ビデオストリーミングアプリ「Douyu(斗魚)」、中国のiOS App Storeから締め出しに——新興メッセンジャー「Bullet Messaging(子弾短信)」はその後復活

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中国の eスポーツ向けビデオストリーミングアプリ「Douyu(斗魚)」が中国の iOS AppStore から除外された。このニュースは「WeChat(微信)」のライバルと称された「Bullet Messenger(子弾短信)」が iOS App Store から削除された10月10日に発表された。

Bullet は9日、削除の理由として同社のパートナー企業によって提供された特定のコンテンツに著作権侵害の可能性があると告発されたという背景があることを明かした。しかしながら、この人気急増中のメッセージアプリは8月のローンチ直後に中国の iOS App Store のランキングで1位に躍り出たものの、そのセキュリティ設定の緩さと卑猥なコンテンツの拡大に対するクレームに直面していた。一方で、Bullet は中国版の App Store に復活し、再びダウンロードが可能となっている。

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Douyu は依然としてメジャーな Android 向けストアでは軒並み入手可能だが、ユーザが動画をアップロードすることはできず視聴のみという機能の限定されたバージョンに限られている。加えて、この機能限定バージョンでは視聴者が配信者に投げ銭をすることはできない。

Securities Daily(証券日報) の報道によれば、ユーザが Douyu が中国のiOS Store から消えていることに気づいたのは早くとも10月3日だという。しかし9日の時点では、アメリカの Apple Store では元のバージョンのアプリのダウンロードがまだ許されていた。

アプリ消失についてチャットフォーラムの Douyu 公式アカウントは、次のように述べている。

現在調整を行っておりますので、再びアプリがオンラインに戻るまでどうかお待ちください。公式サイトにて Android アプリなら QR コードからダウンロードできます。

Douyu のカスタマーサポート担当者は TechNode(動点科技)に対し、同社はアプリを再びアップロードしようと取り組んでいるが、そのタイムラインやさらなる詳細を提供することはできないとした。

Tencent(騰訊)の支援を受ける Douyu としてはこのタイミングでの今回のニュースは痛手だ。同社は今年行われるアメリカでの IPO に向けて準備を整えていると報道されている。5月にニューヨーク株式市場に上場したライブストリーミングで競合する Huya(虎牙)と同じ道をたどることになっていたと思われる。

Douyu の中国の iOS Store からの削除は中国がオンラインコンテンツの取り締まりを強化する中で行われた。

今年の初め、「Toutiao(今日頭条)」「Kuaishou(快手)」「Bilibili(嗶哩嗶哩)」「Phoenix News(鳳凰秀)」といった人気アプリが、国家にとって〝不適切〟とみなされるコンテンツの修正と一掃のために長期間削除されていた。その合間に、複数のアプリから、Douyu の現在の Android 版のようにユーザが視聴はできるがコンテンツのアップロードはできない機能限定バージョンがリリースされた。

中国工業情報化部のデータによると、21ヶ所のアプリストアから合計46のアプリが2018年の第1四半期に削除されたという。9月には、政府はライブストリーミングに特化した新たな一掃キャンペーンを打ち出し、中国のオンラインコンテンツプロバイダーにとってハードルがさらに高くなった。

【原文】

【via Technode】

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