インキュベイトF輩出の新VC「SSS Capital」、最大10億円規模の1号ファンドを組成

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神谷遼多氏
Image credit: SSS Capital

2018年10月からインキュベイトファンドでアソシエイトを務めた神谷遼多氏が独立し、1月に新ファンド「SSS Capital」を組成したことが明らかになった。ファンドは 1st クローズの段階で5.1億円を集めており、最大で10.2億円規模を目指す。インキュベイトファンドの、いわゆる〝ファンド・オブ・ファンズ〟の機能を持つ、LP 出資に特化したファンド(通称:IFLP)の2号ファンドなどから出資を受ける。テクノロジー活用で DX や GX を行う創業期やシード期のスタートアップを投資対象にするとしている。

IFLP からは、これまでにソラシード、プライマルキャピタル、ライフタイムベンチャーズ、Full Commit Partners、DRG Fund、ゼロイチキャピタル、Incubate Fund India、Incubate Fund US、Incubate Fund Brasil、POLAR SHORTCUT など20前後のファンドに出資されており、SSS Capital は最新の出資先となる。これらのこれらのファンドの運営者にはインキュベイトファンドの出身者も多く、同ファンドが若手投資家輩出機関として機能する上で IFLP は重要な役割を占めている。

神谷氏は2016年、北海道大大学院を修了し、経済産業省に入省。貿易の政策立案業務などに従事した。インキュベイトファンドでは、iCARE など投資先約40社への支援、8社のイグジットに関与し、Incubate Camp や IF Pitch Day の開催責任者を担当した。SSS Capital の「SSS」は、「新産業創造」の読みのアルファベット転写の頭文字をとったもので、神谷氏は「起業家が新たな産業を創造していくきっかけをつくっていく」と抱負を語っている。

via PR TIMES

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