モバイル胎児モニターを核とした周産期遠隔医療プラットフォームを展開するメロディ・インターナショナルは29日、直近のラウンドで1.1億円の調達したと発表した。ラウンドは不明。京都⼤学イノベーションキャピタル(京都 iCAP)、東海東京インベストメント、いよぎんキャピタル、QR インベストメントが参加した。
これは同社にとって、2021年4月の調達(ラウンドは不明、シリーズ D ラウンド以降)に続くものだ。京都 iCAP は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、同社の累積調達額は、明らかになっているだけで5億円に達した。
離島や医療過疎地の多い瀬戸内海・香川県に位置するメロディ・インターナショナルは、医療機器や遠隔医療サービスにかかわるプラットフォームの製造、開発および販売を行っている。
日本では産科医の後継者不足、医師の働き方改革を背景に、産科施設の集約化が進み、地域全体で妊婦を見守るチーム医療、多職種連携が求められている。これらの課題を解決するために、メロディ・インターナショナルはモバイル胎児モニター「分娩監視装置 iCTG」を開発している。
また、遠隔医療プラットフォーム「Melody i」により、胎児の健康状態を医師や妊婦がいつでもどこでも知ることができる遠隔医療の仕組みを提供している。Melody i を使えば、計測した結果を自動的にクラウドサーバー経由で医師に送信でき、医師はどこにいても妊婦に遠隔から診断やアドバイスできる。
今回の調達した資金は、国内外での機器、システム導入の推進に用いられる。Melody i はこれまでに、国内130以上の病院に導入、世界ではタイやブータンなどに導入済みだとしている。
via PR TIMES
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