製造業・物流業向けプロセスシミュレータ「assimee」運営、ビットクォークが2億円をプレシリーズA調達

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「assimee」
Image credit: BitQuark

製造業・物流業向けプロセスシミュレータ「assimee」を開発・運営するビットクォークは6日、プレシリーズAラウンドで2億円を調達したと発表した。今回調達した資金は、assimee の開発強化と、将来的に本格展開を目指すデジタルツイン事業の加速に充てられる。

このラウンドは XTech Ventures がリードし、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタル、未来創造キャピタル、グローバル・ブレインが参加した。また、金額にはこの資金調達に伴い優先株式に転換された J-KISS 型新株予約権2,500万円が含まれる。

assimee は、製造業・物流業を中心としたクライアント向けのプロセスシミュレータ。直感的なノーコードUI/UXで、プログラミング知識なしにプロセスをモデル化できる。最新版の assimee version 3.0では、機能とUIの大幅な強化が行われ、表計算ソフトのような形式でラインプロセスを入力することで、より複雑なシミュレーションが実現した。また、生成AIを用いた対話形式でのモデル作成機能が追加され、プロセスのモデリングをさらに効率化させた。

さらに、CO2排出量計算機能が新たに追加され、プロセスシミュレーションに基づいて従来では困難だったCO2排出量の評価が可能になった。この機能は、電力ソースや燃料使用量などを入力するだけで自動的にCO2排出量を算出し、生産ラインの稼働率や在庫状況などを考慮した緻密なプロセスシミュレーションに基づいている。結果的に、工程別のCO2排出量の計算が可能となり、環境対策の進め方において効果的なツールとして機能する。

ビットクォークは、今後も assimee の機能強化を継続的に行い、シミュレーション結果のダッシュボード化、生産リードタイムの最適化、ボトルネック特定支援、AIによる解析結果の解説と施策提案サポートなど、製品のアップデートを予定している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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