家具サブスクなど展開のソーシャルインテリア、24億円をシリーズD調達——業界向け受発注クラウド事業強化

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Image credit: Social Interior

家具のサブスクリプションサービス「subsclife(サブスクライフ)」などを運営するソーシャルインテリアは11日、シリーズ D ラウンドで約24億円を調達したと発表した。このラウンドは、シンプレクス・キャピタル・インベストメントがリードし、シグマクシス・インベストメント、AG キャピタル、JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ(JIC-VGI)、ロッテベンチャーズ・ジャパン、みずほキャピタルなどが参加した。

同社にとってエクイティベースでの調達としては、2023年8月に明らかにしたシリーズ C ラウンドに続くものだ。JIC-VGI 、ロッテベンチャーズ・ジャパン、みずほキャピタルは以前のラウンドに続くフォローオン。なお、調達額には金融機関からのデットが含まれる。

ソーシャルインテリアは2015年8月に設立された KAMARQ(KAMARQ HOLDINGS)からサブスク部門を独立させる形で設立された(当時の社名はカマルクジャパン)。独立してからの累積調達額は、今回調達分を含めると、明らかになっているものだけでデットを含め116億円を超えることになる。

ソーシャルインテリアはこれまでの家具のサブスクリプションサービス、法人向けサービスの「ソーシャルインテリア オフィス構築支援」に加え、昨年8月に設計会社・販売店・メーカー向けに家具什器受発注 DX プラットフォーム「ソーシャルインテリア 業務管理クラウド」をローンチした。国内外のオフィス什器から海外のハイエンド家具まで、国内最大級の商品情報データベースを基に、スペックイン業務を大幅に効率化できるという。

ソーシャルインテリアでは、メーカーへの発注作業に手間を感じていたことから、発注者・受注者の双方にニーズがあると考え、業務管理クラウドを開発したという。このプラットフォームには、すでに数百万 SKU 以上の商品データが集積され、商品の横断検索、在庫確認、張り地の選択、発注まで対応可能。発注者は取引関係のないメーカーの商品も比較・検討しやすくなる。今回調達した資金は、業務管理クラウドの追加開発やマーケティング活動強化に充てられる予定だ。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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