100億円ファンドを発表したKUSABI、アクセラレーションプログラム「KUSABI α」を正式ローンチ

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Image credit: Kusabi

永井研行氏、吉田淳也氏、渡邉佑規氏が立ち上げた新 VC「KUSABI」については、先週、100億円規模の1号ファンドが最終クローズを迎えつつあることをお伝えした。その KUSABI から新たなニュースだが、アクセラレーションプログラム「KUSABI α(アルファ)」が正式にローンチすることが明らかになった。KUSABI では今年初めからすでにパイロット版(第0期=Spring Termと呼ばれている)を運用しているが、今年4月から正式に第1期(Summer Term)を始める。

シードラウンドとシリーズ A ラウンドの間で、十分な成長結果(このフェーズで求められるのは主に PMF=プロダクトマーケットフィットの達成)が得られず、シードのエクステンションラウンドでコンバーチブルエクイティを使ったブリッジファイナンスを乱発し、後続の資金調達がうまくいかないスタートアップが散見される。KUSABI α ではそうならないよう、チームの組成(最低人数の確保)、プロダクトの完成、初期ユーザの獲得、マネタイズ方法の磨き上げ(テストマーケッティング)に注力する。

プログラムは主にセミナー、メンタリング、コミュニティ醸成で構成される。1バッチは3ヶ月間(最長18ヶ月間)で、1バッチあたり2〜3社(年間で10社程度)が選ばれる予定。採択チームには、原則2,000万円が KUSABI から出資され、東京・茅場町駅前にある KUSABI のシェアオフィスの利用権が供与される。KUSABI はパートナーによるメンタリングと後続ラウンドの調達支援も行う。第0期では、WAND、ケミカルベース、シンシア、アークスの4社が採択されていて、サービスのブラッシュアップに努めているところだ。

via PR TIMES

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