Brave groupがシリーズDラウンドをクローズ、累積調達額は58億円に——米英に加え、タイと中国に現法設立

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主に中国で活動する VTuber プロジェクト「MUGEN LIVE」
Image credit: Brave group

<26日午前9時更新> 訂正線部を削除、赤字部を追記。

VTuber 事業や IP 事業を展開する Brave group は20日、シリーズ D ラウンドの 2nd クローズで11.2億円を調達したことを明らかにした。新たにシリーズ D ラウンドに参加したのは、サードウェーブ、住商ベンチャー・パートナーズ、Yostar、REALITY、セプテーニ・ホールディングス(東証:4293)、松竹ベンチャーズ。また、金額には静岡銀行からの融資が含まれる。

Brave group が8月に発表したシリーズ D ラウンドの 1st クローズと合わせると、シリーズ D ラウンド全体の調達額は31.1億円、創業以来の累積調達額は約58億円に達した。同社では調達した資金を使って、グローバル IP 事業のさらなる推進や国内外における経営統合・アライアンスの強化、国内では地方活性化への取り組みなども推進していくとしている。

Brave group は2017年、連続起業家の野口圭登氏により設立された。同社はバーチャルミュージックレーベル「BlitzWing」など、VTuber グループのプロデュースや運営、IP事業、自社のメタバースエンジン「Brave Engine」を活用したプラットフォーム事業、e スポーツや Web3 などの新興領域の開拓などを展開している。今年6月には Brave group US を設立し、英語圏に特化した VTuber プロジェクト「V4Mirai」をローンチした。また、同時期に Brave group Europe も設立している。

同社は18日、タイ(Brave group APAC)と中国(布雷福)に現地法人を設立したと発表した。同社にとっての海外法人はイギリスとアメリカに続くもので、世界拠点は日本国内を含めて5カ国‧10拠点に達した。現地拠点が存在することで、英語圏や中華圏、ヨーロッパ市場を対象にグローバルオーディションを実施し、複数の海外プロジェクトの運用が可能となっている。Brave group からはこれまでに、既存プロジェクトを含めて合計今年のみで20名の海外 VTuber がデビューしている。

via PR TIMES

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