KSK Hondaコイン登場:ファンとブランドを共有する(5/5)

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RallyのKSKコイン

(前回からのつづき)CEOのChou氏は、RallyがForteの助けを借りてすべてをまとめるのに約2年費やしたと語った。Creator Coinのアルファテストは8月にRallyのサイドチェーンで開始され、オンランプとオフランプ、その他のコア機能も追加し、9月にベータテストへと移行した。Chou氏によると、初期のトークンは実用性やさまざまなユースケースから大きな需要が見られたという。

これまでのところTwitchだけでも、1万2,000人以上の同時視聴者と120万人のフォロワーを抱える25人のライブストリーマーがCreator Coinを使用している。 2,000人以上のファンがCreator Coinの取引のためにウォレットとアカウントを作成した。Rallyには最初の月に3万5,000ドル以上のデポジット(ボリュームキャップがある場合も含む)の入金があり、とあるライブストリーマーは1人でほぼ2万ドルのデポジットを集めた。

10月15日、RallyはYFIのVault に追加の機能を加えたYield Delegating Vault(YDV)にて調達・配布を行なうRLYというERC20のガバナンストークンをリリースした。Vaultには約1,000万ドルのデポジットが入金され、その反応は絶大だったそうだ。各トークンの価値は市場がコインの価値を認識したときに計算されるため、これは基本的にこのデジタル通貨の市場価値が1,000万ドルであることを意味する。ユーザーは今後、Vaultから発生する収益を$RLYからの報酬として受けとる代わりに、コミュニティの資金としてその利用を代表に委任できる。

「素晴らしい歓迎を受けました。これから人々はこのコインを投票のために使用します。これをガバナンストークンと呼びます。つまり人々はトークンを使用して、Rallyのネットワークがどのように機能するかという経済学が作用するすべてのことに投票できます。私がもうこれ以上決定を下さなくなった、という非常に重要なステップです」(Chou氏)。

本田圭佑氏によるKSK Hondaコインが本日(原文掲載時点は10月21日)ローンチされ、Rally.ioが彼のファンに向けて配布する。このコインは世界を旅する彼の人生にアクセスさせてくれる。コイン保有者は本人との交流ができるDiscordのプライベートチャットにも参加可能。さらに本田はKSK Hondaコインの最大のファンを認定する特別な投稿もSNSで行う。

Gen.Gは来月GG Strike Coinトークンをローンチする。これはDiscordでコーチ、プレーヤー、スタッフとのプライベートチャットに参加出来るようになることがファンへの報酬となる。コイン所有者は、ジャージのデザイン、応援、個人的な意見など、チームの重要な決定の際には投票ができる。そして、彼らはプリセールス期間中に新しい商品をいち早く独占的に購入できるほか、現在の商品ラインナップについても一番最初にディスカウント購入できる。ほかにも、こちらから提案を行って意見をもらうこともできる。

「ファンもブランドの一部であり、ブランドの一部を所有していることを意味します。これは本当に重要な概念です。私は商品を手に入れるためにお金を払うことができます。それだけでなく、自分が熱心なファンであるという気分を味わいたいなら、意思決定にも参加できます。私たちはビットコインなどの暗号資産のような実験の初期段階にある、私はそうと感じています」(Chou氏)。

2015年にCoinDeskのカンファレンス「コンセンサス」を開始したインフルエンサーであり、RallyのパートナーであるWong氏は、数週間以内に$pacenotesをローンチする予定で、詳細はまもなく発表される。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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