電通とScrum Ventures、「SPORTS TECH TOKYO」のキックオフ会を開催——スポーツテックスタートアップ101社が19カ国から東京に集結

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キックオフイベント冒頭で、スポーツ庁長官の鈴木大地氏が基調講演
Image credit: Sports Tech Tokyo

電通(東証:4324)と、サンフランシスコに拠点を置く VC である Scrum Ventures は9日、都内でスポーツテックに特化したアクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」のキックオフイベントを開いた。3日間にわたって開催されるキックオフイベントのうち今日は2日目で、イベント冒頭には、スポーツ庁長官である鈴木大地氏が来場し参加者らを激励。スポーツが将来を創ると題し、スポーツ庁が展開する「SOIP(Sports Open Innovation Program)」など日本政府の取り組みを紹介した。

キックオフイベント開催地となった東京が2020年にオリンピック・パラリンピックを控えていることに加え、対象となるスポーツテックスタートアップが世界中から募集されたことから、キックオフイベントに参加したスタートアップ参加者は、19カ国から101社158人に上った(事務局発表暫定値)。今回は伊藤忠商事と伊藤忠テクノソリューションズ、ソニー・ミュージックエンターテイメント、日本マイクロソフト、化学商社の CBC がパートナーに迎え、さまざまな形でスタートアップに機会協力するスポンサーとして、各種スポーツ団体、メーカー、メディアなどが招かれた。

事務局発表による、SPORTS TECH TOKYO プログラムへの参加社数は次の通り(4月9日暫定値)。

  • SPORTS TECH TOKYO に応募があったスタートアップ ……………33ヶ国 284社
  • パーティシパント(一次選考を通過したスタートアップ)…………23ヶ国 159社
  • このうち、キックオフイベントに参加表明のパーティシパント……19ヶ国 101社
9日午前中、日比谷 BASE-Q で実施されたラウンドテーブルの様子
Image credit: Masaru Ikeda

キックオフイベント2日目は主催者挨拶に続き、参加スタートアップが、「ウエアラブルテクノロジー」「トレーニング・パフォーマンス最適化」「コーチング、指導プラットフォーム、リカバリーヘルス、ホームフィットネス」など8つのグループに分かれてラウンドテーブルを展開。近いテーマを追いかけるスタートアップ同士が、それぞれの持つ課題点や意見を共有し親交を深めた。

午後は近隣のホテルに場を移し、参加スタートアップが3部屋に分かれて、1チーム150秒のピッチセッションを開催。ピッチルームからはピッチの模様がラウンドテーブル会場にも同時ライブ中継され、スポンサー、メンター、スポーツ・アドバイザリー・ボードなど多くの参加者がピッチに耳を傾けた。国境を越えてのオープンイノベーションが生まれるかどうかが注目されるところだ。

BASE-Q 近くの帝国ホテルに会場を移し、スタートアップによるピッチセッションが行われた。
Image credit: Sports Tech Tokyo

昨年の SPORTS TECH TOKYO の説明会の記事にも書いたが、このアクセラレーションプログラムの第1バッチの運用期間は、2019年1月から概ね1年間。一般的なアクセラレーションプログラムよりも期間が長く設定されているが、前半6ヶ月の「事業開発ラウンド」に加え、後半6ヶ月の「活性化ラウンド」が備わっていることが最大の特徴だ。サービスや事業の開発にとどまらず、実際に参加したスタートアップのビジネスとしての定着にまで一定のコミットをする。

今後、パーティシパント159社の中から、今日実施されたピッチ内容などを参考にファイナリスト10〜20社が採択され、日本およびサンフランシスコでメンタリングを実施される。メンターには、米バスケットボールチームのテクノロジーリードを務める Daniel Brusilovsky 氏、Comcast Ventures の投資家 Kai Bond 氏、Product Hunt の創業者で Weekend Fund の投資家である Ryan Hoover 氏など有名人約80名が名を連ねる。プログラム前半終了後のデモデイは、今年8月20日にサンフランシスコジャイアンツの本拠地である Oracle Park で開催される予定だ。

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