中国教育部、宿題回答検索アプリの配信を禁止へ

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Image credit: Photomath

中国教育部(日本の文部科学省に相当)は13日、学生が試験問題の写真をアップロードし、関連回答を検索できる宿題検索アプリの申請と審査手続を停止した。

重要視すべき理由:この動きは、かつて中国の個人指導市場で最も収益性の高い分野であった、幼稚園児から高校生までを対象とする放課後のオンライン個人指導部門を対象に7月に始まった、中国の広範なエドテック取り締まりの延長線上にあることを示唆している。

詳細情報:教育部は13日の声明で、小中学校のカリキュラムを対象としたすべての宿題アプリの申請と審査プロセスを停止し、関連するエドテックアプリの認可を一時停止すると発表した。申請プラットフォームに上がっているアプリは削除される必要がある。

  • 宿題アプリの審査プロセスおよび再掲載は、開発者が地元の教育当局の承認を得た後に再開される予定だ。
  • 影響を受ける可能性のあるオンライン家庭教師アプリには、Yuanfudao(猿輔導)の「Xiaoyuan Souti(小猿捜題)」と Zuoyebang(作業帮)が含まれるが、両アプリは最近焦点をズラし、「保護者と教師のためのツール」というラベリングをしている。
  • Zuoyebang は再申請のプロセスを開始したと、担当者が TechNode(動点科技)に語った。同社は、その間のアプリの使用には影響がなく、教育部の申請プラットフォームから削除されたにもかかわらず、アプリストアではまだ入手可能であると付け加えた。
  • 教育部は、アプリが学生を怠惰にし、自主的な思考に影響を与え、教育や指導のルールに違反することでお粗末な学習習慣をもたらす可能性があるとし、停止理由として学生への悪影響を挙げている。

背景:宿題の問題をスクリーンショット撮影し回答を検索できる機能「拍照捜題」は、中国の宿題アプリで人気だ。元々は、認識しづらい文字や数学記号、数式を入力する手間を省くことを意図したものだった。

  • しかし、今年6月、中国湖北省の学生が大学入試の際に宿題検索アプリ「Xiaoyuan Souti(小猿捜題)」で回答検索しているところを捕捉され、物議を醸した。アプリ提供元の Yuanfudao(猿輔導)は事件を関係当局に報告し、学生には回答しなかったという
  • 「Tipaipai(題拍拍)」や「Afanti(阿凡題)」などのエドテックプラットフォームは8月、宿題検索機能を提供しないと表明した。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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