データ統一クラウド「Srush」、ChatGPT活用で文章による分析自動化機能を追加

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「Srush」の ChatGPT を使った文章形式での指示例。
Image credit: Srush

Srush は15日、同社のデータ分析の効率化・自動化・一元化 SaaS「Srush(旧 Sales Rush Board)」に、OpenAI が提供する 「ChatGPT」を活用した AI 分析機能をリリースした。この機能では、Srush 上に連携されているデータに対して、文章形式の指示を出すだけで、分析結果が自動生成される。データを繋いだ後、文書形式で指示するだけで見たい分析が一瞬で表示される。

この機能によって、グラフのためだけに作成していた集計表やシート、グラフイメージのための細かい調整作業、大量データを紐解く作業は不要となる。従来よりもはるか簡単に、誰に対してもデータ分析を促進する機能となる。

Srush は2019年、NTT コミュニケーションズなど複数社で10年間にわたり法人営業を経験した樋口海氏により創業。既存のデータ分析のためのツールが、プログラミニングスキルを持ったデータエンジニアが使うことを前提に設計されていて、データの ETL(抽出・変換・書き出し)、データウェアハウス、BI ツールは全て異なるツールであるため、それらを連携させて使うためのスキルと手間が必要になる。Srush では、これらを一貫して一つのツールで完結できる環境を提供する。

Srush では、AI 分析機能のリリースとあわせ、2023年4月末まで契約した先着10社限定で、初月の月額利用料を無料にするキャンペーンを実施する。また、Srush はマイクロソフトのスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことも明らかにした。マイクロソフトは、ChatGPT を開発する OpenAI に数十億米ドルを出資したり、OpenAI 向けにスーパーコンピュータを構築したりするなど、資金面と技術面の両方で支援していることで知られる。

Srush は昨年、デットを含めプレシリーズ A ラウンドで1億8,000万円を調達している。

via PR TIMES

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