法人営業支援企業情報データベース・次世代型検索エンジン(ナレッジエンジン)を開発する Baseconnect は7日、シリーズ B ラウンドで54億円を調達したと発表した。このラウンドは Z Venture Capital(ZVC)がリードし、日本郵政キャピタル、ジャフコ(東証:8595)、ユーザベース(東証:3966)、Salesforce Ventures、NTTドコモ・ベンチャーズ、エン・ジャパン(東証:4849)、京都信用金庫らが参加した。一部、国内の機関投資家、ヨーロッパの投資家は名前非開示。調達金額には、複数の金融機関からのデットが含まれる。
これは Baseconnect にとって2020年2月に実施したシリーズ A ラウンドに続くものだ。Z Venture Capital(以前の出資の際は YJ キャピタル)、ジャフコ、ユーザベース、京都信用金庫は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、Baseconnect の累積調達額は82億円に達した。Baseconnect では、調達した資金を使って、プロダクトの深化、新規事業の探索、経営人材の採用に注力するとしている。
同社は営業リスト作成から営業管理までをサポートする法人営業支援データベース「Musubu」と次世代型検索エンジン「Baseconnect」を開発している。Musubu の2023年1月時点での導入社数は約10万社、データベースが保有する企業情報は140万件以上に達している。今後、企業データに加え動向データ(ニュースやインテントデータを含む)やユーザの行動データを結びつけることで、データ利活用のポテンシャルを高める。
企業データやインテントデータを活用した B2B 営業自動化の分野では、「Sales Marker」を運営する CrossBorder が9月にシードラウンド(調達額は非開示)、また、「SalesNow」を運営する QuickWork が11月にシリーズ A ラウンドで約2億円を調達している。海外では、アメリカ・ワシントンとカナダ・バンクーバーに本拠を置く Zoominfo(NASDAQ:ZI)が2020年に上場し、現在の時価総額は100億米ドルを超えている。
via PR TIMES
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