ドライバー特化マッチングソリューションを提供するドライバーテクノロジーズは29日、約1億円を調達したと発表した。ラウンドは不明。LINE ヤフーグループ、East Ventures、Skyland Ventures、ベクトル、Headline Asia、個人投資家の小澤隆生氏、長島悠人氏、伊藤将雄氏が参加した。
LINE ヤフーグループ(当時は Z ホールディングスの CVC)、East Ventures は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加(創業時の出資者)。ドライバーテクノロジーズは2022年1月から全国の物流事業者向けにトラックの稼働率向上のためのドライバー特化マッチングソリューションを提供している(創業時の社名はカーニバル)。
昨年まではトラック運送業界が中心だったが、直近約1年でドライバー業務を伴う小売業界や、プロパンガス配送・石油配送などを中心としたインフラ業界、産業廃棄物収集運搬を中心とした環境業界、バス・タクシー・ハイヤーを中心とした旅客運送業界等の新たな業界で利用が増加しているという。2023年11月時点で国内数千事業所以上が利用している。
2024年4月から、働き方改革法案によりドライバーの労働時間に上限が課されることでドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限され、一人当たりの走行距離が短くなることでモノが運べなくなることが懸念されているため、ドライバーの需給ギャップは今後さらに拡大すると考えられている。
今回の資金調達を通じて、同社では業務フローの効率化、テクノロジー化を推進することで、ドライバープラットフォームとしての第一想起獲得を目指し拡大を狙う。ドライバーテクノロジーズは29日に東京で開催された「LAUNCHPAD SEED 2023 Winter」で優勝した。
via PR TIMES
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