縦型ショートドラマ専門クリエイター集団「ごっこ倶楽部」運営、2億円をプレシリーズA調達

SHARE:
Image credit: Gokko

縦型ショートドラマクリエイター集団「ごっこ倶楽部」を運営する GOKKO は9日、プレシリーズ A ラウンドで約2億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、i-nest capital、セプテーニ・ホールディングス(東証:4293)、ケップルキャピタル、W fund と、佐渡島庸平氏(コルク代表)、仲子拓也氏(z21 代表取締役 CEO)、亀井智英氏(Tokyo Otaku Mode 創業者)などの個人投資家。同社では調達した資金を使って、グローバル展開も見据え、コンテンツクオリティの強化とチーム拡大を推進数としている。

ごっこ倶楽部は2021年5月に結成した縦型ショートドラマを作り続けているクリエイター集団だ。分業制作が主流の日本のドラマ制作に対し、世界基準の制作スタイル(脚本、撮影、編集、投稿、マーケティングまでをワンチームで行う)を取り入れ、さらには視聴データの分析から改善までも全て自社内で行う。サービス開始から1年で、動画本数は200本以上を超え、累計再生数は5億回、投稿された動画へのいいねは1,800万回、フォロワー数は120万人を突破した。

こうした縦型ドラマコンテンツは企業の商品プロモーションにも利用できるが、従来からあるストーリーマーケティングではなく、(客を主人公にする)ナラティブマーケティングを取り入れられることでもプロモーションの出稿元から評価を得ているという。

ごっこ倶楽部と同様に、縦型短編のドラマやアニメ制作を行うスタートアップとして、韓国では Chungdam Media や KDDI などから出資を受け日本市場にも進出している WHY NOT Media などが頭角を現している。中国では、WeChat(微博)を展開するテック大手の Tencent(騰訊) が短編動画サービス「We See(WeSee)」上で短編ドラマシリーズ「Weiju(微劇)」を2020年に公開、数十億人民元(数百億円)を投じて、短編ドラマのクリエイターエコシステムを醸成させることを明らかにしている。

<関連記事>

via PR TIMES

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する