著作権を気にせずマンガのコマをソーシャルに投稿できる!「アル」がコマからマンガを探せる機能を今日公開

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マンガ発見アプリ「アル」は4月9日、マンガのコマをソーシャルに自由に投稿できるサービスを公開した。対象となるのは一部許諾を得ているマンガで、気に入ったコマを切り取って投稿できるほか、それを閲覧したユーザーはそのコマから該当するマンガを探すことができる。

機能が提供されるのはiOSアプリとウェブから。TwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャル上で、自分の表現したい内容をマンガのコマで代弁するユーザーがこれまでもいたが、いずれも著作権の問題でクリアとは言いづらかった。以前、マンガルーというサービスも同様の課題にチャレンジしている。

同社代表取締役の古川健介氏にコマ投稿の許諾について聞いたところ、出版社や編集部に協力してもらって著者に連絡し、一件ずつ許諾を取得しているという話だった。また、コマからマンガを探すという行為についてはこのようにコメントしてくれた。

「今のコンテンツの多くは、数秒で判断して、興味があるかないかを判断するようなスピード感のものが多くあります。TikTokなどは、1秒以下で切り替えていきます。そんな中で、マンガは1話を読むのはそれなりに時間がかかるものなので、並べたときに選択されなくなっているのではないかという仮説がありました。そこで興味がありそうなマンガを探す一つの手段として、コマを使っています」(古川氏)。

アルは数万件のマンガデータベースを元に、ファンが他人におすすめできるサービス。iOS版では、コマ投稿やコマの閲覧以外に購入しているマンガの履歴から新刊の通知を受けることもできる。現在同社はAndorid版の開発も進めており、数カ月以内に公開予定。また、コマ投稿の許諾範囲拡大も目指す。

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