電通とScrum Ventures、世界中のスポーツテックスタートアップの成長を支援する「SPORTS TECH TOKYO」のプログラム説明会を開催

SHARE:
左から: SPORTS TECH TOYO プログラムオーナーを務める電通 CDC の中嶋文彦氏、Scrum Ventures CEO 宮田拓弥氏

電通(東証:4324)と、サンフランシスコに拠点を置く VC である Scrum Ventures は31日、都内でスポーツテックに特化したアクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」の説明会を開いた。2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控えたこの時期は、スポーツテックにとって、世界中から東京に注目が集まる最高のモーメンタムだ。

イベントの冒頭には、自身もスタートアップに投資を行っている本田圭佑氏がコメントを寄せた。

このアクセラレーションプログラムの第1バッチの運用期間は、2019年1月から概ね1年間。一般的なアクセラレーションプログラムよりも期間が長く設定されているが、前半6ヶ月の事業開発ラウンドに加え、後半6ヶ月の活性化ラウンドが備わっていることが最大の特徴。サービスや事業の開発にとどまらず、実際に参加したスタートアップのビジネスとしての定着にまでの定着にまで一定のコミットをする格好だ。

SPORTS TECH TOKYO プログラム構造

応募の対象となるのは、Play(e スポーツやファンタジースポーツなど)、Watch(アリーナのソリューション、スタジアムのソリューション)、Support(選手のサポートテクノロジーなど)と多岐にわたる。世界中から募集したスタートアップの中からパーティシパントを150社選出(2019年2月頃)、東京でキックオフカンファンレンスを開催(2019年3月頃)。

SPORTS TECH TOKYO のメンター(一部)

4月以降、ファイナリスト10〜20社を採択し、日本およびサンフランシスコでメンタリングを実施する予定だ。メンターには、米バスケットボールチームのテクノロジーリードを務める Daniel Brusilovsky 氏、Comcast Ventures の投資家 Kai Bond 氏、Product Hunt の創業者で Weekend Fund の投資家である Ryan Hoover 氏など有名人約100名が名を連ねる。

現時点で SPORTS TECH TOKYO への支援を表明しているスポンサー各社

2019年7月には前半の事業開発ラウンドの締めくくりとしてワールドデモデイを開催(サンフランシスコ)、2019年10月にはプログラム参加スタートアップの露出を支援するため、日本のテックカンファレンス内でポップアップイベントを開催する。また、現時点でスポーツ関連企業、メディアなど約20社からのサポート/スポンサーシップを獲得している。

スポーツマーケティングジャパンの日置貴之氏が世界のスポーツビジネスの最新動向を紹介。
日置氏が紹介した、スポーツビジネスの進化。
元サッカー日本代表監督の岡田武史氏(右)をはじめ、スポーツブルを運営する黒飛功二朗氏(左)、「統計学が最強の学問である」の著者 西内啓氏(中央)が登壇。スポーツテックの可能性について議論した。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する