教師データ作成効率化「FastLabel」運営、11.5億円をシリーズB調達——ジェネレーティブAIにも領域拡大

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Image credit: FastLabel

FastLabel は29日、シリーズ B ラウンドで11.5億円を調達したと発表した。このラウンドは MPower Partners Fund と Salesforce Ventures がリードし、DBJ キャピタル、ジャフコグループ(東証:8595)、NTT ドコモ・ベンチャーズが参加した。

これは、FastLabel にとって、2022年8月に実施したシリーズ  A ラウンドに続くものだ。NTT ドコモ・ベンチャーズ、ジャフコグループは前回ラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、FastLabel の累積調達額は16億7,500万円に達した。

FastLabel は2020年1月の創業以来、教師データ作成代行やアノテーションツールの提供を主力事業として展開しており、現在はデータセントリックな AI 開発プロセス全体を包括的に支援するサービス(業務代行及びコンサルティング)およびシステム(各種ツール)を提供している。

2021年10月の正式リリース以降、FastLabelにおける累計アノテーション数は3,200万件、利用ユーザー数は6,700人を超えた。これまでに大手企業を中心に100社以上の AI 開発における課題解決を支援している。

同社では今回の資金調達を機に、AI データアノテーション領域に加えて、ジェネレーティブ AI 領域へサービスラインアップを拡大する。ジェネレーティブ AI を活用した機械学習モデル構築のための学習・評価データの作成、権利クリアされたジェネレーティブ AI 用データセットの販売を目指す。

via PR TIMES

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