「第13回アジア・アントレプレナーシップ・アワード2024」セミファイナル出場企業決定、11月21日開催ファイナルピッチの一般観覧受付を開始

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ASIAN ENTREPRENEURSHIP AWARD 運営委員会からのご案内です。

AEA運営委員会は、2012年より毎年開催している、成長著しいアジアのスタートアップによるイノベーション・アワード「AEA2024」を、2024年11月20日(水)、21日(木)に5年ぶりに柏の葉スマートシティでリアル開催いたします。また、本日より一般観覧受付を開始いたします。

AEAは、成長著しいアジア各国から選抜された若き起業家たちを柏の葉スマートシティへ呼び込み、アジア各国のスタートアップ支援者と日本の投資家・大手企業が一同に会することで、アジアのイノベーション創造におけるエコシステム構築の実現を目指したイノベーション・アワードです。2012年から毎年開催しており、これまでに16の国と地域から、295社のスタートアップが参加。国内外の複数企業のエグジットや協業の実績があり、国内ではイーディーピー、サイフューズが東京証券取引所グロース市場へ上場を果たしているほか、アクセルスペースが累計エクイティ調達額143億円に達するなど、出場企業の多くがAEA参加後も成長を加速しています。


AEA2024ではアーリー期のディープテック系スタートアップのうち、柏の葉スマートシティと繋がりの深い「ライフサイエンス/ヘルスケア」「環境/エネルギー」「モビリティ」 「宇宙」「消費者向けスマートシティ・ソリューション」領域のスタートアップを募集し、13の国と地域から64社がエントリーし、セミファイナリストとして15社が厳選されました。

セミファイナリスト15社は11月21日(木)に行われるファイナルピッチイベントでのファイナルセッションに向けて、日本および世界市場への展開を目指しメンターと共にビジネスプランを磨き上げていきます。メンターは、各業界で活躍するVC、エンジェル投資家、コンサルタントなどの専門家で構成されており、日本市場への適応やビジネスモデルの最適化、収益性の強化など、グローバル市場へ飛躍するための具体的な戦略を各社に提供します。プレゼンをブラッシュアップした15社は、11月20日(水)に開催されるセミファイナルに臨み、勝ち抜いたファイナリスト6社は、翌11月21日(木)に柏の葉スマートシティで行われるファイナルセッションに挑みます。

現在、ディープテックは世界的に注目を集めている分野であり、グローバル市場での成長が期待されています。新規事業開発に携わる企業の皆様や、投資を検討しているVC、CVCなどの皆様にとって、ビジネスの可能性をリアルに体感し、協業や投資の機会を見極め、スタートアップとのパートナーシップを通じて最先端のディープテックビジネスに参画できる機会を得られる絶好の場となります。

ファイナルセッションでは革新の旗手となるアジアのディープテック系スタートアップたちが、先端技術を通じグローバル市場に挑戦、世の中を変革するためのビジネスプランをピッチで展開する熱い戦いを繰り広げます。アジア、日本の優れたディープテック系スタートアップとの共創に取り組みたいと考えている大企業の新規事業開発の皆様、投資を検討しているVC、CVCなど投資家の皆様、ぜひ柏の葉スマートシティでその瞬間を見届け、彼らの熱意とビジョンを体感してください。イベント来場は下記URLよりお申込みください。

参加申込: https://aea2024.peatix.com

AEA2024 ファイナルピッチイベント開催概要

11月20日のセミファイナル(非公開)で、15社から勝ち抜いた6社が、翌21日のファイナルセッション(一般公開)に挑みます。優勝を目指すスタートアップ各社がファイナルセッションに挑む様子を現地でご覧いただけます。

  • 日程 :2024年11月21日(木) 13:00-19:30 ※一般観覧は申込制(13:00~17:40は観覧無料、17:45~は有料となります。)
  • 開催形式:リアル開催(柏の葉スマートシティ 柏の葉カンファレンスセンター)
  • 公用語:英語(同時通訳あり)
  • 公式HP:https://aea.events/j/ (日本語) https://aea.events/e/(英語)
  • 主催:アジア・アントレプレナーシップ・アワード運営委員会
  • 共催:東京大学産学協創推進本部、三井不動産、TXアントレプレナーパートナーズ、日本ベンチャー学会、日本貿易振興機構(ジェトロ)、柏市

<タイムスケジュール>

  • 13:00-13:10 AEA2024開会挨拶
  • 13:10-14:55 ファイナルセッション 3社(プレゼン15分+QA15分+入替5分)
  • 15:05-16:50 ファイナルセッション 3社(プレゼン15分+QA15分+入替5分)
  • 17:00-17:40 講演「日本から世界へ、世界から日本へ、スタートアップが取るべき市場進出戦略とは」(Carbide Ventures ゼネラル・パートナー 、トレジャーデータ 代表取締役 堀内健后氏)
  • 17:45-19:30 ファイナルセッション結果発表&レセプション

<堀内健后 氏プロフィール>

ベンチャーキャピタル Carbide Ventures ゼネラル・パートナー 、トレジャーデータ 代表取締役

2013年からトレジャーデータの日本事業を立ち上げ、日本・APACのマーケティング・ディレクターとして活動。2018年、トレジャーデータが、ソフトバンクグループ傘下で半導体設計の英アームに買収されたのち、2021年8月にトレジャーデータの創業メンバー等と、シリコンバレーと東京に拠点を持つベンチャーキャピタル、Carbide Venturesを設立。日米を中心に、エンタープライズSaaSなどのスタートアップに投資し、スタートアップの企業価値向上に務める。

セミファイナリスト一覧 ※社名アルファベット順

1 Alternō JSC Vietnam 環境/エネルギー
砂を利用し、再生可能エネルギーを蓄え様々な産業プロセスでの使用が可能な、熱エネルギー貯蔵技術「サンドバッテリー」を開発
2 BatX Energies India 環境/エネルギー
独自の「ゼロ排出・ゼロ廃棄」技術でリチウムイオン電池からリチウム、コバルト、ニッケルを効率的に回収しリサイクル/再生する技術
3 CancerFree Biotech Taiwan ライフサイエンス/ヘルスケア
「Ex Vivo Avatar (EVA)」オリジナルプラットフォームで患者の血液から 3D 腫瘍オルガノイドを作成し、個別のがん治療薬をテストする技術
4 CoNEX Healthcare Pte Ltd Singapore 消費者向けスマートシティ・ソリューション
サーモグラフィーセンサー、画像処理、機械学習を活用し、非接触でプライバシーを保護した入院患者モニタリング技術「PreSAGE」
5 Dynolt Technologies Private Limited India 環境/エネルギー
エネルギー効率の最大化を目指し、クリーンエネルギー製品向けに省エネルギー型パワーコンバーターを開発
6 eMoBi co.,ltd Taiwan モビリティ
小型三輪 EV を開発し、日本各地の観光地でレンタルサービスを展開。ハードからソフト、サービス運営まで包括的なサービスを提供
7 Entomal Biotech Sdn. Bhd. Malaysia 環境/エネルギー
ブラックソルジャーフライを用いたバイオコンバージョン技術で、有機廃棄物を昆虫タンパク質と肥料に変換する廃棄物管理ソリューション
8 Formus New Zealand ライフサイエンス/ヘルスケア
AI 自動化と患者ごとの骨と軟組織のモデル化により関節置換手術を最適化し、パーソナライズされた整形外科手術を実現
9 GEXVal Inc. Japan ライフサイエンス/ヘルスケア
AI 支援の薬理情報ツールを用い希少疾患や未対応の医療ニーズに取り組む。神経行動障害や認知障害に対する治療の可能性を探る
10 Kenkone Medical Co., Ltd. Taiwan ライフサイエンス/ヘルスケア
生成 AI と音声認識技術により手術中の記録作成を支援することで、医療従事者の負担を軽減しつつ患者へのケアの質を最大化
11 Kisui TECH Co. Ltd. Japan モビリティ
自律型 AI オフロードプラットフォームを開発し、モジュール式で農業や建設業などの一次産業の様々な作業を効率化する技術を提供
12 KroniKare Pte Ltd Singapore ライフサイエンス/ヘルスケア
糖尿病、心血管疾患、肥満、加齢などによって起こる慢性創傷の評価と管理を自動化する、画期的な AI 搭載システムを開発
13 Taiwan Carbon Shuttle Technology Co., Ltd. Taiwan 環境/エネルギー
貴金属回収から空気、水、土壌の汚染防止に至るまで精密な分離・精製を実現する、持続可能な炭素材料と炭素削減技術の開発
14 TopoLogic Inc Japan 環境/エネルギー
トポロジー材料の独自の電子、スピントロニクス、および熱電特性を利用した高性能半導体技術を開発
15 Vidi Labs Ltd Hong Kong 消費者向けスマートシティ・ソリューション
視覚障害者(VIP)や高齢者がより自立して安全に過ごせるよう支援するために設計されたコンパクトな AI 搭載のウェアラブルデバイス

AEAについて [WEB]

AEAは、アジア各国から、知恵や技術を駆使してチャレンジする若き起業家を呼び込み、大手民間企業からスタートアップ支援者まで、「公・民・学」が一体となったアジアのイノベーション創造におけるエコシステム(生態系)構築を目指したイノベーション・アワードです。

世界のあらゆる課題の解決に果敢に挑むアントレプレナー(起業家)は、新しい経済活動を産み、産業を創造し雇用を作りだす源であり、世界中でイノベーションの要として位置づけられています。

AEA開催地「柏の葉スマートシティ」について

AEAの舞台となる柏の葉エリアは、課題解決型の街づくりモデルを具現化する「柏の葉スマートシティ」として、「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つのテーマで街づくりを推進してきました。柏の葉スマートシティでは2019年から、街全体を実証プロジェクトのプラットフォームとし、新産業創造を加速させる「イノベーションフィールド柏の葉」が始動しており、様々な企業や団体が実証実験プロジェクトを実施しています。これまでAEAに出場した企業も、柏の葉スマートシティでの実証から導入、更には出資までつながった事例もあります。AEA出場企業に対しては日本進出のファーストステップを、日本企業向けにはスタートアップとの協業における柏の葉の実証フィールドの活用を支援いたします。

AEA運営委員会構成メンバー

東京大学産学協創推進本部

東京大学産学協創推進本部は、東京大学のオリジナルな研究成果を活用し、インパクトの高いイノベーションを実現すべく、知的財産の権利化、管理・活用、起業・事業化に係る支援を行っています。具体的には、研究者・学生向けの起業相談、ベンチャー企業向けのインキュベーション施設の運営・管理事業、東京大学協創プラットフォーム開発や東京大学エッジキャピタルを通した大学発ベンチャー企業への資金提供などを行っています。また、「東京大学アントレプレナープラザ」「東京大学アントレプレナーラボ」などのインキュベーション施設の運営を手掛け、更には「東京大学アントレプレナー道場」「EDGE-NEXT」「本郷テックガレージ」「FoundX」などのアントレプレナー育成教育プログラムを運営しています。本アワードを通じて、グローバルな視点に立って更なる起業文化・アントレプレナーシップの醸成を進めてまいります。

三井不動産 柏の葉スマートシティ

三井不動産は、不動産デベロッパーの枠を超えた「産業デベロッパー」という「プラットフォーマー」としての姿を進化させ、社会のイノベーション・付加価値の創出に貢献することを目指しています。千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅周辺エリアにおいては、「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つのテーマのもと、柏の葉スマートシティ事業を進めています。また、ベンチャー共創事業「31VENTURES」を中心に、三井不動産の持つ幅広い商圏と多岐にわたる事業領域を生かして、街全体で多世代・多分野・多国籍の人々がつながる新たな産業創造を目指しています。三井不動産および柏の葉スマートシティでは、2012年の立ち上げ時からAEAを支援しており、柏の葉エリアを舞台にアジアのスタートアップや大手企業・起業支援者が集まるイノベーション創造のエコシステム構築を進めてまいります。

TXアントレプレナーパートナーズ

TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、つくばエクスプレス沿線を中心に技術をコアとするディープテック・スタートアップの支援を行う組織で、地域の大学・研究機関、行政、民間企業、個人支援者が連携して、持続可能なスタートアップ支援のエコシステム構築を推進しています。スタートアップが自国・地域内に留まらず、アジアや世界に視野を広げる機会として本アワードを立ち上げ、これまで継続開催しており、日本をはじめアジアのスタートアップ育成環境の醸成を目指します。

日本ベンチャー学会

日本ベンチャー学会は、新産業創出にむけて、ベンチャー企業および一般企業における企業活動などについて理論・実証・実践に関する研修を行うとともに、産学協同の推進および企業家活動の支援に寄与することを目的とします。単なる研究者だけの集まりではなく、大手企業、ベンチャー企業、行政関係者など多様な人々のネットワークを形成しながら、「思考する学会」であると同時に「行動する学会」としての機能を高め、イノベーションの創出を担う企業家活動やベンチャーに関わる社会的なプラットフォームとなることを目指しております。

日本貿易振興機構(ジェトロ)

ジェトロは、国内外約120の拠点から成るグローバルなネットワークをフルに活用し、貿易・投資促進や調査・研究を通じ、日本の経済・社会の更なる発展に貢献することを目指しています。近年は、日本のスタートアップエコシステム育成やイノベーション創出に向けた取組を強化しており、「グローバル・アクセラレーション・ハブ」の設置等を通じた日本のスタートアップの海外展開支援や、ビジネスプラットフォーム「J-Bridge」の展開を通じた日本企業と海外企業との国内外の連携・協業を推進しています。

柏市

柏市は、「つどう(企業集積)・つながる(交流機会)・つくりだす(イノベーション)」をコンセプトに、総合的なスタートアップ支援を実施しております。

柏市は令和5年度からAEAに共催として参画しておりますが、今回は5年ぶりのリアル開催であり、多くのスタートアップや関係機関の皆様に実際に柏市へお越しいただける機会となっております。柏市を「つどう」「つながる」場として盛り上げられるよう、「つどった」「つながった」スタートアップの方々が「つくりだす」ためのご支援もさせていただきます。

柏市には、柏の葉地域を中心に、研究機関・学術機関・インキュベーション施設が集積しています。これらの地域特性を活かし、市内に集積するスタートアップの方々が活躍できるよう支援を推進しております。

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