AIはコンテンツをどう作る?ーーユースケースと生成ツールたち(2)

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Photo by Tara Winstead

AIコンテンツ生成のユースケース

(前回からのつづき)企業が優れたコンテンツを作成する際、様々な方法でAIが役立つ。以下はその一部だ。

音声アシスタント:NLGのおかげでAIコンテンツ生成ツールを使用し、質問にすぐに応答できる音声アシスタントを構築できる。AlexaとSiriは、企業が実際のアプリケーションでテクノロジを使用する方法の例だ。

ユーザーベースのパーソナライゼーション:AIは顧客データを活用してカスタマイズされたコンテンツを開発することにより、各クライアントをターゲットにすることに長けている。これは現在、ソーシャルメディアプラットフォームや家庭内のスマートガジェットなどの複数のソースからデータを取得することで改善され、顧客の要件や要望についてさらに詳しく知ることができるようになっている。

チャットボット:チャットボットは、ほとんどの要求に数秒で応答できるため、市場で最も使用されているサービスの1つとなった。これらのAIを利用したボットは音声ジェネレーターを使用し、現実的な人間の会話に基づいて事前にプログラムされた情報を生成する。

広範なコンテンツの作成:現在、コンテンツの作成は主にニュースレターの件名、マーケティングコピー、製品説明などの短いコピーから中程度のコピーに限定されている。ただし将来的にAIによるコンテンツ制作は、小説全体ではないにしても長い章を書くことが予想される。

コンテンツ生成ツールたち

以下は、広く使用されているコンテンツジェネレーターのリストだ。Search Engine Journal、G2、Marketing AI Instituteなどによるレビューからの情報をまとめている。

Writesonic:WritesonicはGPT-3に基づいて構築されており、ツールを使用しているブランドが作成するコンテンツでマシンがトレーニングされているとしている。ジェネレーターはマーケティングコピーやブログ記事、および製品の説明が主な用途になっている。コンテンツのアイデアと概要を提供することも可能で、さまざまな種類のコンテンツ用の完全なテンプレートを備えている。

Market Muse:Market Museは、AIとMLを使用してコンテンツマーケティング戦略の開発を支援する。このツールは、特定のトピック分野で競合するためにどのキーワードをターゲットにするかを示してくれる。また、特定のトピックを所有したい場合にターゲットにする必要があるテーマも強調する。このAIを利用したSEOのヒントと考察は、プロセス全体を通してコンテンツ開発チーム全体にヒントを与えてくれるだろう。

Copy AI:さまざまな目的のための70以上のAIテンプレートが含まれている。AIは高品質の素材を作成し、無限の使用方法を提供する。Copy AIはブログ、広告、販売、Webサイト、ソーシャルメディアなど、さまざまなコンテンツカテゴリのテンプレートを提供している。ジェネレーターは、25の異なる言語に翻訳することもできる。

Frase IO:FraseAIとMLを使用して、さまざまな検索クエリに関する概要説明を作成する。また、ウェブサイトの素材を使用してユーザーの問い合わせに回答する、AIを利用した応答チャットボットも含む。チャットボットは、自然言語処理(NLP)を使用してユーザーの問い合わせを理解し、適切な応答を提供するコンテンツをサイトに表示する。記事を自動的に要約し、関連する統計を収集することで、コンテンツ開発をスピードアップするのに役立つ。また、ボットによってまとめられたユーザーの質問を利用して、次に何を書くかを決めるのに役立てることもできる。

Jasper AI:Jasperは高品質のコンテンツ、ブログ記事、ソーシャルメディアの投稿、マーケティングメールなどを作成できるAIライティングアシスタントだ。Jasperは25以上の言語を知っており、コンテンツは一語一語作成されている。Jasperは、実世界の例とフレームワークに基づいて50を超えるスキルを教えられており、架空の物語に電子メールの件名を書くなどのライティングタスクを支援する。

次につづく

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

 

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