多摩美術大学情報デザイン学科との産学共同研究としてプロトタイピングツールを用いたUIデザイン教育に関する研究を開始した。

この研究では、グッドパッチが開発するプロトタイピングツール「Prott」を大学の授業に導入。プロトタイピングツールを活用したデザイン演習を行ないながら、デザイン手法と教育方法を探求することを目的としている。

グッドパッチは、今回の多摩美術大学との産学協同研究を通じて、学生のUIデザインスキルの向上、教育現場でのプロトタイピングツールの活用を支援していく。



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デザイナーが働きやすい組織をどうデザインするかーーグッドパッチ執行役員にUXデザイナーの藤井幹大氏が就任

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ドイツ・ベルリンにオフィスを開設することを発表し、グローバル展開に乗り出したUIデザインエージェンシーのグッドパッチ。現在、グッドパッチは50名以上のメンバーが働いているが、これまで役員は代表の土屋尚史氏1人だった。 海外展開への本格化に合わせて、社内の体制にも変化があった。ベルリンオフィスの代表となるボリス・ミルコヴスキー氏が執行役員に就任した他、東京オフィスにも新しく藤井幹大氏が執行役員として…

グッドパッチ執行役員に就任した藤井幹大氏
グッドパッチ執行役員に就任した藤井幹大氏

ドイツ・ベルリンにオフィスを開設することを発表し、グローバル展開に乗り出したUIデザインエージェンシーのグッドパッチ。現在、グッドパッチは50名以上のメンバーが働いているが、これまで役員は代表の土屋尚史氏1人だった。

海外展開への本格化に合わせて、社内の体制にも変化があった。ベルリンオフィスの代表となるボリス・ミルコヴスキー氏が執行役員に就任した他、東京オフィスにも新しく藤井幹大氏が執行役員として就任している。

グッドパッチは、多様性を重視することをテーマにしていたり、規模の拡大を目指しつつも、クリエイティビティや自由度はなくさないように務めるなど、デザインエージェンシーとしてのあり方にも注力している。

ミッションは「組織」のデザイン

そんなグッドパッチで藤井幹大氏はチーフUXデザイナーを務めている人物。藤井氏は今回執行役員に就任し、グッドパッチ内で特に「組織のデザイン」に取り組む。彼は前職では会社の立ち上げ時期から関わり、自身がデザイナーでありつつ、デザイナーのマネジメント経験があったため、組織づくりに関する知見を持っていたという。

藤井氏「元々自分もデザイナー出身で、良いデザイナーがそのままパフォーマンスをフルで発揮できる環境を作ること、デザインの評価基準を用意することなど、組織をデザインすることが自分のミッションです」

藤井氏は元々、役員になる前提でグッドパッチにジョインしていたそうだ。1年働き、組織にも慣れ、役割が明確になってきたため、今回改めて役員に就任することで、デザイナーたちからの相談窓口を明確にするという目的もあった。

藤井氏「最近では、ホラクラシ−と呼ばれる組織のあり方も提唱されています。従来型の組織ではない新しい組織の姿。グッドパッチも、メンバーが50人超えたあたりから、これまでのやり方での限界が見え始めました。グッドパッチはこのさきグローバルにも展開し、さらに組織は大きくなる。そうなるとよりいっそう組織づくりが重要になります」

フラットな雰囲気をもったカルチャーを保ちながら、強い組織にするか。これをどうデザインするかが大きな課題だと藤井氏は語る。

カルチャーの維持と成長スピード

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藤井氏「グッドパッチは、スペシャリストの集団だと思われがちなのですが、正確には集団でスペシャリストなんです。尖ったスキルや能力を持った人が新しく入ってきたとき、その人の能力が活かされるようにし、スペシャリストであり続けられる組織体制、強いチームを作っていく必要があります」

デザイナーは能力を評価することも難しい。評価基準も組織のフェーズに合わせてアップデートしなければならないが、成長していく過程という最も忙しいタイミングで、評価の基準が実態に合わなくなってしまう、と藤井氏は語る。そのため「急成長を見越した評価の仕方」を作る必要があるという。これも藤井氏が取り組む課題のひとつだ。

また、現在、採用の一次面接は藤井氏が担当するようになっている。これまでは土屋氏がすべて担当していたそうだが、ここでも変化があった。代表自らが面接や応募メールへの返信を担当していた理由には、「コンタクトポイントすべてがブランディングに通じる」という考えがあったためだと土屋氏は語る。

そのため、求人の応募にもすぐ返信するようにしており、こうした考えはグッドパッチの自社サービスであるプロトタイピングツール「Prott」のカスタマーサポートにもつながっている。こうしたカルチャーをいかに浸透させるかということも組織をデザインする上では大切になりそうだ。

世の中のデザインを底上げする

土屋氏「日本の経営者層はデザイン軽視の傾向があると考えています。そんな経営者の元で働いていたら、デザイナーは力を発揮できない」

藤井氏「デザインの力をいかに経営課題にできるかが重要です。それはボトムアップで起こすことができる変化には限界があるため。アプリやサービスも、より上流に近いところから関わることで、より良いアウトプットにつなげることが可能だと考えています」

そう語るグッドパッチが目指しているのは、「世の中のデザインを底上げすること」だ。

藤井氏「ひとつひとつの受託の仕事をして、一緒に仕事をした相手にだけデザインの力を知ってもらうというアプローチだと、対応できる数に限りがあります。そのため、プロセス自体を仕組み化して、広く提供していこうとしているのが「Prott」です。

そうやってデザインの力を信じる気持ちがスプレッドしていくことで、社会に影響を与える。そんな未来を描ける人にメンバーになってほしいと考えています」

グッドパッチはデザイナーだけではなく、エンジニアもデザインの力を信じたメンバーが集まっているそうだ。グローバルに展開を目指す東京発のデザイナーチームは、同時にその土台を固め始めている。

これから先、より広い規模、より早い速度で、グッドパッチが世の中のデザインの力を底上げしていく姿に期待したい。

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UIデザインエージェンシーのグッドパッチがベルリンに初の海外拠点を開設、海外展開を本格化

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東京に拠点を置くデザイン会社グッドパッチが、本日初の海外拠点となる「Goodpatch Berlin」をドイツ・ベルリンに開設することを発表した。ベルリンオフィスの代表は、新しくグッドパッチの執行役員に就任したボリス・ミルコヴスキー氏が務める。 グッドパッチは、UIデザインに特化したデザインエージェンシー。過去に、ニュースアプリ「Gunosy」や家計簿アプリ「MoneyForward」などのUIデ…

右から:グッドパッチ代表取締役社長 土屋 尚史氏、執行役員 ボリス・ミルコヴスキー氏
右から:グッドパッチ代表取締役社長 土屋 尚史氏、執行役員 ボリス・ミルコヴスキー氏

東京に拠点を置くデザイン会社グッドパッチが、本日初の海外拠点となる「Goodpatch Berlin」をドイツ・ベルリンに開設することを発表した。ベルリンオフィスの代表は、新しくグッドパッチの執行役員に就任したボリス・ミルコヴスキー氏が務める。

グッドパッチは、UIデザインに特化したデザインエージェンシー。過去に、ニュースアプリ「Gunosy」や家計簿アプリ「MoneyForward」などのUIデザインを手がけてきており、ここ最近でも様々なアプリのUIデザインに携わっている。また、自社プロダクトであるプロトタイピングツール「Prott」の提供も行っている。

ドイツはバウハウスが存在しているなど、デザインに造詣が深い国だ。その中でも初の海外拠点としてベルリンを選んだ理由に、現在ベルリンがスタートアップの街として注目されていることがある。

「スタートアップの街」として盛り上がるベルリン

Goodpatch Berlin

イギリスやフランスに比べて、地価や物価が安く住みやすいことなどから、ヨーロッパを中心に各地から人が集い、ここからヨーロッパという市場にアプローチしようとしている。

グッドパッチ代表取締役社長の土屋尚史氏は、元々ドイツから生まれるサービスのUIが好きで、同社のブログ「memopatch」などで紹介していた。その記事を見て、2013年に当時、慶應メディアデザイン研究科(KMD)の学生だったボリス氏がグッドパッチの求人に応募したことがコトの始まりだったという。

土屋氏「海外に拠点を持ちたいという思い以前からあって、最初はサンフランシスコに出したいと考えていました。ただ、サンフランシスコはすでにかなりホットになっているエリア。今すぐ出さなくてはいけない理由は少ない。

そんな時、ボリスが去年KMDを卒業してフルコミットしてくれるようになりました。彼は「Prott」のグローバル担当として、ヨーロッパやサンフランシスコでワークショップを開催していたんです。彼は元々ミュンヘン出身だったのですが、ベルリンが面白いということでベルリンにオフィスを構えることになりました」

「Prott」の正式ローンチの直前に、本誌でグッドパッチに取材した際にも、ボリス氏にインタビューに答えてもらっている。

スタートアップと共に成長を目指す

土屋氏「グッドパッチは過去にGunosyのような急成長するスタートアップにデザインを提供することで共に成長してきた歴史があります。」

グッドパッチがスタートアップと共に成長してきたことは印象深い。THE BRIDGEでも、Gunosyとグッドパッチの馴れ初めについて取材し、記事にしている。

ボリス氏「現在、スタートアップが盛り上がるベルリンでも、東京で成長したときと同様の現象を実現できると考えています。スタートアップコミュニティとの距離を縮め、その成長の波に乗ってグッドパッチ自身も成長していければ」

ベルリンのスタートアップであるmimiのオフィスにグッドパッチが入るため、「Goodpatch Berlin」はベルリンの中心部に開かれる。

ボリス氏「スタートアップは多くの企業とくらべて、動きがとても早くて、ドラマチックです。そんなスタートアップを創業した熱意を持ったファウンダーと一緒に仕事をすることはとても楽しいこと。それが私がベルリンオフィスを希望した理由のひとつでもあります」

デザインワークに影響するダイバーシティ

グッドパッチがベルリンに海外に拠点を構える理由は、スタートアップが盛り上がっているだけではない。海外に拠点を持つことで、他にも会社全体のデザインワークへの良い影響があると考えていることが挙げられる。

土屋氏「会社のスタッフが世界中に広がることで、日本のクライアントがグローバルに対応する際に、デザイン面で支援しやすくなります。アプリのユーザは世界中にいて、男女の比率もアプリによってバラバラ。そういった状況に対応していくためには、多様性のあるチームにしていかなくてはいけません。

純粋なアメリカ人だけでプロダクトを作っているところはシリコンバレーにはありません。集めている人種が多様だから、最初からグローバルマーケットを狙える。グッドパッチでは今後、ダイバーシティにも積極的に取り組んでいきたいと考えています」

グッドパッチでは、ベルリンオフィスを開設した後、東京オフィスと人をローテーションさせることなども検討しているそうだ。そうすることで、東京のオフィスで働くメンバーにも多様性に触れる機会を生み出そうとしている。

将来的には、ベルリンでノウハウを蓄積し、日本企業のヨーロッパ進出をサポートしていく予定だという。グッドパッチは年内に、シリコンバレーオフィスの設置も検討している。グッドパッチはベルリンを皮切りに、グローバル展開を加速していく。

グローバル展開を本格化させるにあたって、グッドパッチはチーム作りについても新しい挑戦を始めようとしている。これに関してもインタビューしているので、別の記事で紹介したい。

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グッドパッチが提供するプロトタイピングツール「Prott」がApple Watchアプリに対応

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グッドパッチが運営しているプロトタイピングツール「Prott」が対応デバイスにApple Watchを追加したことを発表した。 Prottはモバイルサイトやアプリを開発するチームのために作られたプロトタイピングツール。アプリの画面の手描きスケッチや画像ファイルを読み込み、操作や画面遷移を実際のアプリのように設定することで、簡単にプロトタイプを作成できるようにしている。 iOSアプリ、デスクトップア…

Prott

グッドパッチが運営しているプロトタイピングツール「Prott」が対応デバイスにApple Watchを追加したことを発表した。

Prottはモバイルサイトやアプリを開発するチームのために作られたプロトタイピングツール。アプリの画面の手描きスケッチや画像ファイルを読み込み、操作や画面遷移を実際のアプリのように設定することで、簡単にプロトタイプを作成できるようにしている。

iOSアプリ、デスクトップアプリ、Web版Prottを必要に応じて使い分けられ、SlackやHipchatなどの外部サービスとのAPI連携にも対応している。今後、Dropbox、Google Driveなどにも対応予定だという。

prott apple watch

「Prott」は2014年4月にβ版を、2014年10月に正式版をリリース。これまでiPhone 6・iPhone 6 Plus、iPhone 5・iPad・Androidなどに対応していた。Apple Watchは2015年に発売予定だが、専用アプリケーションの開発キット「WatchKit」が開発者向けに公開されるなど、情報が公開され始めている。

<関連記事>

グッドパッチ代表の土屋尚史氏は、

土屋氏「来年はApple Watchが発売されるため、多くのWatchアプリが作られると思います。初めてWatchアプリを作るケースがほとんどだと思うので、簡単にプロトタイプを作って動きを見ながらイメージを固めていくことができれば、アプリ開発にとても役立つと思います。

Prottはこれからも色んなデバイスにいち早く対応していきます。あと、実は色々と隠し機能が入ってたりするので探してみてください」

とコメントしている。

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Goodpatchがプロトタイピング・ツール「Prott」を正式ローンチ——IDEO、Yahoo、DeNAなどが社内に導入

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Goodpatch が2014年4月からβ版公開していたプロトタイピング・ツール「Prott」が本日正式ローンチし、あわせて、iOSおよびMac/Windows アプリとしての提供も開始された。また、Slack や Hipchat といった、社内コミュニケーション・ツールとも連携が可能になり、プロジェクトの更新にあわせて、その更新内容が開発チーム内で円滑に共有できるようになった。 また、同社は今回…

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Goodpatch が2014年4月からβ版公開していたプロトタイピング・ツール「Prott」が本日正式ローンチし、あわせて、iOSおよびMac/Windows アプリとしての提供も開始された。また、Slack や Hipchat といった、社内コミュニケーション・ツールとも連携が可能になり、プロジェクトの更新にあわせて、その更新内容が開発チーム内で円滑に共有できるようになった。

また、同社は今回の発表にあわせて、世界的にも名高いデザイン・コンサルティングファームの IDEO や、Yahoo Japan、DeNA でも社内のアプリ開発に導入されたことを発表している。

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正式ローンチにあわせて、料金体系も明らかになった。料金は Prott 上に作成するプロジェクトの数により決定され、1プロジェクトは無料、3プロジェクトの Starter プランが1,400円/月、プロジェクト無制限の Pro と Team がそれぞれ 2,500円/月、9,900円/月となっている。

「Prott」iOSアプリ
「Prott」iOSアプリ

Goodpatch の創業者兼CEO 土屋尚史氏によれば、Prott はβ版ローンチからの約8ヶ月間で7,000人のユーザを集めているのだそうだ。この分野で一歩先を走る台湾の POP は、2012年末から2年弱をかけて約30万人のユーザを集めているとされるが、正式ローンチ前の積極的なプロモーションを行っていない段階での Prott のこの数字は先行き明るいと言えるだろう。

アメリカのプロトタイピング・ツールとして有名な Invision は通算で約35億円ほどを資金調達しており、それなりの結果が出せている。エンタープライズ向けのワイヤーフレーム・ツールでは、Axure(編注:日本では、NTTデータがディストリビュータ)が年商ベースで約200億円の売上を出しており、期待が持てる市場だ。

何の前提知識が無くても、使い始めることができるのは Prott の強み。ユーザにインタビューしている中では、触り始めて数秒でプロトタイピングを始められる点が非常にウケている。(土屋氏)

土屋氏は、プロトタイピング・ツールの正式ローンチを足がかりに、次なる一歩への動きにも余念が無い。

プロトタイピング・ツールから広がるサービスもあるだろう。結果的に、デザイナーの労働単価を下げてしまうことにつながるので、クラウドソーシングのようなプラットフォームと連携することは、あまり興味が無い。

Prott を使えば、開発スキルが無くてもアプリのアイデアを提示することが可能になるので、アイデアの持ち主とデベロッパのマッチングコミュニティを作ることはできるかもしれない。アプリ・デベロッパにとっては、作りたいサービスのイメージを社外に見せることで、求人活動などにも応用できるだろう。(土屋氏)

UX/UI デザインを事業軸と位置づける Goodpatch は Prott を柱に、今後さらにいくつか、この分野のサービスを立ち上げることを目標としており、スタートアップやアプリ・デベロッパのコミュニティの支持を得て、近い将来、IPO に漕ぎ着けたいとしている。

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Goodpatch CEO 土屋尚史氏
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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉正式ローンチを目前に控え、プロトタイピング・ツール「Prott」の開発に勤しむGoodpatch

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 UI/UX 改善のソリューション提供を専業とする Goodpatch を以前取材したのは、昨年12月のことだ。同社はその頃、デジタルガレージ(東証:4819)の投資子会社 DG Incubation から1億円を資金調達した。 当時、Goodpatch…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

UI/UX 改善のソリューション提供を専業とする Goodpatch を以前取材したのは、昨年12月のことだ。同社はその頃、デジタルガレージ(東証:4819)の投資子会社 DG Incubation から1億円を資金調達した。

当時、Goodpatch のオフィスは秋葉原の近くにあったが、東京に集まるスタートアップ・ハブの一つである渋谷にオフィスを移転してから、2ヶ月あまりが経過した。

オフィスを訪れてみると、CEO の土屋尚史氏に加えて、見覚えのある顔がオフィスの奥から近づいて来た。Boris Friedrich Milkowski 氏だ。Milkowski 氏はドイツ出身で、Goodpatch に入る前、彼は慶応大学メディアデザイン研究科(KMD)に在籍していた。その頃、筆者は、彼と彼の友人のの学生らから、日本のアプリの UI/UX や、日本のスタートアップ・シーンに対する所見について、質問インタビューを受けたことがある。Goodpatch のグローバル展開を念頭に、彼はビジネス開発担当として今年チームに加わった。

Goodpatch は、ラピッド・プロトタイピング・ツール「Prott」のベータ版を今年3月にローンチしており、チームメンバーは現在、近日予定されている正式ローンチと iOS アプリ版のリリースに向けて、開発作業最後の追い込みに精を出している。

日本ではプロトタイピングをする文化がまだ薄いが、海外では開発に着手する前にプロトタイピングすることが多い。同業他社と共に、プロトタイピングの必要性を業界全体に啓蒙していきたい。
プロトタイピング・ツールを使えば、コードを知らないプランナーやデザイナーであっても、簡単にモックアップが作れる。

既存のグラフィック・ツールはモバイルデザインとなると機能しないことが多いので、ドローイング機能とか、いろいろ機能を追加していくことで、例えば、Adobe Photoshop が持っている機能を〝食う〟こともできるだろう。(土屋氏)

土屋氏が言う「ドローイング機能」は、今後の Prott のバージョンアップの中でサポートされる予定で、同社は今後の長いロードマップの中で、作成したプロトタイプを Prott の外へエクスポートできるような機能の実装も検討している。Prott は日本で開発されたアプリなので、日本語に対応していることは特徴の一つだが、実のところ、ユーザの7割は海外からのアクセスだ。正式ローンチと本格的なグローバル展開が待ち遠しい。

そんな Goodpatch が標榜するのは、シリコンバレーによく見受けられるようなオフィスの雰囲気づくりであり、オフィスの移転や内装には相当な金額を投じたようだが、「それで優秀な人が集まってくれれば安いもの」(土屋氏)だそうだ。

別のルートから入手した情報では、昨年も開催された、フィンランドのスタートアップ・カンファレンス Slush の東京版「Slush Tokyo(または Startup Sauna Tokyo)」が、今年は10月3日に Goodpatch のオフィスで開催されるらしい。このようなイベントを通じて、彼らは東京のスタートアップ・コミュニティに貢献するとともに、国際色溢れる環境やマインドセットを我々にもたらしてくれるだろう。

Goodpatch には現在32人の社員が居て、うち7人が Prott の開発に従事している。シリコンバレーのプロトタイピング・ツール「POP」も日本市場への本格参入を表明するなど、この分野はホットになりつつある。Prott やそれ以外の UI/UX プロジェクトの拡大のため、広く人材を募集しているということなので、この素晴らしいオフィスで仕事をしてみたい人は、Goodpatch に連絡を取ってみるとよいだろう。

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エレベータを出ると、そこは Goodpatch だった。
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玄関には、移転祝の蘭がたくさん。
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良席はリラックマがリザーブ。
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立ったまま仕事をするスタイルは、ぜひ腰痛持ちの筆者も参考にしたい。
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開放感あふれるミーティング・ルーム。
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いつの日からか、日本のスタートアップのオフィスには、必ず卓球台が置かれるようになった。
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休憩スペースの一角は、夜に訪れると、シャレたバーと見間違うようなライティング。
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