オリジナルIPのVRゲーム開発、MyDearestが11.6億円をシリーズC調達——累積調達額は25億円に

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Image credit: MyDearest

オリジナル IP の VR ゲームなどを開発する MyDearest は7日、シリーズ C ラウンドで約11.6億円を調達したと発表した。このラウンドは、SBI インベストメントがリードし、DG Daiwa Ventures、NetEase Games、ウイング・キャピタル・パートナーズ(足利銀行の投資子会社)、オー・エル・エム・ベンチャーズ(IMAGICA GROUP の投資子会社)、サムライインキュベート、電通グループ(東証:4324)、三菱 UFJ キャピタルが参加した。

DG Daiwa Ventures、オー・エル・エム・ベンチャーズ、サムライインキュベートは以前のラウンドに続くフォローオン。これは同社が2021年6月に開示した9億円の調達(ラウンド不明)、2022年8月に開示したゲームデベロッパ  coly(東証:4175)からの調達(調達額非開示)に続くものだ。今回の調達を受け、累積調達額は約25億円に達した。

MyDearest は2016年4月の創業。VR 小説や VR 動画といったストーリー性豊かなコンテンツの制作から事業を開始した。これまでに「東京クロノス」「ALTDEUS: Beyond Chronos」「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」などを発売し、Quest Store でのユーザ評価世界一を獲得するほか、国内外で数々のゲームアワードを受賞している。

今月22日には「DYSCHRONIA: Chronos Alternate -Definitive Edition」が Nintendo Switch で発売予定で、先月クローズドαテストを実施した VR 専用の3vs3対戦アクション「Brazen Blaze」も来年2月のβテストに向けて開発が進められている。

MyDearest はこれまでに Tokyo VR Startups 第3期、「東急アクセラレートプログラム」第3期などに採択された。同社では、今回調達した資金を使って、グローバル市場でのさらなる競争力向上、パブリッシング事業の拡大、既存 IP のメディアミックス活用などを目的として、VR ゲームの企画・開発・プロモーションなどを行う人材採用に注力するとしている。

via PR TIMES

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