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生成AIでプレイヤーをクリエイター化——「CreatureCraft」開発のInfinite Canvasが600万米ドルを調達

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Image credit: Infinite Canvas

Infinite Canvas は13日、最新の資金調達ラウンドで600万米ドルを調達したと発表した。Roblox や Fortnite などのプラットフォームでユーザ生成コンテンツ(UGC)を促進・実現する同スタジオは、この分野における AI の新たな活用に目を向けている。また同社は最近、Discord 上で「CreatureCraft」という AI を利用した新しいゲームを開始し、すでに10万人以上のユーザを獲得している。

このラウンドは Bitkraft がリードし、HBSE、Warner Music Group、J Ventures、そして既存の投資家である Lightshed、Day One Ventures、Emerson Collective、Crossbeam が参加した。Infinite Canvas は今回の資金調達により、他のゲームとともに CreatureCraft をさらに普及させる計画だ。開発したアイドル RPG(放置型ロールプレイングゲーム)は、プレイヤーがデザインしたユニークなカードをジェネレーティブ AI を使って作成し、バトルで使用したりゲーム内通貨を獲得したりする。

Infinite Canvas の共同創業者 Tal Shachar 氏と Sebastian Park 氏は、GamesBeat の取材に対し、Infinite Canvas の今後の計画や、ジェネレーティブ AI の統合計画について語った。

私たちにとって本当にエキサイティングだったのは、最近 GenAI(ジェネレーティブ AI)が、プレイヤーと開発者の間のギャップを埋めるための私たちの努力を強化することを可能にし、すべてのプレイヤーをクリエイターに変えるという私たちの使命を効果的に果たすことを可能にすることを信じ始めたことです。

GenAI のようなプレイヤーに力を与えるツールが出てきたとき、我々はそれが1対1になりうると気づきました。このようなゲームをプレイしている人は誰でもクリエイターになれるのです。(Shachar 氏)

Shachar 氏は、GenAI は単に馴染みのあるゲームの新しい作り方ではなく、新しいゲームを提供することでゲームに革命をもたらす可能性があると語った。

Sebastianと私がより注目しているのは、そのようなことではなく、むしろこのテクノロジーによって、そもそもどのようなゲームを作ることができるのか、そして、ユーザがどのようにゲームと接するのか、根本的な部分がどのように変わるのか、ということなのです。人々が創造できるようにゲームを一から設計すれば、ゲームのループについての考え方が変わります。(Shachar 氏)

Bitkraft の創業ジェネラルパートナー Scott Rupp 氏は、別の声明で次のように付け加えた。

Infinite Canvas は、プレイヤーのゲームとの関わり方を再構築し、新たなレベルのパーソナライゼーションと創造性をもたらすでしょう。ゲーム開発、コンテンツ制作、コミュニティ構築、IP管理、メディア・ファイナンスの経験を兼ね備えた彼らは、急速に進化する仮想世界をナビゲートする上でユニークな立場にあります。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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