東大発産業用知能ロボット開発のMujin、シリーズC延長で27億円調達——郵便の物流業務効率化を支援

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左から:Mujin CEO 滝野一征氏、日本郵政キャピタル 代表取締役社長 丸太俊也氏
Image credit: Mujin

産業用知能ロボットを開発する Mujin は6日、シリーズ C エクステンションラウンドで27億円を調達したと発表した。このラウンドには、日本郵政キャピタルと名前非開示の1社が参加した。これは、9月に発表したシリーズ C ラウンドに続くもので、今回のエクステンションにより、シリーズ C ラウンド全体の資金調達額は150億円、累積調達額は232億円に達した。

2011年に創業した Mujin は、産業用ロボットに知能を与えるロボットコントローラ「Mujin コントローラ」を開発している。従来プログラムされた動きを繰り返すだけだったロボットに、さまざまなセンサーと Mujin コントローラを接続することで、自律的に環境変化に合わせた動作が可能な「知能ロボット」を構築し、技術的に困難とされていた複雑な工程の自動化を実現してきた。

今回の出資を受け、Mujin は9月に明らかにしていた、知能ロボットコントローラや 3D ビジョンシステムへの技術投資、モバイルロボットやデバンニングロボットなどの新製品の市場投入、自動化トータルソリューションの提供、ヨーロッパ市場へ進出に加え、日本郵便とともに郵便局や物流センターなどの物流業務を効率化すべく、自動化による提案を行い、両社双方の事業拡大を目指す。

via PR TIMES

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