本稿はコーポレートアクセラレーターを運営するゼロワンブースターが運営するオウンドメディア「01 Channel」からの転載記事。JAアクセラレーター第5期の採択選考会のレポートの一部として各社の紹介を掲載する
家族で外食に行けない人たちのことをご存知でしょうか?ーーそう語るのはRelieFood代表の加納颯人氏。家族に重い食物アレルギーがあることからその課題解決のために2022年、同社を創業した。文部科学省の全国実態調査では、2004年から2013年にかけて、食物アレルギーのある公立小中高校の児童生徒が約12万4千人増加ていることも報告されるなど、この問題をかかえる人々の数は増加傾向だ。
「私たちは誰もが楽しめる世界を作るために、お菓子ブランドの立ち上げに取り組んでいます。最初の製品として、米粉を主原料とした商品のオンライン販売を開始しました。私たちは小麦や卵を使用せずに、バターも使用しない形で開発を進めています」。
一方、加納氏は誰もが楽しめるようにしたいからこそ、おいしさにこだわりたいと語る。現在販売しているISSA KITCHEN TOKYOのスノーボールのレシピ開発は、アレルギー対応スイーツコンテストで優勝した小林パティシエが監修している。
「市場に出回っている商品の中でも美味しさを実現できている商品は少ないですが、私たちは国内で唯一、特定原材料等28品目アレルゲン不使用で美味しさを追求しています」。
今回参加することになったプログラムでは、ブランドの確立と本格的なリリースを目指し、独自のポジションを確立したいと語る。特に期待するのが販路の拡大だ。
「特に販路開拓の面では、高級スーパーやコンビニエンスストアとの展開を進めていきたいと考えており、アレルギー対応のお菓子や食品の開発を通じて特にJAグループに関連する病院やIT企業と連携し、病院食などの展開も進めていきたいと考えています」。
次につづく:カーボンクレジットで農家の収益と環境保護を同時に実現 by フェイガー/JAアクセラレーター第5期・優秀賞10社紹介
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