本日、OpenAIはサプライズでApple iOS用のChatGPTアプリをリリースした。昨年11月30日にデビューした大人気チャットボットは半年も経たないうちに、世界中のiPhoneにジェネレーティブ(生成型)AIを導入するという衝撃をもたらすことになる。
ブログ記事によると、同社はApp StoreのChatGPTアプリを「会話の同期、音声入力のサポート、最新モデルの改良をあなたの指先に」と説明している。このアプリは無料で提供され、ユーザーの履歴をデバイス間で同期させることができる。また、同社のオープンソースの音声認識システムであるWhisperを統合し、音声入力を可能にしている。また、ChatGPT Plus加入者は、GPT-4の機能への限定的なアクセス、機能への早期アクセス、レスポンスの迅速化などが利用できるようになる。
OpenAI CEOのサム・アルトマン氏が先週、「夏が来る」と仄めかしていたのはこういう意味だったのかもしれない。
いずれにせよ、ChatGPTクローンがApp Storeに溢れ、オープンソースのLLMがより小さなデバイスで動作することが明らかになっているため、OpenAIはスピーディーに次の対策を実行する必要があったことは間違いない。ブログには、「ユーザーからのフィードバックを集めながら、ChatGPTの機能と安全性を継続的に改善することを約束します」とだけ書かれている。
一方、ブログ の記事によると、Appleユーザー以外にも「Androidユーザーの皆さん、次はあなたの番です!ChatGPTはもうすぐあなたのデバイスにやってきます」とのことで、これはAndroidユーザーにとっては朗報だろう。利用したい人はここからChatGPTアプリをダウンロードできる。(訳者註:19日午前6時の時点で日本国内では利用できない状態です)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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