Web3開発プラットフォーム「Alchemy」、2億米ドルをシリーズC1調達しデカコーンに

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Image credit: Alchemy

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Alchemy は、シリーズ C1 ラウンドで2億米ドルを調達し、デカコーン(時価総額100億米ドル相当)になったことが判明した。このラウンドは、Lightspeed Partners と Silver Lake がリードした。最新の調達では時価総額が102億米ドルに達し、2021年10月の時価総額から70億米ドル上昇した。Alchemy は、NFT 市場の基礎的なアーキテクチャを提供する仮想通貨インフラ企業だ。

Axie Infinity、Dapper Labs、Open Sea など、複数の NFT クリエイターとマーケットプレイスが Alchemy のプラットフォームを使用しており、Aave、Sushiswap、Yearn.Finance、The Graph といった DeFi(分散型金融)プロトコルの間でも人気を集めている。今回の資金調達を受けて、Alchemy の累積調達額は5億4,550万米ドルに達した。

Alchemy が爆発的に成長しているもう一つの理由は、オンチェーン取引額の年率の増加だ。Andreessen Horowitz(a16z)がリードした前回の資金調達以前は、取引額は450億米ドルと控えめだったのに対し、現在は1,050億ドルに達している。同社では、調達資金を使って、Web3 University や Alchemy Ventures の開設、Web サイト開発者向け NFT API の提供につなげる。

ブロックチェーンへの投資は昨年、255億米ドルを突破した。Dove Metrics のデータでは、2022年に仮想通貨インフラ企業に17億米ドルが流入するとされている。先週、Ethereum スケーリングプロトコル「Polygon」は、Sequoia Capital India のリードで4.5億米ドルを調達した

via Alchemy

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