韓国のAI-OCRスタートアップAKUODIGITAL、数年以内の東証マザーズ上場を目指す

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Image credit: Akuodigital

<ピックアップ> 악어디지털, 주간사 다이와증권과 일본 IPO 추진

韓国の AI-OCR スタートアップ AKUODIGITAL(악어디지털)は、日本の大和証券と IPO に関する主幹事契約を締結したことを明らかにした。数年以内の東証マザーズへの上場に向けて準備を始める。AI-OCR をめぐっては、日本では業界1位 AI inside が2019年12月に上場しているが(時価総額は、本稿執筆段階で約433億円)、AKUODIGITAL ではこの上場で AI inside と肩を並べたいと考えているようだ。

AKUODIGITAL は、韓国唯一の AI-OCR スタートアップで、AI-OCR や RPA をベースに、ドキュメント回収、スキャン、電子化、原本保管・破棄までの全過程をワンストップで提供する BPO サービスを展開。社会課題に向き合う ESG 投資への関心の高まりに合わせ、大企業や公共機関でペーパーレス化が加速しており、AKUODIGITAL にとっては事業の持続的な成長が期待できる。

AKUODIGITAL は2014年1月の創業。今年5月に実施したシリーズ B ラウンドでは Capstone Partners、KDB Capital、KB 証券などから資金調達を受け、累積調達金額は約10億円規模に達した。日本の投資家からは、これまでにコロプラネクストからマイナー出資を受けている。日本では、企業向けデータマネジメントサービス大手 AOS データなどと販売代理店契約を結び、OEM 販売などで市場攻勢に拍車をかけている。

via VentureSquare(벤처스퀘어)

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