香港富豪のRichard Li(李沢楷)氏が率いる新興保険会社FWD、3度目のIPO申請へ【Bloomberg報道】

SHARE:

Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


Bloomberg が情報筋の話を引用して報じたところによると、汎アジアの保険会社 FWD Group Holdings は、3度目の IPO 申請を行うようだ。

シンガポールにある FWD のビル
Image credit: Abram Lim via Flickr
Used under the Attribution 2.0 Generic license

香港の大富豪 Richard Li(李沢楷)氏が所有する FWD は、最短で13日に最新の財務データとともに上場申請を再提出し、IPO 自体は今年の第2四半期に実施される見込みだ。

FWD が2年前にアメリカで行った最初の IPO 計画で目指していた30億米ドルを下回る10億米ドルの資金調達が可能となる。

同社はその後、2022年9月に IPO を申請した際に香港での IPO に軌道修正したが、この申請は失効したばかりである。

FWD は過去2年間に私募債で18億米ドルを調達した。これらの資金は、Siam Commercial Bank、Orix Asia Capital、Huatai(華泰)といった投資家から調達したものだ。

東南アジアでは、シンガポールの One Esports と提携してライフスタイルアプリ「Omne」を立ち上げたり、マレーシアの保険会社 Gibraltar BSN Life に戦略的投資をしたりと、FWD はさまざまな動きを見せている。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する