SaaS 比較サイトの「BOXIL(ボクシル)」、インサイドセールス支援の「BALES(ベイルズ)」などを運営するスマートキャンプは20日、KDDI(東証:9433)との業務提携を発表した。この提携にあたり、同社は KOIF 3号(KDDI Open Innovation Fund 3号)から資金を調達する。調達金額は明らかにしていない。
クラウドサービスのマーケティング機能を提供するオンラインサービス「ボクシル」を運営するスマートキャンプは29日、シリーズ B ラウンドで、伊藤忠テクノロジーズベンチャーズ、三菱 UFJ キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタルから3億円を調達したことを明らかにした。これは同社が2015年11月に実施した1.5億円の調達(シリーズ A ラウンド)、2015年4月に実施したソラシード・スタートアップ…
クラウドサービスのマーケティング機能を提供するオンラインサービス「ボクシル」を運営するスマートキャンプは29日、シリーズ B ラウンドで、伊藤忠テクノロジーズベンチャーズ、三菱 UFJ キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタルから3億円を調達したことを明らかにした。これは同社が2015年11月に実施した1.5億円の調達(シリーズ A ラウンド)、2015年4月に実施したソラシード・スタートアップスからの2,000万円の調達(シードラウンド)に続くものだ。今回の調達を受けて、スマートキャンプの2015年4月からの累積調達金額は約5億円。
スマートキャンプの創業者で代表を務める古橋智史氏の話では、クラウドサービスの傾向として、最近ではコミュニケーション・ツールの Slack と連携できるかどうかが B 向けサービスの要となってきており、今後は外部ツールとの連携可否がクラウドサービスが選定される上で大きな要素になりそうだ。日本では、マーケティングツールに特化した機能比較サイトとして Marketer’s STORE(マケスト)が存在するが、カバーしているクラウドサービスの分野・量・ビジネスモデルの観点から、Boxil とは直接的な競合にならないと考えてよいだろう。
スマートフォンでも閲覧できるようになった Boxil
今回のサイトリニューアルとあわせ、Boxil では PC だけでなく、スマートフォンからの閲覧にも対応した。個人ユーザに比べ、とかく法人ユーザでは新しいクラウドサービスの導入には保守的だが、日本に少ないと言われるビジネス向けクラウドサービスのスタートアップの活躍にも、Boxil の存在が一役買ってくれることを期待したい。