BtoB受発注プラットフォーム「アイミツ」運営、13億円をシリーズC調達

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「アイミツ」
Image credit: Unilabo

BtoB 受発注プラットフォーム「アイミツ」を提供するユニラボは15日、シリーズ C ラウンドで約13億円を調達したと発表した。このラウンドは JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツがリードし、モバイル・インターネットキャピタル、Spiral Capital、UB Ventures が参加した。

モバイル・インターネットキャピタル、Spiral Capital、UB Ventures はフォローオンでの出資。また、同社はこれとあわせて、日本政策金融公庫、SBI 新生銀行、商工組合中央金庫等からのデット7.8億円、メガバンク2行から短期デッド5億円を調達した。このラウンドはエクステンションラウンドを予定しているという。

ユニラボは2012年10月の創業。現在、「アイミツ」「アイミツ SaaS」「アイミツ CLOUD」の3つのサービスを展開する。アイミツは、ユニラボが2014年2月にリブセンスと共同で立ち上げた BtoB に特化した発注先検索と一括見積もりが可能なサービスだ。システム開発、SaaS、マーケティング、人事総務、士業など、多ジャンル・多業種に対応しており、7万社以上の掲載企業数を誇る。ユニラボ代表取締役の栗山規夫氏とリブセンス代表取締役の村上太一氏が、似たサービスを開発しようとしていることがわかり、協業することになった経緯がある。

2021年4月には アイミツ CLOUD のβ版をリリース。2014年から7年間運営してきたマーケットプレイス版のアイミツを進化させ、発注コンシェルジュを介さず、自ら相見積もり、企業選定を行えるサービスだ。中堅企業・大企業を対象とし、多くの受発注担当者が利用できる。購買部や資材部等の原材料の調達購買と違い、工数が手薄になりがちな役務サービスの購買をサポートするクラウドサービスとして、受発注担当者の手間を削減する。

2021年4月、アイミツ CLOUD がリリースされたと同じタイミングで「アイミツ SaaS」のβ版がリリースした。企業の発注担当者が、自社にとって最適な SaaS 導入を実現するためのSaaS情報の取得から、比較検討、お問い合わせまでを効率的に行えるプラットフォームとなっている。現在、業務効率化を目的としたバックオフィス系 SaaS を中心に約2,000の SaaS 情報を掲載している。

ユニラボでは、調達資金を IPO に向けた人材採用やマーケティングに充て、さらなるサービス普及を目指すとしている。

via PR TIMES

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