製造現場DX SaaS「Smart Craft」、1.1億円を調達——ジェネシアV、ANOBAKA、MUCAP、守屋実氏から

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Image credit: Smart Craft

製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」を運営する Smart Craft は21日、直近のラウンドで1.1億円を調達したと明らかにした。ラウンドステージは不明。

このラウンドには、ジェネシア・ベンチャーズ、ANOBAKA、三菱 UFJ キャピタル、エンジェル投資家の守屋実氏が参加した。Smart Craft にとっては、2022年1月に実施したシードラウンド(ジェネシア・ベンチャーズと ANOBAKA から5,000万円を調達)に続くものだ。

Smart Craft は2021年6月、キーエンスやアクセンチュア出身の浮部史也氏により創業。業務プロセスをデジタル化し、見える化・データ活用を通じて生産性向上を図る、製造業向けバーティカル SaaS を開発・提供している。

製造現場の生産指示、工程管理、実績収集、データ分析といった一連の業務プロセスをタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末を活用できるようにすることで、現場状況をリアルタイムで見える化し、製造データを一元集約を実現する。

同社では今後、現在、β版として提供されている Smart Craft の正式リリースや組織体制の強化、機能拡大に取り組む計画だ。また、トレーサビリティ管理や IoT デバイスを活用した設備データの自動収集なども開発する予定としている。

この分野では、共に2021年10月、京都を拠点に工場 DX のための現場向け SaaS を開発する「ものレボ」が1.8億円を調達。また、名古屋を拠点に、製造業向け生産管理 SaaS「monit(モニット)」を開発・運営するトランスミットがプレシリーズ A ラウンドで1.24億円を調達している。

via PR TIMES

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