Nianticと8th Wall、MR体験「Wol」と新ツールを公開

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Image credit: Niantic, 8th Wall

Niantic と 8th Wall は先ごろ、両社初の MR(複合現実)体験である「Wol」を公開した。Wol では、プレイヤーはレッドウッドの森の中にいて、同じ名前の小さなフクロウをガイドとして迎える形で始まる。この新しい体験に加え、Niantic は7日、Metaversal Deployment や拡張共有 AR ツールなど、開発者向けの新しいツールを展開することも明らかにした。

MR 体験 Wol は、Meta Quest ヘッドセットのほか、Android と iOS のスマートフォンで利用できる限定リリースとなる。ユーザは  AR(拡張現実)ポータルを通じてレッドウッドの森に入ることができ、そこでノコギリフクロウの Wol がユーザに対して環境を説明する。また、Wol は 8th Wall の Metaversal Deployment のデモを行い、開発者が WebAR プロジェクトを構築して複数の異なるシステムで展開することを可能にする。

さらに、Niantic は、8th Wall と Lightship ARDK の両方に対し、いくつかの新しいツールを展開することも発表した。ARDK 3.0では、Unity を使用する開発者は、Unity の AR Foundation と XR サブシステムを使用して Niantic の AR 機能を使用できる。また、Niantic は Lightship ARDK 3.0 を使用して、ウェアラブルヘッドセット、特に Snapdragon Spaces を搭載したものとの互換性を設定している。

また、Niantic は Lightship Maps for Unity を展開し、開発者は Niantic の内製マップを自社のゲームに使用できるようになった。

Niantic のエンジニアリング担当 SVP Brian McClendon 氏は、AWE での基調講演で次のように述べた。

Niantic は人間スケールのマップ、実際の場所の文脈の中で、目の高さで機能するマップに焦点を当てています。スキャンフレームワークとマップ API があるからこそ、リアルなポジショニングができるのです。Niantic では、どこでも、一度に、誰にでも AR が使えると信じています。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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