AIが「未成年の顔」を検知、デートアプリ大手が顔認証バッジを採用

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Image credit: Business Wire

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ニュースサマリ:米国マッチングアプリ大手のMeetGroupは9月、AIを活用し顔認証バッジを展開することを発表している。FaceTecの3Dセルフィーテクノロジー検証バッジにより、ボットの登録を阻止し、何百万ものユーザーの信頼性の保証に動き出した。このバッジは9月後半よりMeetMeで公開され、今後数カ月以内にSkoutとTaggedで公開される。

  • 認証バッジは物理的にカメラの前に存在したことを確認した後に有効化され、メンバーのプロフィールに表示される。バッジの採用が増えると、チャットで写真を送る等の制限が解除される仕組み。
  • FaceTecは3D年齢推定を提供しているので、未成年のアカウントにフラグをつけ、未成年の利用を遠ざけることにも繋がる。
  • MeetGroupはより安全なデートへの取り組みの一環として他にも、テキストパターンと年齢検出エンジンを利用し未成年が関与しないようにマイクロソフトと協力をしたり、悪意ある人物のデバイスをブロックするDeviceCheck実装を施策として行っているほか、機械学習アルゴリズム等を利用して、不正な動画・写真・テキストを検出する取り組みを一層強化している。

背景:Meet Groupは、MeetMe、Skout、Tagged、LOVOO、GROWLrを含む5つのアプリにまたがる出会い系コミュニティを運営している。毎日数百万人に対してデートサービスを提供し、1日あたり7,000万件のチャットが送信されている。

執筆:國本知里/編集:岩切絹代・増渕大志

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