農家向け脱炭素収益化支援のフェイガー、3.4億円をプレシリーズA調達——東南アジア進出、JA連携など強化

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Image credit: Faeger

農家向け脱炭素施策の収益化と、カーボンクレジットの流通サポートを手がけるフェイガーは6日、プレシリーズ A ラウンドで3.4億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、東京海上ホールディングス(東証:8766)、農林中金キャピタル、環境エネルギー投資、インキュベイトファンド。

これはフェイガーにとって、2023年1月に明らかにしたシードラウンドに続くものだ。今回ラウンドに参加した投資家のうち、インキュベイトファンドはフォローオンでの参加。フェイガーは以前、

フェイガーは水のマネジメントにより水田から排出されるメタンを抑制する手法である水田の中干し期間延長による温室効果ガス削減を農家と共同で取り組み、成果をクレジット化した収益を農家へ還元している。カーボンクレジットの生成から販売までを一貫して取り組むことで、生産者の「顔が見えるクレジット」として企業に提供することが可能だ。

同社では今後、東南アジアを中心とした海外展開の加速や生産者の品質・収穫量の維持・拡大、高品質なカーボンクレジットの生成・販売のための体制構築などを推進する。東京海上ホールディングスとはクレジットの流通やプロジェクト組成への投資、農林中金キャピタルとは JA グループとの連携や生産者への取り組み拡大で協業する。

via PR TIMES

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