蓄庫集中管理インフラ「あんしんストック」を提供するLaspy〜KDDI ∞ Labo7月の全体会から

Laspy 代表取締役社長 藪原拓人氏

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

2023年7月21日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ8社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。

2社目はLaspyです。防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」を展開するスタートアップです。今回は、Laspy代表取締役社長の藪原拓人氏に話を聞きました。

「あんしんストック」は初期費用なし月額220円から始められる、防災備蓄管理アウトソースサービスです。オフィスビルやマンションに建物単位で導入するケースも増えています。(めぇ〜ちゃん)

代表取締役社長の藪原氏に伺いました

何をしている会社ですか?

藪原:建物単位・エリア単位での備蓄庫集中管理インフラである「あんしんストック」をご提案しております。防災備蓄の保管管理は、オフィスやマンションなどの限られた空間を犠牲にしたり、管理が行き届かないという顧客ペインが強い状況です。

Laspyはこうした悩みの解決に向けて防災エリアマネジメントを提唱し、建物単位・エリア単位での備蓄庫集中管理インフラである「あんしんストック」をビルオーナーやオフィスビル等のデベロッパー様へ機能提供しています。

各自が空間を犠牲にしながら保有・管理する非効率から脱し、街の遊休スペースや有効に使われていない場所を備蓄庫に転換。安く、簡単に、確実、必要な人数分だけ3日分の備蓄を保有することができるようになります。SDGs11番の住み続けられる街づくりを実現し、災害に負けない街づくりを実現させます。

防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」

なぜ会社を立ち上げたのですか?

藪原:2020年のコロナ禍で初めて緊急事態宣言の際に様々な物資が買い占め行動により不足した際の生活ストレスから、今後も災害やパンデミックがあった際に同じ社会不安を感じたくないと感じ、当ビジネスを発想しました。当時はKDDIの社員でしたが、思い切って会社を辞めて起業しました。

これからの目標はありますか?

藪原:現在多くの事業提携先や、不動産デベロッパーなどの協業先が増えてきております。全国主要都市に事業を広げていく他、上場を目指して行きます!

最後に一言お願いします

藪原:共創パートナー様、KDDI様、是非一緒に事業共創していきましょう!これまで多くの大企業とコラボしてきましたが、最初の一歩を踏み出すことに躊躇する企業がとても多かったです。でも一歩踏み出して実証実験していく懸念が払拭されるだけでなく、共創先の社内での反響がよく勢いよく広がるケースが多いです。まずは小さく実証実験を共にして頂けると幸いです。

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