中国のライブストリーミングプラットフォーム「Panda TV(熊猫直播)」はまだ死んでいなかった、年内にもIPOを申請へ

by TechNode TechNode on 2018.10.31

Image credit: antumu / 123RF

中国の e スポーツなどエンターテイメントコンテンツに特化したライブストリーミングプラットフォーム「Panda TV(熊猫直播)」は、年内に上場の計画を持っていると、COO の Zhang Juyuan(張菊元)氏は地元メディアに語った。Zhang 氏は先ごろ、同社が検討中の IPO 先がアメリカか香港であるとも語っていた。

中国で2番目の大富豪 Wang Jianlin(王健林、Wanda Group=万達集団会長)氏の一人息子である Wang Sicong(王思聰)氏が共同創業した Panda TV は10月20日に3周年を迎えたばかりである一方、株式の流動性問題、資金不足、Wang Sicong 氏の継続的な物的支援へのためらいなどへの疑念が高まりつつある。

我々は死んでいない。Panda TV は黒字化しようとしている。2019年第1四半期には大手企業から新たに資金調達し、我々のバリュエーションは50億人民元(約810億円相当)を超えるだろう。

Zhang 氏はそう語ったものの、それ以上の詳しい営業データは明らかにしなかった。

中国は、世界最大のゲーム市場であり、最大人口のネティズンがいる国と言われるが、ライブストリーミング業界の将来は、財政面と行政面の不確実性に悩まされている。

2011年に設立された有名ライブストリーミングプラットフォーム「Yizhibo(一直播)」は Sina(新浪)による完全買収が報じられ、業界リーダーの Huya(虎牙)は5月に上場、Douyu(斗魚)は3月に Tencent(騰訊)から6億3,000万米ドルを調達した。

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Zhang 氏による Panda TV の IPO 計画に対する正式な確認より前、Wang Sicong 氏が Panda TV から資金を引き上げるとの情報が業界で大きな注目を集めた。

Wang 氏の株式売却は、Panda TV のライブストリーミング事業の将来についての、金融機関との M&A や通常融資などの交渉に基づくものだ。話し合いの結果、最良の解決策は Panda TV が財政的に独立し、IPO を申請するという結論に至った。(Zhang 氏、10月20日)

Zhang 氏の回答は Wang 氏の株式売却を否定するものではなかったが、(Wang 氏に頼らない)資金調達や IPO に代表される公的チャネルという表現で、同氏による直接的な資金注入は無いとの見方を示唆した。

一方、中国政府によるコンテンツ管理の厳格化により、ユーザを魅了したいコンテンツ特化企業にとっては障害が増えつつある。Dunyu は10月9日、著作権違反が疑われるとの理由から iOS ストアからアプリが削除されたことが判明、現時点でも提供が再開されていない。コンテンツが少ないライト版は、Android でのみ利用だ。

Panda TV は現在、e スポーツ関連コンテンツを重視しており、大会や選手権の開催に向けプロチームなど Wang Sicong 氏が持つ e スポーツソースと協業している。

【原文】

【via Technode】

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