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電通とScrum Ventures、SFジャイアンツの聖地オラクルパークで「SPORTS TECH TOKYO」のデモデイを開催——世界から25社が参加

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電通(東証:4324)と、サンフランシスコに拠点を置く VC である Scrum Ventures は21日、サンフランシスコ市内のオラクルパークで、スポーツテック特化アクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」のデモデイを開催した。世界中から集まった起業家のほか、日米両国からの投資家、大企業のオープンイノベーション担当者、メディア関係者など300人超が参加した。 4月に開催…

SPORTS TECH TOKYO ワールドデモデイ参加のファイナリスト、メンター、サポーターの皆さん(一部)

電通(東証:4324)と、サンフランシスコに拠点を置く VC である Scrum Ventures は21日、サンフランシスコ市内のオラクルパークで、スポーツテック特化アクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」のデモデイを開催した。世界中から集まった起業家のほか、日米両国からの投資家、大企業のオープンイノベーション担当者、メディア関係者など300人超が参加した。

4月に開催された同アクセラレーションプログラムのキックオフイベントの記事で既報の通り、このプログラムは、日米の大手企業とのオープンイノベーションを念頭に、世界各国から多数のスタートアップが集まった。キックオフイベントの段階で暫定値が公開されていたが、ワールドデモデイを迎えて最新の値が公開された。

左から:Michael Proman 氏(Scrum Ventures マネージングディレクター)、宮田拓弥氏(Scrum Ventures ベンチャーパートナー)、中嶋文彦氏(電通 CDC Future Business Tech Team 部長、SPORTS TECH TOKYO プログラムオーナー)

事務局発表による、SPORTS TECH TOKYO プログラムへ参加したスタートアップの数は次の通り。

  • SPORTS TECH TOKYO に応募があったスタートアップ ……………33ヶ国 284社
  • パーティシパント(一次選考を通過したスタートアップ)…………23ヶ国 159社
  • 今回開催されたワールドデモデイに参加したスタートアップ………25社
  • ファイナリストに選ばれたスタートアップ……………………………12社
SPORTS TECH TOKYO に参加したメンターの皆さん(一部)

SPORTS TECH TOKYO には、日米の大企業のオープンイノベーション担当者、エグゼクティブ、VC やアクセラレータのパートナーなどから100人以上がメンターとして参画。パーティシパントのスタートアップにはテーマにあったメンターがアサインされ、キックオフから3ヶ月のプログラム期間を経て、評価の高かったスタートアップ13社がファイナリストに選ばれた。

なお、ワールドデモデイに参加したスタートアップは12社のファイナリスト以外にも、実演可能なサンプルを持つスタートアップがデモブースを出展した。

ファイナリスト12社の顔ぶれは次の通りだ(ピッチ登壇順)。

Misapplied Sciences(アメリカ・レッドモンド)

Misapplied Sciences は、壁面広告などで見る方向によって見える内容が変わるレンチキュラー技術を応用し、角度をつけた LED を散りばめたディスプレイを開発した。同じディスプレイを見ているにもかかわらず、見る人の位置によって異なるコンテンツが見える体験を「Parallel Reality」と命名。スポーツ競技会場で、単一ディスプレイで応援チームが異なるファンに対してコンテンツを出し分ける、空港の待合ロビーで、単一ディスプレイで異複数言語で案内を出す、などのユースケースが想定される。今年末に予定されている新国立競技場のオープン式典での実演に向けて協議中。

Omegawave(フィンランド・ヘルシンキ郊外エスポー)

ウェアラブル端末から取得した神経信号や心拍データをもとに、アスリートに 最適なトレーニングやコンディショニングを提示するサービスを展開。同社の最も包括的なプロダクト「Omegawave Team」は、心拍データ、脳直流電位、神経筋、反応率などをクラウド上で分析。分析結果はチームやコーチにフィードバックされる。アスリートのストレスを減らすことで、パフォーマンスの最大化を支援する。日本トライアスロン連合やサッカー J2 ファジアーノ岡山などとの PoC 実施決定が発表された。

SportsCastr(アメリカ・ニューヨーク)

自分自身がスポーツキャスターになってスポーツ中継を解説する動画を配信できるプラットフォームを開発。ユーザは、自らの名前をつけたコブランドのスポーツチャンネルを簡単に開設することができる。レイテンシーが少ない自社特許技術を採用しているため、例えば、テレビで放映されている中継を見ながら、あるいは、実際にゲーム会場にいながら、解説動画をリアルタイムで見ながらゲームを観戦できる。

DataPowa(イギリス・ロンドン)

メディアの多角化やスポーツ観戦者のニーズ多様化により、スポーツゲームに協賛した際の企業の効果計測は、もはや従来の方法では意味をなさなくなっている。DataPowa は、放送、ソーシャルメディア、サーチエンジンなど、60のデータセットからビッグデータ分析を行い、スポンサーにとって効果評価を定量的に行える値として、POWA インデックスを提供。企業はこの値を見ることで、どのスポーツイベントに協賛するのが効果的かを把握することができる。

Mobile Media Contents(スペイン・バルセロナ)

世界中のスポーツべニューや美術館などを収録した3Dデジタルライブラリを提供。ベニューをバーチャルに表現することで、シート毎の異なる眺望やプライベートクラブ内の様子を反映して、ゲームの楽しみ方に応じたチケット販売に貢献することができる。現在、チケット販売機能は、API 経由で35以上のプラットフォームと連携している。

WILD Technologies AI(アメリカ・サンフランシスコ)

女性アスリート専用の AI コーチ。栄養面、怪我予防など、女性の身体に合ったアドバイスを提供。女性は、初潮、月経、妊娠、閉経など、性特有の身体の変化を伴うため、女性に特化して最適な対策をアドバイスできるサービスを提供。ウエアラブルデバイスによる自動取得や、本人申告による手動取得でデータを集積し、パーソナライズされた運動プランを提示する。

FitBiomics(アメリカ・ニューヨーク)

アスリートの腸内細菌の状態を、シーケンサーを使ってデータ分析し、その結果に応じた摂取物(例えば、乳酸菌)などの摂取を促し、アスリートのパフォーマンスの向上を図る。有名アスリートらがアンバサダー、株主となって FitBiomics の普及を支援している。

Reely(アメリカ・ロサンゼルス)

画像認識技術により、スポーツや e スポーツの試合の動画に自動でタグ付け、ハイライト動画を生成するソリューション。REELY のユーザは試合終了後、ウェブプラットフォーム「RocketReel」を通じて、ライブストリーミングや録画されたビデオファイルを元に、チーム毎、選手毎のハイライト動画を編集し公開することができる。一般視聴者の他、スポーツチームのスカウトハンターなどにも利用が見込まれる。現在、200万米ドルを調達中。

Pixellot(イスラエル・テルアビブ郊外ペタフ・ティクヴァ)

スポーツベニューにカメラを設置し、AI によって試合映像が自動的に編集されるソリューション。カメラマン、スイッチャー、ディレクターなど人的配置が全く不要となるため、プロフェッショナルチームのみならず、コミュニティベースのスポーツゲームなど、ロングテールのニーズに応えたストリーミングなども可能になる。野球の試合で我が子がプレイする様子を母親が苦労してフェンス外からスマホで撮影していたことから、このソリューションの開発に至ったのだそうだ。

ventus(日本・東京)

whooop! は、スポーツチームやアスリートなどがファンから資金調達できるトレカ(トレーディングカード)の売買サービスだ。既存のファンビジネスは、マーチャンダイズや興行チケットなど〝モノの販売〟に終始しており、whooop! ではアスリートへの応援や感動を他のファンと共有したいという思いのマネタイズを試みる。(関連記事1関連記事2

4DReplay(アメリカ・サンフランシスコ)

4DReplay(旧社名:ESM Lab)は、数十台のカメラで撮影した映像をもとに、視聴者が自由に視点を変更し、まるで時空を超越したような映像を再現できる技術「4D Replay」を開発している。2018年の平昌(ピョンチャン)オリンピックや2020年の東京オリンピックなどの代表的なスポーツイベントで利用されることを念頭に置いている。日本では KDDI からも資金調達済で、25日から東京で開催される2019年世界柔道選手権東京大会の地上波テレビ中継(フジテレビ系で放送)でも導入される予定。(関連記事

edisn.ai(インド・バンガロール)

ファン参加型 AI プラットフォームを開発。試合の様子が再生されている画面からタッチ操作で選手を選ぶと、その選手のプロフィール、過去試合実績、トレーニングの様子、シェア可能な写真が表示されるほか、さらに、チームや選手をフィーチャーした 商品のマーチャンダイズのページにジャンプすることも可能。スポーツ消費やマーチャンダイズ、ファンとのタッチポイントの多様化により、スポーツビジネスのマネタイズを支援する。


それぞれのチームの代表は、担当したメンターに紹介される形でピッチセッションに登壇した。日本からは伊藤忠商事、ソフトバンク、ソニー・ミュージックエンタテインメント、総合商社の CBC がパートナーとして参加しており、彼らが自社のイノベーション領域での協業や、日本への市場エントリなどで協力する。

アメリカからは、今回 SPORTS TECH TOKYO に協力した100名超のメンターのうち、アメフトチーム San Francisco 49ers のチーフインベストメントオフィサー、プロレス興行会社 WWE の投資担当責任者、Nike のグローバル産業アライアンス担当シニアディレクター、スポーツ専門テレビチャンネル Pac12 Networks のエグゼクティブ・バイスプレジデントらがパネルセッションに登壇した。

オラクルパーク 3F のクラブフロアには、ファイナリスト12社を含む総勢25社のスタートアップブースが設けられ、投資家や企業担当者とのネットワーキングが行われた。

今回のワールドデモデイは、今年1月に始まった SPORTS TECH TOKYO 第1期の折り返し地点と位置付けられ、残る半年は「活性化ラウンド」として、SPORTS TECH TOKYO は参加したスタートアップのビジネスとしての定着にまで一定のコミットをする。このプロセスにおいては、日米双方から参加したパートナーやメンターらが協力する。既に発表された協業に加え、今後発表される新たなニュースにも注目したい。

なお、ワールドデモデイの会場では、電通と Scrum Ventures から、SPORTS TECH TOKYO が今回にとどまらず、来期以降も開催する計画であることが明らかにされた。第1期がまだ進行中の段階ではあるものの、その結果を受けて、第2期はさらに規模を拡大したいとしている。

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電通とScrum Ventures、「SPORTS TECH TOKYO」のキックオフ会を開催——スポーツテックスタートアップ101社が19カ国から東京に集結

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電通(東証:4324)と、サンフランシスコに拠点を置く VC である Scrum Ventures は9日、都内でスポーツテックに特化したアクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」のキックオフイベントを開いた。3日間にわたって開催されるキックオフイベントのうち今日は2日目で、イベント冒頭には、スポーツ庁長官である鈴木大地氏が来場し参加者らを激励。スポーツが将来を創ると題し、…

キックオフイベント冒頭で、スポーツ庁長官の鈴木大地氏が基調講演
Image credit: Sports Tech Tokyo

電通(東証:4324)と、サンフランシスコに拠点を置く VC である Scrum Ventures は9日、都内でスポーツテックに特化したアクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」のキックオフイベントを開いた。3日間にわたって開催されるキックオフイベントのうち今日は2日目で、イベント冒頭には、スポーツ庁長官である鈴木大地氏が来場し参加者らを激励。スポーツが将来を創ると題し、スポーツ庁が展開する「SOIP(Sports Open Innovation Program)」など日本政府の取り組みを紹介した。

キックオフイベント開催地となった東京が2020年にオリンピック・パラリンピックを控えていることに加え、対象となるスポーツテックスタートアップが世界中から募集されたことから、キックオフイベントに参加したスタートアップ参加者は、19カ国から101社158人に上った(事務局発表暫定値)。今回は伊藤忠商事と伊藤忠テクノソリューションズ、ソニー・ミュージックエンターテイメント、日本マイクロソフト、化学商社の CBC がパートナーに迎え、さまざまな形でスタートアップに機会協力するスポンサーとして、各種スポーツ団体、メーカー、メディアなどが招かれた。

事務局発表による、SPORTS TECH TOKYO プログラムへの参加社数は次の通り(4月9日暫定値)。

  • SPORTS TECH TOKYO に応募があったスタートアップ ……………33ヶ国 284社
  • パーティシパント(一次選考を通過したスタートアップ)…………23ヶ国 159社
  • このうち、キックオフイベントに参加表明のパーティシパント……19ヶ国 101社
9日午前中、日比谷 BASE-Q で実施されたラウンドテーブルの様子
Image credit: Masaru Ikeda

キックオフイベント2日目は主催者挨拶に続き、参加スタートアップが、「ウエアラブルテクノロジー」「トレーニング・パフォーマンス最適化」「コーチング、指導プラットフォーム、リカバリーヘルス、ホームフィットネス」など8つのグループに分かれてラウンドテーブルを展開。近いテーマを追いかけるスタートアップ同士が、それぞれの持つ課題点や意見を共有し親交を深めた。

午後は近隣のホテルに場を移し、参加スタートアップが3部屋に分かれて、1チーム150秒のピッチセッションを開催。ピッチルームからはピッチの模様がラウンドテーブル会場にも同時ライブ中継され、スポンサー、メンター、スポーツ・アドバイザリー・ボードなど多くの参加者がピッチに耳を傾けた。国境を越えてのオープンイノベーションが生まれるかどうかが注目されるところだ。

BASE-Q 近くの帝国ホテルに会場を移し、スタートアップによるピッチセッションが行われた。
Image credit: Sports Tech Tokyo

昨年の SPORTS TECH TOKYO の説明会の記事にも書いたが、このアクセラレーションプログラムの第1バッチの運用期間は、2019年1月から概ね1年間。一般的なアクセラレーションプログラムよりも期間が長く設定されているが、前半6ヶ月の「事業開発ラウンド」に加え、後半6ヶ月の「活性化ラウンド」が備わっていることが最大の特徴だ。サービスや事業の開発にとどまらず、実際に参加したスタートアップのビジネスとしての定着にまで一定のコミットをする。

今後、パーティシパント159社の中から、今日実施されたピッチ内容などを参考にファイナリスト10〜20社が採択され、日本およびサンフランシスコでメンタリングを実施される。メンターには、米バスケットボールチームのテクノロジーリードを務める Daniel Brusilovsky 氏、Comcast Ventures の投資家 Kai Bond 氏、Product Hunt の創業者で Weekend Fund の投資家である Ryan Hoover 氏など有名人約80名が名を連ねる。プログラム前半終了後のデモデイは、今年8月20日にサンフランシスコジャイアンツの本拠地である Oracle Park で開催される予定だ。

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電通とScrum Ventures、世界中のスポーツテックスタートアップの成長を支援する「SPORTS TECH TOKYO」のプログラム説明会を開催

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電通(東証:4324)と、サンフランシスコに拠点を置く VC である Scrum Ventures は31日、都内でスポーツテックに特化したアクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」の説明会を開いた。2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控えたこの時期は、スポーツテックにとって、世界中から東京に注目が集まる最高のモーメンタムだ。 イベントの冒頭には、自身もスタートア…

左から: SPORTS TECH TOYO プログラムオーナーを務める電通 CDC の中嶋文彦氏、Scrum Ventures CEO 宮田拓弥氏

電通(東証:4324)と、サンフランシスコに拠点を置く VC である Scrum Ventures は31日、都内でスポーツテックに特化したアクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」の説明会を開いた。2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控えたこの時期は、スポーツテックにとって、世界中から東京に注目が集まる最高のモーメンタムだ。

イベントの冒頭には、自身もスタートアップに投資を行っている本田圭佑氏がコメントを寄せた。

このアクセラレーションプログラムの第1バッチの運用期間は、2019年1月から概ね1年間。一般的なアクセラレーションプログラムよりも期間が長く設定されているが、前半6ヶ月の事業開発ラウンドに加え、後半6ヶ月の活性化ラウンドが備わっていることが最大の特徴。サービスや事業の開発にとどまらず、実際に参加したスタートアップのビジネスとしての定着にまでの定着にまで一定のコミットをする格好だ。

SPORTS TECH TOKYO プログラム構造

応募の対象となるのは、Play(e スポーツやファンタジースポーツなど)、Watch(アリーナのソリューション、スタジアムのソリューション)、Support(選手のサポートテクノロジーなど)と多岐にわたる。世界中から募集したスタートアップの中からパーティシパントを150社選出(2019年2月頃)、東京でキックオフカンファンレンスを開催(2019年3月頃)。

SPORTS TECH TOKYO のメンター(一部)

4月以降、ファイナリスト10〜20社を採択し、日本およびサンフランシスコでメンタリングを実施する予定だ。メンターには、米バスケットボールチームのテクノロジーリードを務める Daniel Brusilovsky 氏、Comcast Ventures の投資家 Kai Bond 氏、Product Hunt の創業者で Weekend Fund の投資家である Ryan Hoover 氏など有名人約100名が名を連ねる。

現時点で SPORTS TECH TOKYO への支援を表明しているスポンサー各社

2019年7月には前半の事業開発ラウンドの締めくくりとしてワールドデモデイを開催(サンフランシスコ)、2019年10月にはプログラム参加スタートアップの露出を支援するため、日本のテックカンファレンス内でポップアップイベントを開催する。また、現時点でスポーツ関連企業、メディアなど約20社からのサポート/スポンサーシップを獲得している。

スポーツマーケティングジャパンの日置貴之氏が世界のスポーツビジネスの最新動向を紹介。
日置氏が紹介した、スポーツビジネスの進化。
元サッカー日本代表監督の岡田武史氏(右)をはじめ、スポーツブルを運営する黒飛功二朗氏(左)、「統計学が最強の学問である」の著者 西内啓氏(中央)が登壇。スポーツテックの可能性について議論した。
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パナソニックとScrum Ventures、イノベーション創出に向け合弁会社BeeEdgeの設立を発表【ゲスト寄稿】

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。 パナソニック(東証:6752)は1日、同社専務執行役員の本間哲朗氏が司会を務める記者会見を東京で開き、サンフランシスコ拠点のアーリーステージ VC である Scrum Ventures と共に、BeeEdge という合弁会社を設立することを発表した。パナソニ…

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


東京での記者会見に登壇した Scrum Ventures パートナーの春田真氏
Image credit: “Tex” Pomeroy

パナソニック(東証:6752)は1日、同社専務執行役員の本間哲朗氏が司会を務める記者会見を東京で開き、サンフランシスコ拠点のアーリーステージ VC である Scrum Ventures と共に、BeeEdge という合弁会社を設立することを発表した。パナソニックが49%の株式を保有する。

BeeEdge は新世代の製品を生み出すことを目標に掲げ、パナソニックの社内で十分に活用されていな技術を探し出し、それらを商用化するための独立スタートアップを設立することを目指す。パナソニックと Scrum Ventures は協業や起業家支援における双方の経験を生かすことで、BeeEdge はアクセラレータとして活動することになる。

Scrum Ventures は、アメリカで発表したリリースで次のように述べている。

我々は、画期的な新技術に取り組むスタートアップを見つけ、彼らを支援する方法を知っています。起業家にハンズオンの支援を提供し、彼らが成功に必要なものを手に入れられていると確信します。我々の専門知識をパナソニックと共有することは、未活用のイノベーションを市場にもたらす上で大きな機会創出となるでしょう。

アメリカやアジアの多岐にわたる分野に投資するシードステージ VC の Scrum Ventures は、同社ファウンディングパートナーの宮田拓弥氏が指揮をとっている。シリコンバレーや日本で培った経験やネットワークにより、Scrum Ventures は同社のポートフォリオ企業にグローバルな機会に向けてアクセラレーションを提供し、大企業にはイノベーションを起こせるよう支援している。Scrum Ventures のパートナー春田真氏が、BeeEdge の社長に就任する。同社は最近、これまでに実施された投資や協業を通じて、日本の世界的大企業とシリコンバレーのスタートアップをつなぐ「Scrum Studio」を発表している。

Scrum Ventures パートナーの春田真氏(右)と握手する、パナソニックの本間哲朗氏(左)
Image credit: “Tex” Pomeroy

一方、顧客のライフスタイルを進化させる家電製品を作るとして知られるパナソニックは、新しい消費者体験や次世代向けたビジネスを作り出すため投資を増やしてきた。4月には、京都でのデザイン事業などにも注力するようだ。春田氏は会見に登壇し、シリコンバレーのスタートアップエコシステムに対する強い理解に加え、新しいトレンドや技術を見つけてきた Scrum Ventures のトラックレコードを強調した。また、Scrum Ventures が、スタートアップへのアドバイスを通じて、BeeEdge に専門知識をもたらすことができる良い位置付けにあるとも語った。

パナソニックのアプライアンス社を担当する本間氏は、次のように語った。

スタートアップ支援における専門知識を持つ Scrum Ventures と協業できることを楽しみにしています。機会分析から製品の市場投入、運用におけるベストプラクティスの共有まで、新しくイノベイティブな企業とともに我々が技術を開発するすべを最大化する上で、Scrum Ventures は貴重なパートナーになると思います。

大阪を拠点とするパナソニックのスポークスマンは、同社が合弁会社の設立に加え、Scrum Ventures Fund III(3号ファンド) への出資を検討中であるとも付け加えた。

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海外スタートアップが日本市場へ進出するための3つのポイント — Zen Squareで畳ディスカッション

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サンフランシスコにまた新たなアジアとアメリカを繋ぐ架け橋ができた。 ベンチャーキャピタルのScrum Venturesは1月22日、運営するコワーキングスペース「Zen Square」のオープニングイベントを開催した。ジェネラル・パートナーの宮田拓弥氏は、これまでにSpire、Any.DOなど約30のスタートアップに投資。2013年にScrum Venturesを立ち上げている。 イベントで開催さ…

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Scrum Ventures ジェネラル・パートナーの宮田拓弥氏

サンフランシスコにまた新たなアジアとアメリカを繋ぐ架け橋ができた。

ベンチャーキャピタルのScrum Venturesは1月22日、運営するコワーキングスペース「Zen Square」のオープニングイベントを開催した。ジェネラル・パートナーの宮田拓弥氏は、これまでにSpire、Any.DOなど約30のスタートアップに投資。2013年にScrum Venturesを立ち上げている。

イベントで開催された「畳ディスカッション」にはディー・エヌ・エーの安田幹広氏、リクルートの西条祐介氏、そして宮田氏の3者が登壇し「アメリカのスタートアップが日本へ進出するためにはどうすればいいのか」というテーマで議論、会場に集まった米国スタートアップたちに日本進出のTipsを伝授した。

冒頭に宮田氏が「日本市場は他の市場と比べて特異。投資先のスタートアップに対してはすぐにでも日本市場へ進出せよということは言っていない」と述べ、そこから西条氏、安田氏に日本市場進出のためのアドバイス・意見を求める形でディスカッションは進む。

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左:ディー・エヌ・エーの安田幹広氏、右:リクルートの西条祐介氏

安田氏は「日本人は製品・サービスに完璧性を求め、かつ意思決定も遅いため、進出には時間とお金がかかる。まずはしっかりとプロダクトを完成させて、資金が集まってから日本へ来るべき」と語ると、リクルートの西条氏はパートナー探しに関してアドバイスを送った。

「日本人の多くが個人より、信頼性の高いブランド力を持つ企業に惹かれます。そのため、アメリカのスタートアップが自社のプロダクトを、信頼性を持って届けるためには、個人ではなく、企業をパートナーとして探すべきだと考えます」(西条氏)。

三者の意見をまとめると、日本市場の特徴が大きく3つ見えてくる。

  • 「プロダクトに完璧を求める」
  • 「決断に時間をかける」
  • 「知名度が信頼の尺度」

これらはアメリカのスタートアップがクリアしなければいけないポイントとも言える。

私は日本のスタートアップ業界は、組織ではなく個人に惹かれてしまうと考えている。例えば、有名な経歴を持っていたり、メディアに多く露出する起業家が、新しい製品をリリースしたとしよう。そうすると、製品の善し悪しに関らず、肩書きから来る先入観に囚われて使ってしまう。このような流れが発生するのが日本スタートアップの特徴であると思っている。

いずれにせよ、日本人は個人や組織問わず、知名度になびかれやすいのかもしれない。

イベントでは、Zen Square TVというメディアも立ち上げて、より幅広く展開ということが発表されていた。これからも、Zen Squareがサンフランシスコを拠点にどのように事業展開され、海外スタートアップと絡んで行くのかが期待される。

※情報開示:筆者はZen Squareのサポートスタッフとしてお手伝いをしています。

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米スタートアップのアジア進出を支援するスクラムベンチャーズ、コワーキングスペースとメディアを立ち上げへ

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シリコンバレーのスクラムベンチャーズは起業家出身の日本人・宮田拓弥氏が運営するファンドで、2013年の設立以降、スタートアップ26社に投資をしてきた。韓国人起業家ジョン・セジュ(정세주)氏が設立した Noom にも、今年2月に投資をしている。8月にはマーケティング・アウトソーシング・サービスの Lead Genius のシリーズAラウンドに参加するなど、モバイルを使ったヘルス分野に投資を進めてきた…

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シリコンバレーのスクラムベンチャーズは起業家出身の日本人・宮田拓弥氏が運営するファンドで、2013年の設立以降、スタートアップ26社に投資をしてきた。韓国人起業家ジョン・セジュ(정세주)氏が設立した Noom にも、今年2月に投資をしている。8月にはマーケティング・アウトソーシング・サービスの Lead Genius のシリーズAラウンドに参加するなど、モバイルを使ったヘルス分野に投資を進めてきた。

<関連記事>

宮田氏は2005年に顔認識技術を開発するサービス「J-Magic」を設立、ミクシィに売却した起業家としての経験と、日本を含むアジアのビジネスネットワークを活用して、主にアメリカのスタートアップに投資、彼らのアジア進出を支援している。宮田氏が J-Magic で顔認識技術を開発していたとき、当時のOlaworks(올라웍스、2012年に Intel が買収)代表、現在は Future Play(퓨처플레이)代表であるリュ・ジュンニ(류중희)氏と競合関係にあったが、現在では、宮田氏もリュ氏もそれぞれ自身の会社を売却し、それぞれの国でグローバルなシード投資家となって共生関係を構築している。

スクラムベンチャーズの基本戦略は、アメリカのスタートアップのアジア進出の支援だ。個人的にはシリコンバレーに進出を図る日本のスタートアップを支援することもあるとのことだが、日本のスタートアップがシリコンバレーで成功するのに必要な、イスラエルと同じようなエコシステム(イスラエルのスタートアップは、数多くシリコンバレーに進出している)がまだ存在していない、というのが彼の考えだ。したがって、スクラムベンチャーズは、テクノロジーとビジネスの両分野で、主にアメリカのスタートアップに投資をしている。

宮田氏は起業家に対して、次のような意見を述べた。

難しい分野、解決が難しい問題に対して科学や技術で挑戦し、一つのテーマを長い時間をかけて発展させてゆく企業が好きだ。例えば、「韓国版 Uber」と言ったようなサービスは、あまり好きではない。

彼が日本を離れアメリカへ行った理由も、日本に居て享受できることに甘んじるよりも、シリコンバレーで刻一刻と出会うことになる新たな挑戦に、より大きな価値を感じたからだ。彼はこの挑戦を通じて、今後の日本やアジアに対して、自分がこれまでに享受したチャンスを還元できるようになると思う、と述べた。

今後、スクラムベンチャーズはオフィスを移転し、シリコンバレーにスタートアップのためのコワーキング・スペースを開設する。アメリカの有名起業家のインタビューなど、日本とアジアのスタートアップに各国言語で紹介するオンラインメディア事業にも挑戦する計画だ。

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スクラムベンチャーズ代表 宮田拓弥氏

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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