業務DXロボット開発のugoが8.5億円を調達、累積調達額は16.5億円に——ビル管理大手らと業務提携

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Image credit: ugo

業務DXロボット「ugo(ユーゴー)」の開発を手掛ける ugo は1月31日、直近のラウンドで8.5億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。

このラウンドには NTTドコモ・ベンチャーズ、MLCベンチャーズ(三菱倉庫のCVC)、星光ビル管理、TMES、中西製作所(東証:5941)、ハリマビステム(東証:9780)、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタル、未来創造キャピタル(みずほリースのCVC)が参加した。

これは同社にとって、2023年12月に実施した調達に続くものだ。NTTドコモ・ベンチャーズ、三菱UFJキャピタルは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、ugo の累積調達額は約16.5億円に達した。

また同社は、本ラウンドに参加した企業との協業を進めていくことに加え、ハリマビステム、星光ビル管理、TMES、みずほリースとの業務提携を発表した。今回調達した資金は、更なる業務DXソリューションの開発と組織体制の強化に充てられるという。

同社の開発するugoは、自律走行による移動が可能な業務ロボット。警備業務や点検業務など労働力不足が深刻化する業種に対して、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)によるソリューションを提供する。ugoは、2つの7軸アーム、昇降可能な上半身、自律移動カートを搭載し、複雑な作業や遠隔地での状況把握、音声合成を用いたコミュニケーションが可能だ。

加えて、360°視野カメラ、マイク、スピーカーも装備しており、遠隔地の状況把握が容易になるという。バリエーションは、「ugo Pro(高機能ハイエンドモデル)」「ugo R(標準モデル)」「ugo Stand(エントリーモデル)」「ugo Ex(シンプルで拡張性の高いモデル)」などがあり、使用目的や場所に応じた選択が可能となっている。

また、ロボット統合管理プラットフォーム「ugo Platform」を導入すれば、遠隔操作や自動化の設定が可能となり、段階的に自動化を進めることができる。全自動化を最初から行わず、遠隔化から始めて徐々にAIを育て、精度が確立された後でスケールアップするオペレーションモデルが構築可能で、自動化はノーコードで構築でき、現場でのフレキシブルな運用を実現する。

今回の資金調達と業務提携により、ugoはRaaS(Robot as a Service)モデルのサービス拡販にも注力する方針であるという。業務提携を契機に、各社との連携を一層深め、ロボット導入や業務DXソリューションの展開を加速するとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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