テレビ視聴の注視データを取得するREVISIO、 5.4億円をシリーズB1調達

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Image credit: Revisio

テレビの視聴者層やエンゲージメント度合いを測定できる技術を開発する REVISIO(旧社名は、日本法人の方の TVision Insights)は11日、シリーズ B ラウンドの 1st クローズで5.4億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、DBJ キャピタル、きらぼしキャピタル、THE CREATIVE FUND、クロスベンチャー ズ、Bloom & Co. と名前非開示のエンジェル投資家など。金額にはデットが含まれる。DBJ キャピタル、きらぼしキャピタルはフォローオンでの参加。累積調達額はデットを含め約20億円に達した。

REVISIO は、テレビの視聴率調査をより精緻に出す技術を開発・提供している MIT 発スタートアップ。従来の視聴率(GRP)が測定していたのは、いわば視聴の量であり、ユーザがどのように視聴しているか、という視聴の質を測ることはできない。REVISIO では、テレビの上に付けたセンサーより、視聴者のターゲット層(viewability)・エンゲージメントの度合い(engagement)を特定する技術を開発した。

国内では関東エリアの2,000世帯、関⻄エリアの600世帯の地上波や BS などの視聴データ、コネクテッド TV(OTT 視聴)などの注視データを取得、これまでに広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上が利用した。同社では今回調達した資金を使って、事業拡大を見据えたプロダクトの開発と展開、ビジネス基盤構築への積極投資や人材の確保を進める。また、注視データのサービス認知や利用拡大を加速させていくとしている。

REVISIO は、2015年開催された「Microsoft Innovation Award 2015」で最優秀賞を受賞、2016年に開催された Rising Expo 2016 でファイナリストでもある。

via PR TIMES

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